実の母娘だからこそ、闇は深い。ママたちの痛烈な「実母批判」!
「実の母娘」と聞くと、血のつながった親子なのだから、良い関係を築けるのではないかというイメージをもつ人が多いかもしれません。しかし、母から生まれ、母に育てられた実の娘だからこそ抱える複雑な思いもあるでしょう。ママスタコミュニティの「<愚痴> 実母へ」と題されたトピックは、実母にまつわる不満や苦悩であふれていました。あるある系のライトなものから、いわゆる”毒親”のような話に胸が痛くなる内容まで、ママたちが実母に宛てた心の声をご紹介していきます。
実母の遠慮のなさは、よくある話?
マイペースで無遠慮な実母の振る舞いは、元々の性格のせい? 歳のせい? それとも、やっぱり実の娘が相手だからでしょうか……?
『こちらが用事で電話をかけたのに、際限なく自分の話ばかりするのはやめてほしい』
『子どもが観るのを楽しみにしていた映画のオチを言うな! ネタバレはNGだってことが、なぜ分からないんだ!? 頭に来たから、机を叩いて黙らせてしまった』
『私が夕飯用に作っておいたカレーやシチューに、水を足すなっつーの! 私が仕事に行っている間に、勝手に作り置きのご飯を食べるのは、まぁ許すとして、かさ増しで水を入れるな! ビシャビシャになるんだわ』
『便秘気味のわが子。母は「野菜は食べてる? 調理の仕方を工夫したら?」なんて言うくせに、自分が用意する食事はうどんかマック。どこに野菜があるねん』
愚痴やダメ出し。実母の底意地の悪さにうんざり
早くもここから、実母批判は本格的に。実の娘が相手だと、人として当然であるだろう気遣いも忘れてしまう実母の姿がありました。実母の言動に、憤怒したり傷ついたりしたママたちの本音をのぞいていきます。
愚痴ばかりの実母
『父親や親戚に対する愚痴がうるさい。過去のことも何度も掘り返す。聞いているだけでうんざり』
『文句しか言えない母は、寂しい人間だと思う。私は母からの愛情をあまり感じずに育ったから、わが子には良い思い出をたくさんつくってあげたい』
実母にひたすら愚痴を聞かされる娘の身にもなってほしいものですね。
娘にダメ出しばかりの実母
相手の気持ちはお構いなし、娘には何を言ってもいいと考えている節がある実母もいるようです。
『あなたに悩みごとを相談したりしませんよ。何を言っても否定されるだけ』
『「あんたの作り方だと、美味しくないのよね」って……。なら食べないでほしい』
『ほんとに嫌味っぽい。素直に応援するとかできない? いつもひと言余計なんだよ!』
絶対に自分を曲げない実母
どうしてそんなに頑なで、「つねに自分が正しい」という態度なのか? 長年付き合わされれば、娘は疲弊してしまいます。
『どうして自分は絶対に間違えていないと思えるのか謎。わがままで自分勝手の、かまってちゃん。嫌な年寄りの見本みたいで、本当に嫌』
『父が亡くなって、悲劇のヒロイン気取りだったけどさ、夫婦仲の最悪だったよね。「可哀想な自分」を気遣わない私を悪者扱いして、周りに愚痴って。父親の挨拶すら無視し続けていたのに。他人のせいばっかりにするな!』
『授乳後に赤ちゃんの背中をトントンしていたら、「ずいぶん強く叩くじゃない」って何? どうして笑いながら言うの? 上手くできていないからバカにしてる? 産院で教えてもらった通りにやってるよ!』
女としての娘に干渉する実母
また、大人の女性へと成長していく娘に、決して健やかではない目を向ける実母もいました。
『中学の頃から母にお風呂をのぞかれる。「忘れ物~」とか言いながら、お風呂場のドアを開け、私の裸をしばらく見てから「おやすみ」と言って閉める。他の家族にはやらない。すごく気持ち悪かった』
『娘の女の部分を認められない母。化粧やおしゃれをすると、いちいち文句をつけられた。ずっとそうだったから、おしゃれをすれば誰かに批判される、という怯えが消えない』
実の娘だからこそ、遠慮せずに自分を出せる……。お母さん側からすれば、そんな心の声も聞こえてきそうです。しかし娘としては複雑な思いを抱える場面も多いですよね。「親しき仲に礼儀あり」ということわざがあるように、親しい間柄だからこそ、相手を思う心が大切なのかもしれません。
「こんな母親になりたくない」・「こんな母親はいらない」
ママたちが、さまざまな形で実母に苦々しい思いを抱いていることが判明した今回のトピック。娘本人の気持ちを想像すると胸が締めつけられるような、重い内容の投稿も掲載していきます。
『つわりが今ひどいんだけど、母が「それでも私は仕事をしていた」とか「気の持ちようだ」と言う。嘔吐しすぎて喉が切れ、血まで吐いているのに「大丈夫?」の言葉なんてない。自然と吐いてしまうだけなのに、「無理やり吐きすぎ」と言われた。お母さん、娘に「こんな母親にはなりたくない」って思われるの、悲惨だね』
『つくづく義母が実母なら良かったのにと思う。義母は本当にいい母親だと思う。素直に、私もあんなお母さんになりたいと思う。自分の母親がクズすぎて、義実家に行くたび自分の育った環境と比べて、泣きたい気持ちになる』
『母は怒ると、よく私に馬乗りになって殴る蹴るなどの暴力を振るった。火がついた線香を手に押し当てられたこともあった。そのうえ、自分が厳しく育てたから娘がしっかり育ったと勘違いしている。自分さえ良ければいい母親なんて、心底いらないと思う』
『母は、娘のことなんて自分の持ち物ぐらいにしか思っていない。持ち物の娘は、無条件に母が大好きだと、本人は信じ込んでいる……。ごめんなさい、母のことを考えると頭が混乱して、文章を上手くまとめられません』
『普通に愛してほしかった』
そして、実母にまつわる辛い思い出を噛みしめながらも、ある決意を綴ったママがいました。最後はこちらの投稿をご紹介して、終わりにしたいと思います。
『不満に文句、妬みばかりの母。生き方が表情にも出ていて、いつも怖い顔の人が母親だと思うと悲しくなる。でもだからこそ、私は今ある幸福を大切にして、謙虚に前向きに生きようと思う』
ママたちが、「今」暮らしている家庭が、どうか幸せなものでありますように。
文・福本 福子 編集・Natsu イラスト・Ponko
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