「旦那さん」「わかりみ」「妊娠菌」……。ママたちが嫌悪感を抱く言葉とは?
言葉は生き物ですから、時代とともに変化しますよね。「食べれる」「見れる」といった「ら抜き言葉」も正しい日本語の使い方ではありませんが、多くの人が使用しており言葉として定着しつつあるかもしれません。「ら抜き言葉」はあまり耳障りに感じなくても、流行語や聞き慣れない言葉遣いには嫌悪感を抱くママはいるのではないでしょうか。今回取り上げる投稿もその一つです。
『よく使われているけれど嫌いな表現ありますか? 私は「シェアします」「共有ありがとうございます」などの言葉を見ると気取ってんじゃないよと思います』
投稿者さんは、SNSで頻繁に使用される言葉に違和感を覚えるようです。SNSはスマートフォンの普及とともに利用者が増え、聞き慣れない言葉も多く使われるため不快な気分になる方もいるかもしれません。他のママはどんな言葉に嫌悪感を抱くのでしょうか。ご紹介します。
若者言葉、流行語に嫌悪感を抱くママたち
『「わかりみが深い」この意味がわからないからきらい』
『「嬉しみ」とか聞き慣れない』
『インスタでよく見かける「よき」というやつ。最初見たとき「は?」と思った。普通に言えって思う』
『アラフィフの人が男性社員の部下に「うん! よきよきー」と褒めていた。ゾワっとした。どこでそんな言葉を覚えた?』
「わかりみ」「よき」など若者言葉に嫌悪感を抱くママたちの声も寄せられました。「わかりみ」は2019年ギャル流行語大賞の「わかりみが深い」からきているようです。意味は「よくわかる」を指し、X(旧Twitter)やLINEなどのSNSで使用されています。また「よき」は2016年女子流行語大賞で2位となった若者言葉です。著者は知りませんでしたが、意味は「いいね」だそうです。みなさんは知っていましたか? 若者ではない人が若者言葉を使っているのを聞くと、若作りをしているように聞こえて嫌悪感を抱く方もいるようです。
身内に敬称をつけることに違和感を覚えるママたち
『自分の旦那のことを「旦那さん」』
『夫のことを旦那様って言うのが苦手』
『自分の息子のことを小さな彼氏って言う人引くわ~』
『旦那さん、長男くん』
身内に「さん」や「くん」などの敬称をつけることに違和感を覚えるママもいました。ママはパパや子どもに敬意を表現したくて使っているのかもしれませんが、身内に敬称をつけることに嫌悪感を抱くママは多いのかもしれませんね。
妊娠、育児などに使われる言葉も苦手なママはいる
『授かり婚』
『妊活。授かり婚』
『妊娠菌』
妊娠にまつわる言葉を短縮してキャッチーにした言葉に嫌悪感を抱くママもいました。こちらの表現は雑誌記事などでもよく目にしますよね。生命を授かる妊娠を、あえて軽い言葉で表現することで話題が重くならないようにしているのでしょうか。こちらの言葉を取り上げたママたちは妊娠を経験した当本人だからこそ、軽んじているように感じ嫌悪感を抱くのかもしれませんね。
敬語の乱れにNGなママもいる
『結婚させていただきました。入籍させていただきました。芸能人の会見で言っているけれど、おかしい』
身内に敬称を使うのと同じく敬語表現の乱れを感じる方もいるようです。ビジネスシーンなどでもよく耳にしますよね。文化庁の「敬語の指針」によれば、「させていただく」の使い方として、以下2つの条件が挙げられています。
●そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちがある場合
2つの条件をどの程度満たすかによって使っていい場合とそうではない場合があるようです。たとえば「コピーを取らせていただけますか?」の場合は、相手に許可をもらいたい、なおかつコピーを取ることで恩恵を受ける気持ちが含まれているため、適切な表現のようです。
しかしママのコメントにあるように、芸能人が記者会見で「結婚させていただきました」は適切な言葉遣いではないようです。なぜなら結婚は個人で決めるもので、相手の許可も恩恵を受けるものでもないからです。こちらも言葉に敏感なママは嫌悪感を抱きやすいのかもしれません。
ママたちから寄せられた言葉を見ていくと、正しい日本語を使用していないものや仲間同士で使用する若者言葉、また妊娠を軽く表現している言葉に嫌悪感を抱きやすいようですね。自分の言葉遣いは子どもの手本にもなるので、いま一度自分の言葉遣いを意識してみてはいかがでしょうか。
文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ
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