学校に行きたくないと泣き叫ぶ小学4年の娘。不登校は甘え?と思うママへのアドバイスは?
子どもが学校に行きたくないと言い出したとき、親としては驚いたり、焦ったりしてしまうでしょう。そんな中、子どもに対してどう接すればいいのかは、難しい問題かもしれませんね。あるママさんも、お子さんが不登校になりつつあるようで、どうすればいいのか悩んでいます。
『不登校は甘えだと思いますか? 4年生の女の子です。無理やり泣き叫んで学校に連れて行くのは、やりすぎですか? 今までは泣き叫んでも連れて行っていました。先生もクセになりますよと言っていたので。でも、もう泣き叫んで連れていくのは違うような気がして……』
小学4年生の娘さんが、学校に行きたくないと泣き叫んでしまうそうです。それでも無理に行かせていたのですが、やりすぎなのではないかと疑問を感じているようですね。ママたちが意見交換をするママスタコミュニティのママたちは、ママさんのしたこと、そして考え方に対してどう感じているのでしょうか。
無理やり学校に行かせるのはやりすぎかもしれない
『ママさんと同じことをして、部屋から出てこなくなった子がいるよ。やりすぎだと思う』
『うちも行きたくないと言うのに無理に行かせていたら、ストレスで顔面神経痛になって鬱にもなった。しばらく入院していたよ。顔の麻痺はだいぶよくなったけれど、完全には治らないかな……。申し訳ないことをしたと思っている。それからは完全不登校。家にいるようになって精神も安定してきて、今は通信制高校に行っているよ』
ママさんは泣き叫ぶお子さんを、無理やり学校に行かせていたそうですが、これに関しては「やりすぎ」という意見が出ています。実際にお子さんが不登校になったママからも、同じように無理に学校に行かせた結果、体調不調になって入院したり、自室から出てこなくなってしまうなど、お子さんにとって大きな影響があったというコメントが寄せられました。
まず不登校の原因を知ることが先
『やりすぎ。原因究明が先』
『泣き叫んでいるのに無理やり連れて行ったところで、原因がわからないと何も解決しないよ』
『まずは話を聞いてあげて』
子どもを無理に学校に行かせるだけでは、問題の解決にはならないでしょう。なぜ学校に行きたくないのか、根本的な原因を突き止めるのが先ですね。原因がわかれば対処の仕方も見つかるでしょうから、まずは娘さんの話をよく聞いてみましょう。
ママさんのお子さんの場合、どんな原因があるのかというと……
『いじめられていたトラウマと、学校に行っても仲がいい子がいなくて孤立しているのが原因なのだそう』
ママさんからのコメントを見る限り、お子さんの不登校の原因は「いじめ」と「孤立」のようです。学校に行くとまたいじめられてしまうかもしれない、助けてくれる友達もいないことが、学校に行きたくないと思わせている原因のようです。
今後ママさんができることは?
学校としっかり話し合う
『今は「学校」という場所だから休めばいいけれど、この先大人になったときには「社会」に出る。そのときに休めばいいというクセがついていると、本当に大変だよ。ひきこもりになってしまうよ。学校ときちんと話して、ストレスがなく行かせる方向にできるのが一番いいよ』
今は小学生なので学校を休むこともできますが、この先大人になると、そうはいかないこともあるでしょう。社会人になって休みがちになると、働くことが難しくなる可能性もあります。子どもが「簡単に休むことができる」「嫌なことがあれば休めばいい」と思わないためにも、今の問題を学校側と一緒に解決させる必要がありそうです。
家庭教師やフリースクールなどを利用する
『家にいても解決しないのは事実かな。学校に行けるように環境を整えるか、病院にかかるか、フリースクールを考えるか、何かしら必要だよね』
『行きたくないなら、無理に行かせなくていいんじゃない? 学校の時間を違うことに使えば? 家庭教師を呼ぶとかフリースクールに通うとか、何かあるでしょ』
学校に行かないといっても、家で何もしないのでは問題の解決にはならないでしょう。学校に行っている時間は、不登校の子どもたちを受け入れてくれるフリースクールなどを活用してみるのもよさそうです。また勉強が遅れてしまうのも心配ですから、家庭教師をお願いするなど対策をとることも考えてみてはどうでしょうか。
お子さんを守れるのは親だけ。今はお子さんを見守る
『娘が不登校だった。教育委員会の相談窓口に親子で行き、それぞれカウンセリングを受けたとき「娘さんはとても頑張っていますよ」と言われハッとした。うちもいじめられてクラスに入るのが怖くなって、学校に行きたくないとなった。でも本人の気持ちを1番に考えないといけないと私が猛省し、それからは見守った。不登校は甘えじゃない。ママさん、お子さんの気持ちを大切にしているとは思いますが、守ってあげてください!』
お子さんの気持ちを考えると、無理に何かをさせるのではなく、娘さんがしたいと思うことをさせたりするのもいいのかもしれません。ママさんはあくまで見守るという立場になって、もし娘さんがサポートを必要としたら全力で支えるようにするのも考え方の一つでしょう。
誰がなんと言おうと、ママさんは子どもの味方になってあげて
『原因がはっきりしていて、子どもが行きたくないと言ってるのに無理に行かせたら、子どもの味方はもう誰もいないよね……』
『お母さんだけは外野から甘えと言われても、味方であってください。元不登校の母です』
子どもが不登校になると、親としてどう対処したらいいのか戸惑い、ときに子どもに厳しくしてしまうこともあるのでしょう。今回のママさんも、無理に学校に行かせていたようなのですが、それが正しいことなのか疑問を感じていました。他のママたちからの意見を見る限り、無理に学校に行かせるのは、子どもにとって悪影響になることがあるようです。今回の場合は原因がいじめとわかっていますから、まずは学校と話し合って、対処法を考えて行くことが先になりそうですね。
不登校は事情を知らない他人からみたら「甘え」と思えてしまうこともあるかもしれません。でも一番苦しいのは当事者の娘さんです。子どもが抱えるつらい気持ちに親が寄り添わず無理強いし続けると、体調に悪影響を及ぼす可能性さえあります。辛い気持ちを抱えているからこそママさんが見守り、味方になってあげましょう。
文・こもも 編集・横内みか イラスト・Ponko
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