【双子出産ダイアリー13】陣痛中に水が飲めない!?双子出産で経験した過酷な時間
夜中に陣痛が始まったわたしはタクシーで病院に向かいました。無事に病院に着き診察を受けると子宮口が3cmひらいているとのことで、そのまま出産に向けて入院となりました。「経産婦だから進むときは一気にお産が進むと思う」と言われ陣痛分娩室でひたすら痛みに耐えることに。
まさかの水分摂取禁止!
痛みを逃すために呼吸を深くするのですが、その度に口は乾き喉は張りつき、なのに水が飲めない……前回役に立ったペットボトルにつけるストローまで用意していたのに一切の水分が取れないのは想像以上の苦しさでした。そんなときに隣の部屋から聞こえてきたのは、顔も知らないママの声。自分も痛みに耐えつつ心の中で応援していましたが、ついに赤ちゃんの声が聞こえ、絶叫は止みました。
「母親なのに痛がるのはおかしい」そう言われた経験から痛いと叫ぶことにどこか消極的でしたが、今回は2回目の出産ということで痛さを知ってしまっていたことと隣の部屋のママの声を聞いたことで、痛いときは叫んでもいいんだとあらためて気づきました。その後は隣のママと同様に……いやそれ以上に絶叫を響かせることになるのでした。
※吐き気を少しでも予防するために帝王切開手術前にはある程度の時間「絶飲食」を指示され、食事はもちろん水を飲むことも制限されることがあります。
参考:国立国際医療センター病院
文、作画・春野さくら
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