ママになることはキャリアダウンではない。ママになったからこそ得た力はビジネスに生きる!
ママになって時短勤務になったり、子どもの病気でしょっちゅう休んだり……。仕事と育児の両立が難しくて、やむを得ず退職することになったり……。
妊娠・育児は働くことにはマイナスだと思っているママがたくさんいると思います。確かにそういう一面はあるかもしれません。
しかし、それだけではありません。ママになったからこそ身についた「能力」がありますよね。それはすごく貴重なもので、ビジネスシーンにとても役に立つのです。
「子どもの面倒を見たり、料理洗濯をしたりっていうスキル? それが役に立つのって保育士さんとかホームヘルパーさんとか職種が限られてるんじゃない?」と思うかもしれません。実際、過去の私もそうでした。しかしママのスキルは、営業、接客、デスクワーク……どんな職業にも役立ちます。
育児を通して半端ない忍耐力が身につき、職場の人に対してすごくおおらかになりました。
もうひとつ。子どもを産む前の私は、仕事の上で他の人に頼ったりするのが苦手でした。
「お願いします、いつも本当にありがとうございます」と頻繁にお礼を言うことで、チームの人達とのコミュニケーションも円滑に。
ママになって、夫や周囲の大人達に「私1人では赤ちゃんの面倒を見られない、助けて」と声に出して助けを求めたり、頼れるようになる力を身に着けたからです。ママ1人で育児なんて到底できませんから。職場で人に頼れるようになった……これはとても大きな変化でした。
さらにもうひとつ。育児をしていると、限られた時間で掃除・洗濯・食材の買い出し・ご飯作り……その間に絶えず子どもの面倒を見る、となりますよね。
しばらく専業主婦をしていたから、もう働くのは無理かも……と思っている専業主婦ママも、職場で私だけ取り残されている……と不安なワーキングママも、どうか自信を持ってください。あなたがママになって身につけた能力は本当にすごいのです。これからどんな仕事をするときも、絶対に役に立つと思います。
脚本・大島さくら 作画・Ponko
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