子どもが「死ぬこと」を意識し始めたら、どんな言葉をかけてあげたらいい?
「人はいつか必ず死ぬもの」。そんな現実を子どもが意識し始めたら、不安になるのも無理はありません。
ママスタコミュニティにも、子どもが「死ぬこと」について考えるようになり、怖がっているというママからの投稿がありました。
子どもが人の生死について真剣に悩んでいたとしたら、親としてどんな対応をすればいいのでしょうか?
死ぬことは、当たり前のこと
数ヶ月前から投稿者のお子さんが「死にたくない」「人ってみんな死ぬんだよね?」と言ってくるようになり、「いつかは死ぬけど、すぐは死なないから大丈夫!」と言い聞かせたそうです。「このような場合、どんな対応が望ましいのでしょうか?」と他のママたちに相談していました。すると、ママ自身やそのお子さんも同じように悩んでいた時期があったそうです。
『私が小学生のとき、ノストラダムスの大予言がすごく怖くて夜眠れなかったり、不安で胸が苦しくなったりした。自分が死ぬより、家族が死ぬのが怖かった』
『この間義父が急逝した。1年生の息子は口には出さなかったけど、年中の娘が「ママ、骨にならないでね」と言うと、気にして耳を澄ませていた』
『私も高学年や中学生のとき夜になると不安になって、母がトントンして寝かせてくれた。口には出さなかったけど、何かが怖かったんだよね』
『今年の一月に、子どもとたくさん遊んでくれていた旦那のお父さんが亡くなったんだけど、その頃から長女6歳と次女4歳は死を意識しだしたみたい。「お母さんは死なないよね? 」とか、2歳の弟を抱きしめて「ずっと一緒ね」とか。
もしかしたら何かきっかけになる出来事があったのかもしれないよ?
不安になってる時は抱きしめて「大丈夫だよ」って繰り返してたら、最近言わなくなってきた。不安を取り除いてあげる事が大事かも』
「大丈夫だよ」の言葉と一緒に、子どもを抱きしめてあげよう
子どもが「自分が死ぬこと」「家族が死ぬこと」「ペットが死ぬこと」などを意識し始めておびえていたら、安心感を与えてあげることが大切なようです。
『家族のみんなに「死ぬのが怖い」と話したら、父親は禁煙し、お酒も控えるようになった。「大丈夫だよ。大きくなるまでずっと元気でいるから。約束するから大丈夫」と言われ安心した。この話は私が結婚式のときに父親が涙ぐみながら語り、「これから家庭を築く2人も、未来の家族のために健康でいてください」と言ってくれた』
『年長さんのときに旦那が亡くなったから、うちの子はそのころから意識している。7年経った今でも「お母さん死なないでね」って言う。「大丈夫だよ」って言うと、安心するみたい』
『「人間には寿命があるんだよ。それまでは大丈夫」などと言って抱きしめてあげたら?』
『お子さんは、急に不安になってしまったんだね。今は「大丈夫だよ」って抱きしめてあげてください。
私も3年生ぐらいの時にTVで、波を描いてた心電図が「ピー……」って直線を描く様を見て、急に不安になったことがある。
その時は母の布団にもぐりこんだ。
些細なことでも急に意識しだすことあるよ。
ただ、抱きしめてあげてください。
不安は不安として残ってたけど、生きることも大切だと前向きになれると思うよ』
人の生死について意識するようになったのは、お子さんが成長し、家族を大切に思っている証。「死んだらどうなるの?」「死なないで」「私も死ぬの?」など……お子さんが突然このような質問をしてきたとき、あなたなら、どんな言葉をかけてあげますか?
文・編集部 イラスト・ゆずぽん
関連記事
※子どもがお風呂が苦手?でもついポカポカ温まりたくなっちゃう絵本5選 #ママの悩みに寄り添う絵本- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 子どもが死を意識