給料明細を持って来なくなったダンナ。怪しむべき理由とは？
毎月の給与が書かれている給料明細。ダンナさんのものはチェックしていますか？ 家計を管理しているのが夫婦どちらなのか、共働きかそうでないかでも違ってくるかもしれません。
では仮に毎月、給与明細を見せてくれていたダンナさんが、最近まったく見せなくなったとしたら。疑問を抱くママは少なくないのではないでしょうか？
明細をもらうたびの「ありがとう」が恒例という家庭も
ママスタコミュニテイにあったのは、こんな投稿でした。
『ダンナさんから給料明細って、見せてもらう？ 給料が振り込まれる通帳は私が管理しているから、手取りの金額は知っている。ただ最近なぜか明細を持って来なくなったのが、不思議なんだよね。ちょっと怪しい気がするんだけど』
たまに持って来ないのなら、”うっかりミス”ということも。ただ、あるときを境に持って来なくなったとしたら、投稿者さんに見せたくない理由がありそうです。
投稿に集まったコメントで多数派だったのは、見せてもらっているママたち。家計管理もすべて任されている家庭が多くありました。
『明細は手渡しでもらうし、給与振込の通帳も私が持っている』
『毎月必ず持って来てくれるから、「お疲れさま」って声をかけるよ』
『”渡さない人がいるんだ！”って驚くほど、当たり前のこと』
明細を渡される瞬間が、ひとつのイベントのようになっている家庭もありました。
『だいたい給料日前にもらってきて、家に帰ったらすぐに持って来るよ。私が「ありがとう。お疲れさま」を言うまで、犬みたいに待っている（笑）』
『ほめてほしいらしく、いつも見せに来る。ほめるとうれしそうだよ』
ほめてくれるのを待つダンナさん。微笑ましい光景ですね。
見る？見ない？家計管理には夫婦ごとのルールが
少数ながら、家計管理をダンナさんがやっている家庭もありました。
『見せてもらえない。生活費もダンナがまとめている。私は月3万円をもらうのみ。ダンナの父親がそういう人だから、「俺もそうするんだ」って！ モラハラだと思うんだけど』
『見たことがない。ダンナがいくら稼いでるのかも知らない。自分自身もいくら稼いでるのか知らない。金の管理はダンナ』
几帳面な性格であるなど、率先してお金の管理をしたいダンナさんもいるでしょう。向いているほうがやればよいのは当然ですが「見たくても見せてもらえない」場合は話し合いの場を持ったほうがよさそうです。
共働きでも明細を見せ合っていたりお互いノータッチだったりと、家庭によってさまざまです。
『見たことない（笑）。我が家は共働きなので、お互いに収入がある。お互いの給料も知らないし、気にならない』
『お互いにいちいち見せ合わない。ダンナは几帳面だから、ファイルしてリビングに置いてあるけどね。私はそんなことできない』
『お互いに見せ合って「今月もありがとう。お疲れさま」って言う決まりになっている。今まで持って来ていたのに持って来なくなるって、なんかイヤだね。単にWEB明細に変わっただけかな？』
今回コメントの中に多かったのが、この「WEB明細」という言葉。ペーパーレス化が進み、これまでのような紙の給料明細がなくなった職場があるようです。
今や主流はWEB明細？面倒になり、見なくなったママが多数
WEB明細になればよりチェックしやすくなるのかと思いきや、逆の事態となっている家庭も。
『会社のホームページから確認できるから、「見たければ勝手に見て」と言われている。が、面倒臭いので見たことがない』
『パソコンにパスワードを入れないと見られないから面倒臭いし、見ない。通帳は私が管理しているから、振り込まれた金額はわかるし』
それまでは手渡されるだけだったのが、パソコンを開きパスワードを入れて見るものになったWEBの給料明細。ママ側にとっては、手間が増えただけのようです。なかにはさらにややこしい職場もあるようで……。
『たまに見ている。でも会社のパソコンから自分でプリントアウトしなきゃいけないから、他の人がいるときはイヤみたい。年に1〜2回、まとめて印刷してくるよ。本人は自分の月収も年収もわかっていない』
『ペーパーレスになってから、見ていない。印刷もできないんだってさ』
見ていないけれど、通帳を通して手取り金額だけは知っている。そんな意見が目立ちました。
明細に隠された秘密も。振り込み金額だけではわからないことが
投稿者のダンナさんが見せてくれなくなったのも、もしかすると明細がペーパーレスになったことが理由かもしれません。ただ給料明細に書かれているのは、手取り金額だけではないですよね。残業代や勤務日数、有給の消化日数などがひと目見ただけでわかるようになっています。ダンナさんを疑うのは申し訳ないけれど、こっそり有給を使って休んでいた日があったとしても……明細を見なければわかりません。
こうした体験談もありました。
『必ず見せてもらう。一時期「出さないな～」と思っていたら、事故か何かで生じたお金が給料から天引きになっていたことがあった。男はわかりやすい』
『うちはずっと持ってこなかった。調べてみたら会社に毎月頼んで、自分管理の口座に別口で振り込んでもらっていた。多いときは、月10万円。1年くらいは黙認していたけど、お金の使い方でケンカになりすごく怒ってからは持って来るようになった。パソコンですぐに手作りできるような明細だから、あんまり信用していないけど』
投稿者さんも怪しむくらいなら、ダンナさんに正面から理由を聞いてみてはいかがでしょう？ 「やっぱりWEB明細になったせいか」と、納得できればよいですね。ご健闘を祈ります！
文・鈴木麻子 編集・しのむ イラスト・加藤みちか
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