子どもは2人でいいと思っていたのに、3人目が欲しいと思い始めたママ。この気持ちどうすれば解消できる?
子どもを産み育てていくのは、言葉では表現できないほど大変なことです。そのため1人、もしくは2人産んで、もうこれ以上は産まない! と決めてしまうママも少なくありません。しかしときには、「もう1人欲しいな……」と気持ちが揺らいでしまうことも。あるママもそんな気持ちになっているようです。
『4歳と2歳の子どもがいます。男女産まれたこと、経済的にも余裕があるわけではないこと、つわりも寝たきりになるぐらいひどいこと、2人とも帝王切開だったことなどいろいろな理由があって、子どもは2人で終わりと思っていました。でもここ最近、自分や友達が妊娠する夢を見たり、知人が3人目を妊娠したことがわかったりで3人目が羨ましいと思ってしまいます。少し前までは妊婦さんや産まれたばかりの赤ちゃんを見ると、大変そうだな、自分はもう無理と思っていました。でも今は「いいなぁ~」と複雑な気持ちになってしまいます。自分で子どもは1人か2人と決めた方はこんな気持ちになりませんか? どうやって切り替えましたか?』
すでに男女それぞれ1人ずつ子どもがおり、経済的なことや体力的なことを考えて、3人目は作らないと決めていた今回の投稿者さん。しかし最近になって3人目が欲しいと思いだすようになってきたそうです。これ以上産まないと決めたときの自分と、今の子どもが欲しい気持ちとのあいだに葛藤があるみたいですね。そんな思いの投稿者さんに、ママスタコミュニティのママたちからは共感の声か届きました。
3人目が羨ましいという気持ち、わかるよ
『子どもはもういらないと思う私でも、妊娠と聞くと羨ましいよ』
『私は経済的理由や自分のキャパシティで2人と決めたけれど、本当は子だくさんに憧れていたんだよね(笑)。羨ましいと思ったっていいじゃん』
たとえ投稿者さんのように子どもの人数は2人だけと決めていたとしても、小さい子どもを見れば「可愛いな」と思いますし、妊婦さんを見ると「羨ましい」と感じることはあるでしょう。そういったことから3人目が欲しくなってしまうのは、決しておかしなことではないと思います。もしかしたら無意識に3人目が欲しくなってしまう感情は、自分が大変な子育てをしてきて、子どもへの愛おしさがわかるからこそうまれる感情なのかもしれませんね。ではこの気持ちはどのように切り替えていけばいいのでしょうか。
気持ちを切り替える方法は?
つわりの辛さ、出産の痛みを思い出す
『もうすぐ上の子が8歳、下の子が3歳になる。下の子もちょっと手が離れてきて赤ちゃんが恋しくなってきたかな。周りも出産ラッシュ。いいなぁと思ったときは出産のときの痛みを思い出す。自然と欲しい気持ちが消える(笑)』
赤ちゃんは可愛いですが、産むまでにはきっとたくさんの苦労もあったことでしょう。自然分娩であれば分娩の痛み、帝王切開では切開後の痛みを味わうことがあります。また人によってはつわりや陣痛も相当なものです。そのため出産にかなり強烈な記憶をもつママは少なくありません。そのときの辛い部分の記憶だけを思い出してみるのもひとつの手ですね。
2人きょうだいだからこそのメリットに着目する
『子どもが2人だと手をつないで歩けるから2人でいい』
『1人ずつ手をつないで歩ける。緊急事態で逃げるときも両腕で抱えられる』
『乗り物や習い事で親子参加になると、「親子3人まで」となっていることがある。子どもが3人だと参加が難しくなってしまう。そういうことを聞くと、3人目はいいかなと思える』
子どもが2人だからこそのメリットに着目してみるのもいいでしょう。子どもと手をつなげることもそうですが、イベントに参加するときに子ども2人までとママならば参加できるケースも多いようです。また筆者は3人きょうだいなのですが、遊園地に行ったときの2人乗りのアトラクションで、乗る組み合わせに悩んだ記憶があります。きょうだいが2人だからこそのメリットは、些細なところからまだまだ見つけられそうです。
子どもにかかるお金を具体的に計算してみる
『最近妹(上2人帝王切開)が3人目を妊娠したと連絡がきた。普通に「おめでとう」と言って、自分でもビックリするくらい羨ましく思わなかった。経済的にも2人が正解だと思っているからかな』
『3人目と考えたら、その後の食費、学費、保険、老後資金などいろいろ考えても、とてもじゃないけれどそんな気分になれないよ』
投稿者さんが子どもは2人と決めた理由のひとつに経済的な部分を挙げていますが、やはり実際のところ子育てには相当なお金がかかります。文部科学省が発表した「平成30年度子供の学習費調査の結果について」によると、もし子どもが幼稚園から高校まで私立を選んだ場合、高校を卒業するまで約1,830万円かかります。さらにそこから大学へ進むとなると、また別にお金が必要になります。例えば私立の大学の場合、初年度だけで約133万円以上がかかります。この他にも子どもが1人増えるだけで、食費や生活費などの諸々のお金もかかってきます。なんだかうしろ向きな考え方になってしまいますが、現実問題としてお金のことは考えなければなりませんよね。具体的な金額を知ることが、3人目が欲しいという気持ちを抑えることにつながるのではないでしょうか。
目で見えるもの、手で触れられるベビー用品の処分から始めてみては?
『転勤族だからベビー用品を処分していったら吹っ切れたよ』
『3人目欲しい。でも夫は男女両方いるし、もともと子どもは2人でいいと考えていたから、赤ちゃんの物を全部捨てて気持ちを切り替えようかなと思っている』
3人目を諦めるために、子どもが赤ちゃんのときに使っていたものを手放してみてはいかがでしょうか。子どもがいるならばどこの家庭にも、なにかしらの赤ちゃんグッズは残っていることでしょう。それを自分から見えるところ、触れるところからなくすことから始めてみてもいいですよね。
しかしいざ捨てるとなると、なんだか忍びない気持ちになってしまうこともあるでしょう。おもちゃ1つにしても子どもが使っていた頃の思い出があり、思い出まで一緒に捨てるように思えてしまうこともありますよね。もし躊躇してしまうのならば、「捨てる」のではなく「次の人に使ってもらう」ようにしてみるのもいいです。リサイクルショップやフリマアプリなどであれば、捨てることなく次の人に使ってもらうこともできそうですよね。思い出を誰かに託しながら赤ちゃんのものをなくしていくことで、急に欲しくなってしまった3人目への気持ちも薄れていくのではないでしょうか。
文・こもも 編集・古川純奈
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