「在宅」「テレワーク」が求人の新たなキーワードに!新型コロナウイルスの影響でママの働き方も変わりそう
新型コロナウイルスの影響で、「会社に出勤せず自宅で仕事」という働き方の人は増えたのでないでしょうか。オンライン型転職エージェント「ジョブクル転職」を運営する株式会社スマイループスが、新型コロナウイルス感染症による求人動向調査を実施しました。そこで明らかになったのは、転職市場における新たなキーワードの出現でした。新キーワードについてみる前に、まずは求人数に大きな変化があった業種をみていきます。
求人数の減少率が高かったのは「販売・サービス業」と「事務・アシスタント業」
まず2019年7月と2020年7月の新着求人数の推移を比較します。新型コロナウイルスの影響もあるのでしょうか。2020年7月の新着求人数は1年前の2019年の7月と比べて全体で15%の減少となっています。なかでも求人数の減少が激しかったのは「販売・サービス業」と「事務・アシスタント業」でした。
2019年7月と2020年7月を比較したとき、「販売・サービス業」はなんと62%もの求人数の減少となっています。「事務・アシスタント職」も63%の減少と、どちらも1年前と比べて6割以上も求人数が減っていることになります。例えるなら1年前には100名の新規求人があったのに、現在は40名を切る求人しか出ていないわけです。新型コロナウイルスによる外出自粛の影響は、転職市場にも及んでいるようです。
応募が増えた求人のキーワードは「在宅」や「テレワーク」
2019年7月時点では、「在宅」や「テレワーク」をキーワードに含んでいる求人への応募率は、含んでいない求人への応募率の約半分となる52%ほどしかありませんでした。在宅でできる仕事への求職ニーズはそれほど高くなかったといえるでしょう。
しかし1年後の2020年7月時点では、「在宅」や「テレワーク」をキーワードに含んでいる求人への応募率は、含んでいない求人への応募率と比べて128%と大幅に増えていました。すべてが新型コロナウイルスの影響とは言いきれませんが、自宅で仕事をする「在宅」や「テレワーク」のニーズの高まりは2020年の7月以降も続いていくのではないでしょうか。
在宅でできるのはどんな仕事?ママたちに聞きました
在宅でできる仕事には、どんなものがあるのでしょうか。
資格が必要な仕事です
『設計図作成』
『知り合いで在宅で仕事している人が何人かいるけど、みんな有資格者か、高学歴の編集者・ライターだわ』
その仕事に必要な資格をもっていれば、働く場所が会社でなくとも自宅でできる仕事はあるでしょう。では資格がなかったら自宅での仕事はできないのでしょうか。実はそうとも限らないようです。
資格がなくても在宅でできる仕事があります
『うちの夫の会社に来る派遣の人がパート事務で在宅だよ。資格はない。もともと会社に出勤だったけど、新型コロナウイルスでずっと在宅になった』
『資格はないけど、校正をやっている。面白くなってきたから、資格をとって本格的にやろうかな』
事務のパートをしていたら会社から在宅勤務を指示された、というケースがありました。また経験さえあれば資格は関係ない、という仕事もあるようです。求人情報が出るタイミングと応募のタイミングが合えば、資格がなくても在宅仕事をすることは不可能ではなさそうですね。
「新しい生活様式」での働き方は未知数。仕事のやり方は選択肢が広がるかも
新型コロナウイルスの影響による「新しい生活様式」はまだ始まったばかりです。働き方もこれからまた変化していくかもしれません。会社に行く仕事のスタイルが減った分、在宅でできる仕事が増えていく可能性もあるでしょう。
在宅勤務やテレワークが仕事の主流なスタイルとして定着するのかは未知数でしょう。しかし「自宅で仕事をする」スタイルも、2020年以降しばらくは仕事を探すときのひとつの選択肢になっていきそうです。これから仕事を探すときは、「在宅」や「テレワーク」もキーワードに含めるといいかもしれませんね。
文・しのむ 編集・千永美
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