部屋干しのメリット・デメリットは?
みなさんのご家庭では洗濯物は外干しですか? 部屋干しですか? それぞれ理由があって外干しにするか、部屋干しにするかを考えていることでしょう。あるママさんは部屋干しに多くのメリットを感じているけれど、周りのママさんに批判されると相談しています。
『部屋干しのいいところは何ですか? 私は天気に左右されないし花粉、虫などもつかないので、すごくストレスフリーでいいことだらけだと思っています。でも周りに部屋干しの人あまりいなくて部屋干しだと言うとびっくりされます。「お日様に当てないなんて~」と言われます』
部屋干しにはどんなメリット・デメリットがあるか知りたいというママさんのために、みなさんが自分たちが思う部屋干しの良いところと悪いところを教えてくれました。
部屋干しのメリット4つ
まずは部屋干しのメリットからご紹介します。中でも多かった4点をピックアップしました。
1.天候に左右されないで洗濯ができる
『できれば外干しがいいけれど花粉と天気の都合でほぼ部屋干し。私のまわりは「今どき外より部屋干しよねー」って人が多い』
外干しをしていると「今日は雨だから洗濯はできないな」と洗濯自体を諦めてしまうこともあるでしょう。しかし、室内干しであれば天候関係なく洗濯ができる点がメリットだと考えるママさんもいるようです。たしかに、最初から室内干しと決めていれば外が雨でも関係なく洗濯物ができますね。
2.花粉・虫予防になる
『夏以外部屋干し。子どもが花粉アレルギーがあるから』
『メリットは何と言っても虫が付かない。いくら注意して見ていてもしょっちゅうカメムシがついていたし、熊蜂が服の袖に入っていて刺されてからは怖くて外に干せなくなった。私的に部屋干しにデメリットは特になし』
『家族にアレルギーがあるから年中部屋干し。花粉、黄砂、PM2.5、虫が気になるし』
外干しだと花粉や黄砂、PM2.5(微小粒子状物質)が洗濯物につくことが気になるため、部屋干しの方が良いと考えている方も多いようです。PM2.5は粒子の大きさが髪の毛の太さの30分の1と非常に小さいため、肺の奥深くまで入りやすいことが懸念されています。それによって、喘息や気管支炎などの呼吸器系疾患への影響のほか、肺がんのリスクの上昇や循環器系への影響もあるとのことです。
3.冬の時期は外干しよりも早く乾くこともある
『冬って生地が厚いと外に干しても乾いてなかったりするから暖房の効いた部屋に置いておくほうがいい。花粉症もあるし、4月くらいまで部屋干しかな』
冬の寒い時期などは、外に洗濯物を干しても空気が冷たいためになかなか乾かないこともあるでしょう。室内であれば暖房をつけているので、洗濯物が外よりも早く乾くといったコメントもありました。
4.部屋の乾燥対策になる
『子どもが小さいから朝に洗濯をしていられないから夜に洗濯している。タオルなんか翌朝には乾いているし、今の時期は部屋の乾燥対策にもなるよ』
『加湿のために部屋干ししているよ。清浄機だけだと物足りなくて』
日本の冬は室内が乾燥しがち。特に暖房をつけていると、低湿度の外気の影響により室内の相対湿度は低下します。湿度が極端に低い場合は呼吸器粘膜が乾燥して細菌やウイルスに対する防御機能が低下することで、風邪を引きやすい状態になります。そのため、水分を含んだ洗濯物を部屋に干し、乾燥対策をしているママさんも多いようです。
部屋干しのデメリットは?
良いことずくめの部屋干しのようですが、ママさんたちはデメリットと感じることもある模様。一体、部屋干しのデメリットはどんな点にあるのでしょうか?
お日様の殺菌効果が得られない
『えー、部屋干しって汚いイメージ。部屋も湿気やカビは生えているよ、きっと。籠る感じが嫌。太陽で殺菌してほしい』
強い紫外線は、病原菌を殺す力もあります。日光消毒という言葉があるように洗濯物や布団を日干しすることは昔からの生活の知恵だといわれています。部屋干しだとこの効果を得られないのではないかと心配しているママさんもいるようです。
部屋干し臭がすることがある
『パート先に部屋干しの人がいるけれど、いつも服が臭い』
部屋干しをすることで、“部屋干し臭”が気になるというママさんも。洋服が生乾きだったりすると独特な嫌な臭いがするんですよね。
ただ、近年では洗剤に雑菌効果が含まれていたり、部屋干し臭を予防するようなものもあるので、室内干しのデメリットは解決されていくはず。部屋干しをメリットと感じるかデメリットが多いと感じるかは、家庭の事情によってさまざまなのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・横内みか イラスト・Ponko
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