毎朝登校班の集合に遅れてくる子にイラッ!私の対応は大人げなかったですか?
班長さんや副班長さんなどの子どもたちが中心となり、児童が安全に登校できるように作られた登校班。みなさんのお子さんの学校には登校班はありますか? 交通ルールを覚えることができる、道に迷わない、安全など多くのメリットがある一方で、登校班がもととなりトラブルが起ることもあるようです。
『登校班の集合時間に、いつも3~5分ほど遅刻してくる小5の女の子がいます。遅れているにも関わらず、爪をいじりながらだるそうに歩いてきます。私が「時間だよ!」「あと5分はやく家を出てきて」って言っても返事なし。このやりとりを数回しています。
昨日も遅れたので頭にきて、「もう時間だから待たなくていい」と時間ピッタリに出発させました。そうしたら今日は親同伴で集合場所に来て、その子の親が「いつも迷惑をかけているみたいで? なんか、すみませ~ん。今日は1人で行くことにならないように私も来ましたぁ」だって。遅刻した子を置いて行かせたこと、大人げなかったかな?』
小1のお子さんをもつ投稿者さんは、お子さんの希望で毎朝登校班の集合場所まで付き添っているのだそう。毎日遅刻する小5の女の子にしびれを切らし、班長さんに「時間通りに出発していい」と促したようですね。自分の対応は大人げなかったかもしれないと話す投稿者さんですが、ママスタコミュニティのママたちは、この一件をどのように感じたのでしょうか?
登校班で遅刻はNG!共感の声が続々届く
『それでいいよ! その子ひとりのために、他のみんなが遅刻したらたまったものじゃない。その親も癖者だね。私なら「これからはついてきてあげて下さいね」ぐらい言っちゃうわ』
『一度や二度ならまだしも、しょっちゅう遅れてくる上に反省してない様子なら置いていっていいと思う。暑い中待たされる子たちがかわいそう』
『数分の遅刻も頻度が多いことも大人の対応で許すとしても、急ぐ様子がなくて「ごめん」の一言がないのはおばちゃん許さないよ~!』
『遅刻する子の親が一言「先に行っていて」と言ってくれたら、子どもたちも無駄な時間を過ごさずにすむのにと思う。毎朝頑張って遅れないように支度している子たちが大半なのに、その子ひとりのせいでみんなが遅刻するって。しっかり考えて行動してほしい』
一人が遅れてくることで、学校への到着時間が遅くなってしまうと登校班全員に迷惑がかかってしまいます。その子自身が「遅くなってごめん」と伝えたり、その子の親が「遅れそうなので先に行っていてください」と伝えたりすれば、投稿者さんの気持ちも違ったかもしれませんね。
大人が口出すのはちょっと……
「出発していい」と班長さんに促した投稿者さんですが、ママたちの中にはこの対応に「待った!」をかけた方たちもいました。その理由を聞いてみましょう。
『登校班の班長さんはいるんだよね? 子どもたちに判断させたらどうだろう』
『うちの子の登校班にもそういう子はいたけど、子どもたちが呼びに行ったり、急かしたりしていたな。注意するのはいいけど、基本子どもたちに任せれば?』
『時間になっても来ないなら先に行くのは悪いことではないと思う。たださ、やっぱりそれを大人が直接口を出すことじゃなかったんだと思う。子どもたちの考えでそうやらせれば良かったんじゃないかな? 本人たちに任せればよかったと思う』
『なんでも手をかすと子どもの自主性がなくなる。遅刻、ルール違反はダメなことですよ。だけどそれは子どもたちが困ったと感じたら、子どもたちが「その子に早く来てね」と声をかければいい。自分で気づくことも考えて動くことも大事。登校班は子ども主体で動くもの。親は見守って下さい』
子ども同士で解決するべきだったと話すママたち。投稿者さんが判断する前に、登校班のリーダーである班長さんと話すべきだったと感じているようです。本当に困ったときや危険なときは大人が介入しなければなりませんが、子どもたちが自分たちで問題を解決することも大事なことではないでしょうか。
今後の対応策を考えてみよう
トラブルがあった翌日は遅刻することなく集合場所にきてくれたそうですが、今後また同じようなことが起きるかわかりません。そのときはどのように対応すればよいのでしょうか?
『学校に電話で相談する方がよかったかなとも思う』
『学校で登校班会議っていうのを年に何回かやるはずだから、そこで班長から話してもらえば担当の先生も間に入って注意してくれるよ。ちょっと先走り過ぎたかもね』
『ルールは班長の親と絡めて決めないともめるよ。うちの子は6年生で班長だけど、1年生の親に勝手にルール変えられたらいい気しない。何かあったら班長の責任になるから』
『班長さんに委ねるか、地区委員さんなどのママに相談したら角がたたなかったかもね。うちは班長さんが判断して、その都度待つか、置いていくかを決めているよ』
学校に相談する、会議のときに話してもらう、班長さんの親に相談するなどの対応策を考えてくれました。これに対して投稿者さんは……。
『明日以降も遅刻が常習的にあるようなら、班長さんのママにまず相談してみるよ。子ども会と学校の連絡係りをやっているらしいから、私も離れて様子見する』
班長さんのママに相談してみることにしたようですね。子どもたちの安全にもかかわることですから、新入生のママが出しゃばったらダメということはないはずです。しかし「勝手に決められたらいい気はしない」「班長の責任になるから相談してほしい」と感じる方もいました。一人で決めてしまうのではなく、まずは誰かに相談し、それから提案すればさらなるトラブルは避けられるのではないでしょうか。
子どもたちの成長を見守ろう
今回投稿者さんは、登校班全員が遅刻しないようにするため口出ししてしまいました。しかしママたちからは、班長さんや子どもたちに任せてみてもよかったのではないかという意見も出ましたね。どちらの行動も子どもたちのことを思っており、どちらも間違いではないはずです。
『「子どもにも今日で付き添いは最後にしない?」と伝えました。子どもも「1人で集合場所まで行ってみる!」となったので、今後私も付き添いはしないことにしました。過保護で口だししていたことも少し反省です』
このトラブルをきっかけに、投稿者さん親子にも変化があったようですね。児童の年齢に合せて私たち大人が対応を変えることで、子どもたちの自主性や主体性を育むことができるのではないでしょうか。
登校班でのトラブルは、多かれ少なかれどこの学校でもあることかもしれません。親は見守りつつ、あまりにも登校班がその役割を果たしていないと判断した場合には学校に相談したり、班長さんのママに相談してみてはいかがでしょうか。
投稿者さんは気持ちよくお子さんたちを送り出し、登校班のみんなが笑顔で出発できるといいですね。
文・荻野実紀子 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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