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「お母さんなのにおかしい」陣痛中に私を地獄に突き落とした助産師さんの一言

いざ出産の時。なかなかお産が進まないので、陣痛促進剤を入れることになりました。それまでも痛かったけど、点滴で入れた促進剤が効いてくるにつれて、今まで経験したことのないほどの痛みが!
必死で耐える私に助産師さんが言ったのは信じられない言葉でした。

たまらず「(痛がるのがダメなら)じゃあどうすればいいんですか!?」と声を絞り出した私に、助産師さんは「息吸って吐いて」と。具体的なアドバイスで、なんとか落ち着きを取り戻したのでした。

「お母さんになるのだから頑張らないと」は、その時の私には絶望の言葉にしか聞こえませんでした。陣痛中の呼吸の方法も習ったけれど思い出せないくらいに痛くてパニックになっていた私。「おかしい」なんて、パニックになっている人にかける言葉ではなかったような気がします。

「痛いけど頑張ろう」と言ってもらえたら……。

「お母さんだから、痛いのも苦しいのも我慢して当たり前」。この風潮がなくなればいいなと思います。

 

文、イラスト・春野さくら

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