赤ちゃんが寝てばかりで母乳もミルクも飲んでくれない……。不安でいっぱいのママさんが今できることとは?
生まれてきた大切な赤ちゃんが母乳やミルクを飲んでくれないと、ママとしては心配でたまりません。さらに体重が軽いとなれば、なんとか体重を増やしてあげたいとの思いが強くなりますね。あるママさんがこんな投稿をしてくれました。
『37週と1日で2,400gの赤ちゃんが産まれました。母子同室でまだ3日目ですが、赤ちゃんが寝てばかりで母乳もミルクも飲んでくれず、途方にくれています。助産師さんが言うには、赤ちゃんの体調が悪く、あまり飲めないのも原因のようです。少しでも体重を増やしてあげたい……。母乳ってどのくらい飲んだかわからないですよね? 体重計はあった方がいい? それが不安で、母乳を飲まなかった場合の量でミルクを作ってしまいます』
ママさんの赤ちゃんは生まれたばかりということもあってかすぐに寝てしまい、母乳やミルクを十分に与えることができずにいます。当然、体重もなかなか増えず、軽いままなので「もっと大きくしてあげたい……」ママさんの焦りや不安な気持ちが投稿から伝わってきますね。ママスタコミュニティには、先輩ママたちからあたたかいコメントが寄せられています。
ママさんの不安な気持ち、すごくよくわかるよ!
『すごくわかる。私も見てわかること(ミルクの分量)に安心していた。母乳だとどのくらい飲んだかわからないよね』
『母乳を何ml飲んだかわからなくて不安になる気持ち、わかります……』
「赤ちゃんがどのくらい母乳を飲んだのかわからない……」という気持ちは、「もしかしたら全然飲んでいないのかも……」という不安に。ミルクなら量がはっきり分かりますし、「これだけ母乳を飲んだ」という具体的な数値が見えたら安心ができますね。でもその前に赤ちゃんは寝てばかりで母乳もミルクも飲んでくれない……不安でいっぱいのママさんへのアドバイスを早速見ていきましょう。
ママさんが安心するためにできることはある?
体重計を使って飲んだ母乳の量を測ってみる
『母乳は、飲む前と飲んだ後で体重を測って大体の量を把握します。ベビースケールがあれば便利です。買わなくてもレンタルができるから、取りあえず1ヶ月だけ借りるという手もありますよ』
『私は神経質で心配症なので体重計を買うかすごく悩んだ。レンタルはいいかもね! ママさんが「どのくらい飲んだかわからない」と不安になって過ごすくらいなら、レンタルをして“安心感をお金で買う”という考えもありだと思う。買わなくていいと周りから言われて悩んだとき、私は姉からそう言われた』
母乳をどのくらい飲んだかを測る方法として、授乳前後に赤ちゃんの体重を測る方法があります。ママさんも赤ちゃん用の体重計があった方がいいのかと悩んでいますね。使うとしても数ヶ月なのでレンタルを利用することもできます。体重計があれば飲んだ母乳の量がわかるので、足りない分あとどのくらいミルクを作ればいいのかがわかる。さらに赤ちゃんの体重の増減がきちんと数値でわかるのでママさんにとっては体重計があることの方がメリットが大きいといえるでしょう。
看護師さんや助産師さんに相談する
『不安なことを看護師さんや助産師さんに相談してみたら? みんな不安だから、わかってくれると思うよ』
産院にいれば、助産師さんや看護師さんともお話ができます。少しでも不安なことがあれば、すぐに相談を! 1人で悩んでも解決できないことは多いですから、ここはプロの経験と知識に頼りましょう。相談をすることで、ママさんや赤ちゃんに合わせた的確なアドバイスがもらえるはずです。
不安ならミルクに切り替えても
『私はおっぱいが出なくて、一生懸命頑張りました。でも赤ちゃんは嫌がるし、周りは「おっぱいがいいよ」と言うばかりで、私自身が辛くなり、完全にミルクに切り替えました。そうしたら赤ちゃんが少しずつミルクを飲むように。ミルクはお金もかかるし、作るのが面倒だけど、飲んだ量がわかる。そして私が風邪をひいても薬が飲めるし、なにより人に預けることもできたのでミルクに切り替えてよかったです。それぞれの人にあったやり方があるので、ママさんが1番安心できるやり方がいいと思います』
『あまり母乳ばかりを人に強制するのはよくないよ。余計にその人を追い詰める。母乳に拘りすぎて、辛くなる人もいる。私の場合は、母乳は断乳が大変だし、夜泣きの元(おっぱい依存で)だと考えた。それに自分自身が不眠症のため、選択して完全ミルクに。いろいろな人がいるからね』
赤ちゃんは母乳で育てた方がいいと言われることもありますが、ママさんが母乳のことで大きな不安を感じれば、それがストレスになります。ストレスを溜めてしまうくらいなら、ママさんが安心できるミルクに切り替えるのも1つの方法です。周囲からは「母乳じゃないの?」などと聞かれても、人それぞれ、都合や考え方はみな違います。ママさんがやりやすく、気持ちが楽だと感じる方法を選択してみてはいかがでしょうか。
ママだって初めてのことばかり。産後間もない時期は誰もが不安になるもの。でも大丈夫だよ!
『もうね、1日中おっぱいをくわえさせっぱなしでいいよ。私も1日中お乳を出しっぱなしだったわ。母乳が軌道に乗るまで不安だったり大変だろうけれど、頑張れ!』
『産まれて嬉しい反面、いろいろな不安もありますよね。わが家も下の子が小さく産まれて、母乳のことで悩みました。でも赤ちゃんもまだこの世に産まれて間もないし、お母さんもお母さんになりたてだから、悩むのは普通のことですよ。私も悩みすぎて、胃潰瘍になりました。そんな娘も18歳で、小さいと泣いて悩んだことが嘘みたいに大きくなりましたよ。大丈夫なので、安心してください。赤ちゃんもまだ慣れなくて一生懸命なんでしょうね。そのくらいの可愛くて小さな頃が、懐かしいし、戻りたいな』
赤ちゃんが生まれて間もない今、ママさんだってママになったばかりの状態です。右も左もわからないことだらけですし、初めての経験がたくさんありますよね。母乳をあげるのだって初めてですから、不安になるのは当然のことです。でも赤ちゃんがある程度大きくなって体調が良くなり、体力がつけば寝ることも少し減り、小さいながらも頑張って母乳を飲もうとするようになるでしょう。
実は筆者の子ども2人は、両方未熟児で生まれました。上の子は産院の保育器に4日間、下の子は産院では対応に不安が残るということで総合病院に半月入院しました。本当に小さくて最初は母乳を飲まずにいたのですが、体が大きくなってくると少しずつ飲めるようになりました。そして1歳の頃には「え? 未熟児だったの?」と周囲から言われるくらいに成長しましたよ。
子どもの成長には個人差がありますが、みんながみんなずっと小さいままでいることはまずありません。不安や悩みを助産師さんや看護師さん、そして旦那さんに相談したり、ときには愚痴もこぼしたりしながら気持ちを落ち着かせて、ぐんぐん成長していくお子さんとふれあってみてくださいね。
文・こもも 編集・清見朱里 イラスト・なかやまねこ
関連記事
※母乳は出たけど、あえて完全母乳育児にしなかったママたち。その理由は?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 新生児ミルク飲まない病みそう