2020/10/22

親の希望を伝えたら怒った子ども。親子関係を良好にするためにママが気をつけたいことは

siki
まだ先のことだけれども、我が子が結婚するときのことを想像しない親はいないでしょう。自分が行った結婚式とも重ね合わせ、「こんな式にしてほしい」「こんな手紙を読んでもらいたい」といった希望を持っているママも多いのでは？　しかし、ママスタコミュニティには、20歳を過ぎた息子さんと「もし、結婚することになったら」という話をしたというママさんからこんな投稿がありました。

『「今の主流として、入籍するだけでいいんじゃないの？　結婚式をしたいなら、南の島で2人で挙げたら？　披露宴をしたいなら、会費制の友だち中心でいいんじゃないの？　私とお父さんや親戚のことは無視していいから……」と言ったら、「信じられない！　冷たい母親だ！」と非難されました。正直、息子の結婚式なんか面倒で参加したくないのが本音。「好き勝手にやれば～」という感じです。お嫁さん側の親御さんと、簡単に顔見せの会食だけでいい。変わっていて、冷たい母親だと思いますか？』

人付き合いが苦手だというママさんは、息子さんが結婚する際には結婚式にも別に参加したくないという様子。しかし、当の息子さんはそんなママさんの態度を咎めたのだそうです。そんな状況を知ったママスタコミュニティのママたちの反応は？

結婚式は親が口出しすることではない

『口出しすることじゃないと思う。お嫁さんがやりたがるかもしれない。もしやるとなっても出席するのが母親のつとめだと思う』

『息子と奥さんになる人が決めることだし、あからさまな態度を子どもにとってしまうのは親としてはよくないと思う。人前で手紙とかは恥ずかし過ぎるけど、我が子の頼みならもちろんやるよ。それが親』

自分が出席するとしても、結婚式は子ども自身がさまざまな思いをもって挙げるもの。母親としての希望や思いはあるにせよ、何も口を出さないほうが賢明かもしれません。「子どもが親孝行のために立派な式にしたいのなら、それに応えるのも親の役目」といった意見がありました。

豪華な結婚式は親の資金援助が大変だからやりたくない？

『私自身が「結婚式とかめんどくさい。そんなのにお金かけるなら旅行がてら海外で簡単に挙式して終わらせたい」と思っていたから、息子が「披露宴を大人数でやりたい」と考えていたら嫌だな。「親をあてにしないでね、そんなにお金は出さないよー」って

『「やるなら参列はするけどお金は自分でね」って先に言っといた方がいいよ』』

子どもが豪華な結婚式を挙げることについて、親が式費用を援助することを懸念している場合もあるでしょう。「お金を誰が出すのか」といったポイントに着目していたママもいました。

具体的な結婚の話が出ていないのに一方的に希望を言うのはNG

『息子さんに「どんな結婚式をあげたいのか」、「どんな思いを持っているのか」を聞いた？　人生の節目で「こうしたい！」と思っていることを否定されれば腹を立てるのも当然』

『まだ具体的な結婚話が出ていないのにそんな話をするからじゃない？』

『息子さんにわざわざ言う必要はなかったかもね』

今回のママさんは、息子さんから結婚相手を紹介されたり結婚式の相談をされたりしたわけでもないのに、自分から結婚式の希望をあれこれ息子さんに言ってしまいました。息子さんが怒ったのは、そうした状況もあったからかもしれません。

話の流れや雑談レベルで、無意識のうちにこちらの思いや考えを一方的に言ってしまうことは珍しくないこと。このママさんも「もしあなたが結婚式をするなら」と現実的に想像を膨らませたが故に、思わず口が滑ってしまったのではないでしょうか。それでも実際に結婚式をするのは息子さんとその結婚相手の二人であり、結婚式は本人たちの希望がなによりも大事。意見や希望は、息子さん側から聞かれてから初めて伝えればいいことです。親子と言えども、そうした気遣いや思いやりが、今後の親子関係にも影響するのかもしれませんね。

文・AKI　編集・山内ウェンディ