父の日に「ありがとう」を言いたくない子どもたち。私の育て方が間違っていたの?
ウチの旦那は家族に無関心な人です。仕事ばかりの人間で不倫をしていたこともあります。家には寝に帰ってくるだけで、子どもとどこかに行くとか一緒に遊ぶとか、コミュケーションはほとんどとりません。でも唯一、お金だけはきちんと入れてくれるのです。
旦那は家族とのかかわりは薄い人だけれど、私たちが安定した生活を送れているのは旦那のおかげであって……。子どもたちの旦那に対する態度に疑問を感じてしまいます。私の育て方が間違っていたのかな……。感謝ができない人になってしまったの? それともただの反抗期……?
そもそも父の日にこめる「感謝」を何に向けて言うかは、その「お父さん」によって違ってくるんだと思います。「いつも遊んでくれてありがとう」「勉強を教えてくれてありがとう」「優しくしてくれてありがとう」「お仕事を頑張ってくれてありがとう」「元気でいてれくてありがとう」
いろいろな「ありがとう」があるなかで、きっと我が家の「ありがとう」は「いつもお仕事を頑張ってくれてありがとう」。残念だけどそれ以外はなくて、私も子どもたちもほんとうは、それ以外の「ありがとう」を言いたい気持ちを持っている。そんな理想と現実とのギャップに毎年少し寂しさを感じてしまう「父の日」なのです。
でも、ウチの「ありがとう」は「お仕事を頑張ってくれてありがとう」だけかもしれないけれど、無言で仕事を頑張ってくれる姿はきっと旦那からの愛情のひとつであるはず……。私は子どもたちの部屋をノックしました。
いろいろ思うところはあるし、理想をあげればきりがありません。でもまずは「感謝」を。そうすればもしかして何かが変わっていくかもしれない……。今年の父の日はそんな予感がします。
パパ、いつもお仕事ありがとうございます。これからも身体に気を付けて頑張ってね。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・わたなべこ
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