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<故人に失礼?>【前編】実家と20年間疎遠だった旦那が、父親の訃報を知った。私は何をすればいい?

【前編】20年のあいだ実家と疎遠だった旦那が、ひょんなことから父親の訃報を知って憔悴……妻としてできることはある?
みなさんは、ご両親と仲はいいですか? まるでお友だちのように仲がいいという方もいれば、逆に疎遠にしているという方もいるかもしれませんね。今回の投稿者さんの旦那さんは、20年もの間ご実家と連絡を取っていないのだそう。そんな旦那さんが、新聞である記事を見つけてしまい……。

『両親やきょうだいと20年間疎遠にしていた旦那が、新聞のお悔やみで父親が亡くなったことを知りました。結婚する前から関係は疎遠だったので、私も旦那の身内には会ったことも話したこともありません。旦那の両親やきょうだいは、旦那の携帯番号や今の住所も知らないと思います。
新聞を読んでいた旦那の様子が少しおかしくなり、それがお悔やみ欄を開いていたときだったので旦那がお風呂の間に見てみると、名前と住所で旦那の父親だとわかりました。
ずっと「何かあったら困るから、連絡先だけは知らせたほうがいい」と旦那には言っていたのですが、結局こんな状況になってしまいました。葬儀もすでに終了していると記載されていて、旦那にも「連絡するか顔を出したほうがいい」と言ったのですが「いいんだ」と言います。このままじゃ良くないと思うけれど、疎遠の理由もわからないし、私の存在すら知らない義母に私から連絡するわけにもいかないし……。放っておくしかないのでしょうか。同じような経験をされた方はいますか?』

新聞で見つけてしまったのは……旦那さんの父親の訃報でした。実家に連絡を取るよう勧める投稿者さんでしたが、旦那さんはこれを拒否。このままじゃ良くないと思いつつ、憔悴した旦那さんを目の前にどうしたらいいのかわからない様子です。

実の家族との疎遠、ママたちの声の中には……

「実家と疎遠です」と話すママたちから、旦那さんの心情に共感するようなコメントが寄せられました。

『すごく考えさせられました。それは私がいずれこうなるからです。両親、きょうだいと疎遠になって15年。もう関わる気もないけれど、どこかで元気に暮らしていてくれたらと願っているから、亡くなったなんて知ったらショックですし動揺します。でももう逢えません。「いいんです」と言うしかない。だから投稿者さんも、そっとしておくしかないのではないのでしょうか』

『私も疎遠にしてる側だけれど、そっとしておいてほしいです。いろいろあったから本当に会いたくないの。会ったら過去のいろんな辛くて悲しい暗いことを思い出して、本当に嫌になるんです。「産まれてこなければよかった」と思うんです。幸せな家庭に育った子にはわからない感情だろうけれど、何も言わず、見なかった、気づかなかったことにして、そっとしておいてください』

口をそろえて「自分も旦那さんと同じような反応をすると思う」と話すママたち。どんな関係であれ、自分を産んでくれた両親は唯一無二の存在ですよね。他界したことを知ったら動揺してしまうのは不思議なことではありません。だからこそ、そんなときにでも会いに行かないのは、それだけの理由があるのではないでしょうか。

『私は投稿者さんの例で言うときょうだい側(一応連絡がつくルートはある)の立場だけれど、別に親が亡くなってきょうだいと連絡が取れなくても、手間がかかるだけでそれなりの手続きをすればいいだけと思っているよ。葬儀とかは引き受けるだろうけれど、きょうだいみんなで送りたいとも思わないし。疎遠なんてそんなもんだよ』

また「疎遠になっているきょうだいがいる」と話すママもいました。こちらのママも、「たとえ親の葬儀があっても、無理にそのきょうだいを探し出したり、来てほしいと思ったりもしない」とのこと。みなさんそれぞれ、いろいろな理由があるのでしょうね。

20年の疎遠関係がすべてを物語っている……

『20年も疎遠ということは、余程のことがあったと思いますよ。私は子どものころから虐待を受けており、父と20年以上疎遠でした。父は4年前に亡くなりましたが、もちろん葬儀も行きませんでした。ご主人も、あなたに言えない事情があるのでしょう』

よっぽどの事情がない限り、20年間一度も連絡をとらない……ということはほぼないと言っていいでしょう。20年という時間の隔たりが、ご実家との関係性を表しているようにも見えますね。旦那さんが投稿者さんに事情を話さないという点も、「配偶者にも言えないような理由がなにかあるのかも」と思わせるのかもしれません。

実家と疎遠にしているママたちがそれぞれの関係性をぽつりぽつりと話し出すなか、投稿者さんは「旦那にある提案をしたい」と発言します。さて、その提案とは……。

後編へ続く

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
旦那が新聞のお悔やみで 長文です。