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子どもの写真をSNSにアップすることはあり?なし?

※2020年10月時点の情報です。

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大人から子どもまで老若男女を問わず、多くのユーザーがさまざまな投稿を楽しんだり投稿されたものを閲覧したりできるSNS。何気ない日常を切り取った投稿を見ていると、時間を忘れてしまいそうになりませんか? 筆者も日々、わが子にもたせているお弁当写真を投稿しているのですが、他のユーザーさんのお弁当投稿を見ることも毎日の楽しみです。

しかしそのSNSも、使い方一つで楽しいだけではない結果を招いてしまうこともあり、怖いと感じているママもいることでしょう。

『本当に子どもがかわいかったら、子どもの写真をSNSにアップしない。この意見についてみんなはどう思う?』

SNSのみならずインターネットの中は危険と隣合わせの世界。インターネット上に 公開された書き込みや写真などの個人情報が、後から消すことが困難であることを指す「デジタルタトゥー」なんて言葉もあるように、何気なくアップした子どもの1枚の写真が、取り返しのつかないトラブルへの幕開けとなる可能性もあります。しかしこの世の中、気にしすぎていると何もできないと考える意見もあるかもしれません。

ママたちはSNSにお子さんの写真を載せることについて、どのように考えているのでしょう。

子どもがかわいいからSNSに写真はアップしない

『子どもがかわいいかどうかじゃなくて、常識がある親なら、SNSに写真はあげないと思うよ。周りのママたちを見ていてもそう思う』

『子どものことを大事に思うなら、誰が見ているかわからないSNSに写真を晒すようなことはしないだろうね』

小さなお子さんのなにげない日常やお誕生日などのイベントごと。アップされるよそのお子さんの投稿をSNSで見ない日はありませんよね。生まれたての赤ちゃんからはじまり、幼稚園・保育所、小中高、なかには大学生・社会人のお子さんの写真すら見かけることもあります。それだけ子どもの写真を保護者がSNSにアップすることは珍しくなくなったということでしょうか。

しかしママスタコミュニティにいたママたちは、投稿者さんが投げかけた疑問に対し、SNSに子どもの顔など、身元がわかるような写真はアップしないと話すママが大勢いました。

デジタルタトゥーの恐ろしさは小さな子どもにも関係する

『子ども本人の意思とは関係なく、世界中にデジタルタトゥーを残されてかわいそうだなと思う』

さきほども登場した「デジタルタトゥー」などネット上のみならず、公開された写真画像にまつわるネット犯罪は後を立ちません。これらのネット犯罪やネットトラブルは、中高生や大人だけの問題ではなく、小さな子どもにも影響を及ぼす可能性があるのです。

『子どもたちが大切だからSNSに写真はあげないよ。悪用されてもイヤだし、心ないことを言う人もいるかもしれない』

『あげない。自分の子を世間の晒しものにしたくない。だれが見ているかわからないのによく警戒心もなしに載せられるよね……』

『こんな時代だから誰が保存をして、どんな使い方をされるかと想像するだけでムリ』

ママたちの声にもあるように、インターネット上に投稿した写真は投稿者の意思や、写真に写っているお子さんの意思とは関係なくひとり歩きし、削除したところで半永久的に残るものだと言われています。

投稿された画像は、少し知識がある人であれば簡単に保存ができます。画像をスクリーンショットで保存したり、ソフトを使って強引にダウンロードしたりすることで、投稿者の画像をいとも簡単に手に入れてしまいます。

ダウンロードされるだけならまだしも、画像を加工して悪用したり、住んでいる場所や幼稚園・保育所・学校などを推測することも可能なため注意が必要です。

お子さんがかわいいと思うからこそ、そのようなネットトラブルに巻き込まれないよう意識することが大切ではと、ママたちは考えているのでしょう。

考えすぎでは?という声も……

『海外の親はバンバン子どもの写真をあげているけど、みんな普通に見えるよ』

『特別にかわいい子やお金持ちの子、芸能人の子なんか以外はそこまで神経質になる必要はないよ。住所や行動パターン、名前まで載せちゃうのは危機感がなさすぎるけど』

『外国人の友だちは、みんな子どもの顔をSNSに出しているよ。「私の愛する○○(名前)」とか何でも書いちゃっているし。海外は日本よりも治安がよくないけど、SNSが原因で犯罪とか考えたこともないし聞いたこともないと思う』

日本と外国では考え方や捉え方が違うと言ってしまえばそこまでかもしれませんが、気にしすぎではないかという声もいくつか寄せられていました。SNSに気を使っていても、学校のホームページなどで顔や名前がはっきりわかる写真が使われているなどの声もありました。学校などの場合、掲載拒否をできるケースもあるとは思いますが、どこまで管理できるかも難しいところですよね……。

SNSに個人情報を載せないことだけがリスク回避ではない?

『「○○さんがこの投稿を気に入っています」ってタイムラインに上がりまくっている人がいる。まったく知らない人なのに名前や住所、職歴や職場、子どもの顔とか名前など知っている人がいるよ』

ママがお子さんの顔や個人情報がわかってしまうような写真をSNSにアップしていなくても、通っている幼稚園や学校のアカウントをフォローしていると個人を特定されてしまう可能性があります。

ママの声にあるように、フォローしている・されている人からのアクションにより、個人情報が漏れていく可能性もあることには驚きです。お子さんをネットトラブルから守るためには、さまざまな方面から個人情報が漏洩しないようアンテナを張っていなければならないですね。

SNSを楽しむためには「プライバシー設定」が重要!

ネットやテレビなどで報道されている以上に、ネットトラブルは私たちの身近に常に潜んでいて、わが子がいつトラブルに巻き込まれてしまうかわかりません。子どもが怖い目にあってからでは、取り返しがつかなくなってしまう可能性もありますよね。

もしSNSに子どもの写真をアップするのであれば、不特定多数が閲覧できないようにアカウントを非公開にする、自分の投稿を読んでいい人の範囲を設定する、自分の画像へのタグ付けがされた場合に通知が来るようにするなどの「プライバシー設定」をしておくだけで、ネットトラブルを回避できる可能性がアップします。

子どもの写真をSNSにアップする・しないも個人の自由ではありますが、トラブルや犯罪に巻き込まれないためにも、対策はしっかりおこなってからSNSを楽しんでくださいね。

文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
「本当に子供が可愛いかったら子供の写真をSNSにあげない」