反抗期の娘に疲れた。「もう母親を卒業してもいいですか?」
ママスタコミュニテイによく寄せられる相談のひとつが、わが子の反抗期についての悩みです。思春期における反抗は、子どもから大人への成長過程のひとつとされています。しかし反抗期、と理解しているはずのママも、あまりに身勝手な行動や暴言に出合うとガマンができなくなってしまうようです。
「ぐうたらパートのくせに」娘の暴言に、もう限界!
今回投稿されたのは、娘さんの反抗期に疲れてしまい「もう母親を卒業したい」という悩みでした。
『中学生の次女の反抗期がつらい。もともとちょっとアマノジャクな性格です。先日テストで学年2位をとったのでほめると、「ぐうたらパート勤務をしている人に言われたくない」と素直じゃないことを言い出しました。「なんだよ〜」とハグをすると「やめてよ! キモい!」。反抗期なんだな、と実感しました。
ダンナや長女は「反抗期だから仕方がない」と言いますが、”反抗期”って都合のいい言葉ですよね? 「すぐ顔を真っ赤にして怒って、恥ずかしい」「将来ママよりも稼ぐ人間になってやる」。これが反抗期の女子の言うセリフですか? もう疲れました。この子の母親、やめたい。何かアドバイスをお願いします』
裕福な家庭の子も少なくないであろう私立中学校に通っている娘さん。投稿者さんは「ぐうたら主婦の我が家に、劣等感を抱いているのでは?」と考えているとか。
同様に反抗期のわが子に手を焼く、悩めるママたちからの共感が寄せられました。
『うちにも中学生がいて、反抗期。しょっちゅう「母親やめたい」と思うけど、投稿者さんのところは激しいね。うちはマシなんだと思った。もう放っておきたいけれど、それもできないからストレスなんだよね』
『うちにも中学3年生、反抗期真っ只中の息子がいます。昨日は息子がイヤでたまらない1日だった。今日はおたがい落ち着いていて、仲よく過ごせた1日だった。日によってムラがあります。母親とはいえ、ひとりの人間。完璧な対応なんてできないし、腹が立ってガマンできないこともあります。毎日毎日どうしたらいいのか……。疲れるし、悩みが尽きません』
『うちの中学3年生長男も、反抗期。いつまでもゲームばかりしているので「宿題しなさい」と言ったら反抗してきて、壁を蹴って穴を開けました。疲れますよね』
程度の差はあれ同世代の子を持つ家庭では、日々何かしらのバトルが繰り広げられているようです。
一番身近な存在であるママに、マウントを取ろうと必死なのかも?
「もう母親をやめたい」と考えるほど、追い詰められている投稿者さん。娘さんの容赦ない言葉には、性格的なこともプラスされていそうです。
『学年2位? 賢い子は、言うことも鋭いナイフのようだね。距離を取ってあげれば? きっと親離れのときなんだよ』
『頭がよい子にいるタイプね。たぶん、教師もバカにするタイプ。姉がこんな人間だよ。マウントが大好き。投稿者さん、相手にしちゃダメですよ〜』
おそらく娘さんは”ママ”という大きな壁を乗り越え、自立しようとしているところなのでしょう。目の前にいる越えるべき相手に対し、少しでも優位に立とうと必死のようです。
ただ娘さんの激しい感情をぶつけられる投稿者さん本人にしてみれば、腹が立つのは当然です。
『見下されているね。私なら、あまり接しないようにするわ。疲れるもの。アマノジャクなら放っておいたほうがいいんじゃない?』
『次に何か言うまで、距離を取ってみたら? 反抗と見下しは別物だよ。誰のおかげでここまで育ってきたのか、あなたの娘は知るべきだわ』
『お疲れさまです。大事に育ててきたでしょうし、そんなことを言われたら母親だって傷つきますよね。娘さんは反抗期の渦にいて、自分ではコントロールができないのかな。今はうまく距離取ってあげたほうがいいのかも。少し大人になれば「迷惑をかけたな」と思うのではないでしょうか?』
ハグを試みるなど、投稿者さんは娘さんと正面から向き合おうとしています。しかしママたちからは「少し距離を取ったほうがいいのでは」というアドバイスがありました。
しっかり”母親”ができるのも、あと少し。今が踏ん張りどき!
コメントをくれたママたちがとくに腹を立てたのが、パート勤務で頑張る投稿者さんを「ぐうたら」と批判したことです。「いくら反抗期でも、言っていいことと悪いことがある」というのが、共通した見解でした。
『パート勤務で何が悪い? 「あんたの食べているもの、その服、家にあるものはパートで稼いだ金で買ったものだ。バカにするな!」って、私なら怒る』
『そのパート勤務のぐうたら人間に、ご飯を食べさせてもらっているのは誰かしら?』
どこまでもママに甘えているのでしょうね。一緒になって怒ってくれるママたちの声に、投稿者さんも少しは腹の虫がおさまったのであればいいのですが……。
『私も昔、母親に同じようなことを言った覚えがあります。「お母さんみたいな母親には絶対にならない!」って。とても後悔しています。結婚して子どもを授かり同じように母となった今は、母親にとても感謝しています。娘さんも大人になれば、きっと気づくときがきます。どうか今はガマンして見守ってあげてください』
あまりに疲れたら、母親業を数日お休みするのもアリかもしれません。ただ”卒業”してしまうのは、投稿者さん自身が後悔することにもなるのでは? 娘さんがしっかり親離れをするまで、おそらくあと数年。ママを客観的に見られるようになれば娘さんは、いかに自分の言動が浅はかだったかに気づくでしょう。ダンナさんや上の娘さんにも協力してもらいつつ、ママとしてもう少しだけ頑張ってみてはどうでしょうか。
文・鈴木麻子 編集・しのむ イラスト・Ponko
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