自分がおばあちゃんになったとき、孫育てのために勉強する?しない?
みなさんは10年や20年後、「我が子はどんな大人になって、どんな人と結婚しているかしら?」と想像したことはありますか? 未来の自分は、子ども夫婦を手伝ったり孫と遊んだりしているでしょうか。
ママスタコミュニティに
『自分がおばあちゃんになったとき、その時代の子育てについて勉強しますか?』
という投稿がありました。今の自分が子育ての常識と思っていることも、自分の子ども時代には常識ではなかったこともありますよね? 例えば、筆者は赤ちゃんが泣いたら抱っこするのは当たり前と思っていました。しかし筆者の実母が子育てをしていた時代は「抱き癖がつくから良くない」と言われていたそうです。子育てに必要な知識のなかには、時代とともに変化していくものがあります。我が子が親になる時代には、また新たな子育ての常識があったとしても不思議ではないですよね。
こちらの投稿のコメントには「勉強する」、「勉強しない」のそれぞれの「なるほど」という理由が寄せられています。また現役の「おばあちゃん」からのコメントも寄せられたのでご紹介します。
おばあちゃんになっても子育ての勉強をする必要がある?
『余計な知識を身につけると、口出ししたくなりそうだから勉強しない』
『孫に関わる気はない』
『勉強しないし口も出さない。お金だけ出してかわいがる方がいいな』
『娘に聞く。いろいろ変わっているだろうから聞くのも楽しそう』
『息子の嫁に頼まれたら預かるけど、余計な口出しをしたくないから嫁がいう通りに動く』
『孫の親である娘や息子の嫁が、勉強する祖母をどう思うかじゃない?』
「孫に関わるけれど子育ての責任者は親である子ども夫婦であり、子ども夫婦の子育てを尊重するために勉強しない」というように見受けられました。子ども夫婦に寄り添うスタイルにしたいというママたちの優しさが伝わってきますね。
時代に合った子育てについて、勉強しておこうと思う
一方、「勉強する」と答えたママは寄せられたコメント全体の7割で、その理由はさまざまのようです。
実親や義親はいいお手本?それとも反面教師?
『うちの義母に預けるとうんちを何時にしたとか、ミルクを何時にあげたとか連絡帳みたいなのを作って記録してくれる。子どもを引き取るときに、渡してくれるのがとってもうれしい。私も孫ができたら、そのときの育児を勉強したい』
『赤ちゃんが泣いたときに抱っこをしたら、義母と実父に「抱き癖がつく」って言われた。でも実母が「今は抱き癖って言わないらしいね」ってさらりと言ってくれたことがあります。産後でデリケートになっていたから、実母に救われました。私も将来その時代の知識くらいは軽く身につけておきたい』
『実母は「孫に会うのが楽しみ」って大騒ぎしたわりに、知識が古かったり忘れていたり。なんだか「口ばっかりだったんだなぁ」ってがっかりした。猛勉強する必要はないけど、ある程度は調べておきたい』
『古いやり方をされて、嫌な思いをしたことがある。今は「抱き癖」なんて言葉自体がないのに「抱きすぎる!」「抱き癖がつく!」とか言って。「そんなことも知らないの?」って思っていた』
『実母は口出しするタイプではなかったけど、実母が会話の流れで何気なく言ったことで私が混乱していた。1人目のときって何が正しいのか不安になるから、間違ったことを言わないようにしたい』
『義理の親に意味不明なことを言われた。だからその時代の「当たり前」くらいは覚えようと思う』
娘として日々接している実親や、嫁として接している義親がいいお手本ならとてもうれしいですね。反対にいつもモヤモヤ・イライラさせられっぱなしだと、「私はあんなおばあちゃんにはなりたくない!」と思うのも頷けます。
孫をかわいがるにもハードルはある!子ども夫婦を尊重するために勉強は必要
『頼ってくれたときに変なことはできないよ』
『子どもの育児を尊重するためには必要だと思う』
『子どもを困らせたりイライラさせたりしたくないから、最低限の勉強する』
『いちいちこと細かに説明させたら、娘や嫁がかわいそう』
『自分が子育てしたときから20〜30年は経っているってことよね。トンチンカンなジジババじゃ嫌でしょうから』
『自分の孫とはいえ、人の子に変なことできないからね』
お金は出すけど口は出さないスタイルでも、子ども夫婦や孫と過ごす時間はあるでしょう。ときには子ども夫婦の仕事の都合や体調不良などで、自分が孫を預かることがあるかもしれません。
自分自身のために勉強する
『猛勉強はしないと思う。でも昔と今の違いを発見するのは楽しそう』
『昔と違って専業主婦がもっと少なくなって、共働き世帯が増えると思う。祖父母が孫の面倒をみる機会は、さらに増えていると思うから勉強する』
『育児の仕方ってどんどん進化する。古いものにとらわれるメリットがないよね』
「勉強」といっても捉え方はさまざまで、勉強のスタイルは育児書を読むことだけを指すものではないと考えるママもいるようです。育児書やネットで調べることも、子ども夫婦にゆだねることも、子ども夫婦や孫のためにその時代の子育てを受け入れる点では同じですね。
こちらの投稿には、現役のおばあちゃんからもコメントが寄せられています。
おばあちゃんの勉強スタイルは?
『勉強していますよ。Eテレの「すくすく子育て」という番組を見ています。孫はかわいい。もちろん他人の子どももかわいい』
『小学生の孫がいます。孫を育てている子どもの様子を見ていると、自然に覚えます』
『もうすぐ孫が生まれます。私の1番下の子が中学2年だけど、14年も経てば何か変わっているかな? とりあえず本を買ってくる』
『45歳のおばあちゃんです。ママスタコミュニティのママたちの意見を参考にさせてもらっていますよ。本当にいい勉強をさせてもらっています』
今の時代は「勉強」といっても育児書で猛勉強ばかりではなく、ネットやテレビなども学びの場として活用されています。また我が子がお手本というのも、なんだか素敵ですよね。
おばあちゃんになったとき、新しい時代の子育てについて勉強するかしないかはママである今の自分にとって、子育ての先輩がどんな存在であってほしいかによるのかもしれません。日々の子育てにはトラブルがつきものですし、ママ自身の息抜き時間も取りたいですよね。そんなときに頼れるおばあちゃんがいてくれたら、ママは気持ちに余裕を持って子育てができそうです。
筆者も今は子育て奮闘中ですが、未来ではゆったりとおおらかな気持ちで孫を迎えられるおばあちゃんになりたいと思います。
文・間宮陽子 編集・藤まゆ花
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