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【第九夜】「あなたは優しすぎる」霊が視える知人に言われた言葉の意味とは? #身の毛もよだつ恐怖の体験

前回からの続き。ときどき不思議な体験をしていた私ですが、ある日、友人から紹介したい人がいると言われました。面白い企画を立てる人と紹介されたその人は同時に「霊が視える人」でした。
【第八夜】「あなたは優しすぎる」1
Aさんは私を見ながら「これだけ大きなものを背負っているから、過去になにかあったね。墓石を壊したりとかしていない?」と聞いてきました。学生の頃に納骨堂で見かけた霊を思い出しましたが、あのときも私は何か壊したりはしていないので、「実家は納骨堂に御骨を収めているので墓地には入ったことがありませんし、何かを壊したりはしていません」と伝えました。
「そうかぁ」とAさんはつぶやき、また私を見ます。

【第八夜】「あなたは優しすぎる」2

【第八夜】「あなたは優しすぎる」3
自分が優しい人間かどうか、私自身にはわかりません。でも「優しい人が良い人ということではない」この言葉は時折思い出しています。やがて年を取るにつれて不思議な体験はしなくなっていき、今では全くそういう体験はありません。「程よい人間」になれたのでしょうか……。確かめる術はありませんが。

文、作画・水戸さゆこ

※この漫画は作者の実体験を元に作成しています。

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