いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

子連れでパン屋さんに行けた……3歳の娘に感じた成長

先日娘が3歳になりました。

正直、ここまでの子育てはかなり大変でした。わが家は1歳6か月の息子もいて年子のきょうだいになります。つい最近まで「月齢の違う赤ちゃんが2人いるような状態」だったのです。

小さな子供とパン屋に行くということ_001

めざましい成長を見せていた0~1歳の頃と比べ、2歳過ぎると娘の成長ペースはゆっくりで、なかなかできることが増えないように感じていました。なおかつ娘は3月生まれ。4月生まれの子と比べられないのは当たり前だと思いながらも、保育園のクラスの中ではひときわ幼く感じられ……。しんどい毎日の中で「なんでまだ〇〇ができないんだろう……」とため息をつくことも多くなっていました。

そんな日々を重ねながら、娘が間もなく3歳になるという時期のこと。

小さな子供とパン屋に行くということ_002

果たしてパン屋でパンを買うことはできるのでしょうか……?

大人ひとりならさっと買って帰れますが、今は子連れ。おさな子を連れてパン屋でパンを買う、というのはとても大変なことなのです。抱っこ紐だと動きにくく、荷物や子どもの手足でパンを引っ掛けて落としそう。お店の中にベビーカーで入れても、押しながらトレーとトングを持ってパンを取るのは高難易度。かといって子どもが歩き回るようになれば目も手も離せない。
しかし娘ももうすぐ3歳。映画も観ることができたし、大丈夫かもしれない……。娘と2人、意を決してパン屋に入りました。

小さな子供とパン屋に行くということ_003

娘の成長を実感し、感動しました。
またこの頃あたりから、だんだんと「あ、なんか育児が楽になってきた?」と感じることが増えてきたのです。

蛇口から水を出すところからうがい手洗いができるようになった。
自分で服を脱ぎ着するのがじょうずになった。
スポンジを使えば体を洗えるようになった。
タイマーで時間を区切れば遊びを切り上げられるようになった。
トイレで成功するようになってきて、おねえさんパンツにチャレンジし始めた。
保育園で何があったか、どんな気持ちだったか、話してくれるようになった。

弟に対する行動や態度も、お姉ちゃんなんだな、と思わせるものが出てきました。「こっちおいで〜! おねえちゃんいるよ〜」と手招きしてみたり、ぎゅーっとハグしてみたり。お食事エプロンをつけてあげたり。こうして、わが家はいつの間にか、「月齢の違う赤ちゃんが2人いるような状態」から抜け出ていました。

以前は「早くいろいろできるようになって欲しい」と願っていたくせに、いざこうやって手が離れていくのを感じると、少し寂しさも感じてしまっています。ドタバタで手が届ききらなくてごめんね、と思うことも多いけれど、娘は自分なりのペースでしっかりと成長しているのですね。育児が辛いなと感じるときに、助けてくれるのもまた子ども自身なのだなぁと思うのでした。

文、イラスト・きたがわなつみ

きたがわなつみの記事一覧ページ

関連記事

年子や年の近いきょうだいって子育てが楽?実体験からのママたちの答えとは
年子や年齢が近い子どもがいると、手がかかる子が2人もいて大変そうと思われてしまうこともあるかもしれません。一方で年齢が近いからこそ一緒に遊んだりできるし、子育て期間も一気に終わるから楽という意見もある...
アラフォーで初産。年齢的に2人目を年子で出産したいけど大変?年子で産んだママたちの体験談も
出産は、女性にとって大きなターニングポイントのひとつ。だからこそ、何歳で出産するかまた子どもを何人望むか、というのも大きな悩みになっている方もいることでしょう。子どもを産むには、年齢はもちろんライフス...
年子はマイナスな印象を持たれがち?みんなは年子で産んだママをどう思う?
上の子が産まれた翌年に下の子が産まれたきょうだいや、一学年違いのきょうだいは「年子(としご)」と呼ばれることがありますね。みなさんは年のごく近いきょうだいがいるご家庭をどう思いますか? あるママさ...