「手のかかる子ほど、将来成功する」って本当?ママたちの答えは……?
「手のかかる子ほど、将来成功する」「反抗的な子ほど、将来有望」などの言葉を耳にしたことはありますか? 手のかかるお子さんがいるママさんはその言葉に救われることもあるかもしれませんね。一方で手のかからないお子さんの場合、ママさんは将来のことを考えて不安になってしまうこともあるようです。あるママさんからこんな投稿が寄せられました。
『「手のかかる子ほど、将来成功する」って本当? 小さいとき、よく泣く子とか手のかかる子のほうが「将来良い子になる」ってよく言いますよね。
私の子どもはおっぱいも添い寝もなしで、一人で寝ます。今1歳6ヶ月ですが、自分で言うのもなんですが、とても育てやすいタイプの子どもだと思います。人見知り場所見知りもほとんどしないので預けやすい、一人遊びをする、一人で寝る、よく食べる、夜泣きしない、プールやお風呂が大好き、だいたいいつも機嫌が良いなど(親の目から見て、ですが)。
最近イヤイヤ期に入りつつありますが、まあまあ育てやすいほうかと思っていました。でも「今手がかかる方が、後々良い」とか聞くと心配になります。私の育て方が悪いから、子どもは自分の素直な感情が出せないのかな……? と。みなさんのお子さんや、周りの子どもはどうですか?』
相談してくれたママさんの子どもは夜泣きもせずに一人で寝て、人見知りも場所見知りもせず、よく食べる子どもなのだそう。寝かしつけに苦労しているママさんや子どもがご飯を食べないなどの悩みをお持ちのママさんからしてみると、相談してくれたママさんの子どもはどちらかというと“手のかからない子”だと言えるかもしれません。しかし「今手がかかるほうがよい」と言われると、今手がかからない子どもは大人になったら苦労するの? と相談してくれたママさんは不安を覚えてしまったようです。
「手のかかる子ほど、将来成功する」は親の苦労を励ますための魔法の言葉
この相談に対して、多くのママさんが「手のかかる子ほど、将来成功する」は親の苦労を励ますための魔法の言葉だと考えていると答えてくれました。
『「子どもは親を選んで生まれてくる」レベルの言葉だと思う。親への慰めや励ましの言葉でしょ』
『こういう迷信じみたやつってだいたいマイナス面をいかにプラスに作用させるか、ある意味慰めの一種でしょ。ガマンしても良いことないよって言われたら救われないけれど、辛さをガマンすればいいことあるって言われたほうが乗り越える気概になるし』
『ズバリ関係ない。慰めの言葉として言われているだけじゃないかと思う』
『それは、子育て中の苦労を緩和させるためだけの魔法の言葉だよ』
手のかかる子どものいるママさんであれば、子育てで辛い現状が続くと参ってしまうこともあるでしょう。そんなママさんが「手のかかる子ほど、将来成功する」の言葉をかけられたなら、辛い育児の“今”を乗り越えられるのではないでしょうか。「手のかかる子ほど、将来成功する」は、もしかすると子育てに奮闘している、子育てで悩んでいるママさんを励ますための言葉なのかもしれませんね。
成長後とのギャップが大きいだけかも?
『振り幅が大きいほど良く見えるだけだよ』
『不良が礼儀正しく真面目に働くようになったっていうのと同レベルの話だと思う』
『子どもの頃からずっとお利口さんだった人が学校の先生になっても「あぁ、やっぱりねー」ですむ話だけれど、不良が学校の先生になったらTVの取材が来たり漫画や小説や映画になったりと大騒ぎだもんね』
子どもの頃と成長後とのギャップが大きくて「手がかかる子は将来有望」のように思われているのでは? という声も。子どもの頃、手がかからなかった子がそのまま順風満帆の人生を歩んでもどこか「普通」のようにとらえてしまいがちです。しかし幼少期に手がかかったり学業が得意ではなかった子が有名大学へ入学したり起業したりすると、子ども時代とのギャップで人々の印象に残りやすいのかもしれません。そのギャップが話題にのぼりやすいため「手のかかる子ほど、将来成功する」というイメージにつながったのではないかと予測しているようです。
みなさんのお子さんはどうだった?
では実際にママスタコミュニティのママたちのお子さんはどうだったのでしょうか? 先輩ママさんから実体験が寄せられています。
『手の掛からない子を育てているけれどずっとそのままだよ~。まだ高校生だけど穏やかなまま進学校に合格した』
『いーや、上の子、下の子どっちも小さい頃は「もう育児は嫌!」と思うほどに大変で手がかかる子だった。今上の子は「優等生、皆のお手本です」って言われるほど』
『まだ、1歳半でしょ。親を心配させるのは、これからだよ(笑)。上の子も人見知り・場所見知りを全くしなかったけれど、反抗期にはいったら私以外の人をうけつけなくなったりしたもん。下の子は赤ちゃん時代はあまり泣かなかったし、全く手がかからなかったけど、超ガンコだよ。二次反抗期は手こずったわ』
『うちの長男が本当に赤ちゃんの頃から大変で、幼稚園から小学生までももう周りに謝りっぱなしだった。でも中学になってからガラッと人が変わりすごく真面目になったよ。でも長女は赤ちゃんの頃すごく泣いていたけれど、小さな頃と変わらず大きくなった』
手がかかる子がそのまま大きくなった、手がかかる子だったけど成長してからは優等生だと言われる、小さい頃から手がかからずそのまま育ったなど、さまざまなコメントが寄せられました。やはり人によって違いがあり、必ずしも「こうなる」とは言えないようですね。将来どうなるかは大きくなってみないと誰にもわかりません。手がかかる子にはかかる子なりの、手がかからない子にはかからない子なりの子育ての楽しみがありそうですね。将来どうなるかを心配するのではなく、将来どうなるのかを楽しみにしながら、今のお子さんに接していけばいいのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・Natsu イラスト・カヲルーン
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