中学生になれば子どもの実力がわかる?子どもを褒めるのと同じくらい大切なこととは
“十で神童、十五で才子、二十歳過ぎれば只の人”という言葉を聞いたことがありますか? 小さいころは才能を持っている子どもも、大人になるにつれ普通の人になってしまうことを例えたことわざです。しかし努力の結果、このことわざを跳ね返すように「成長するにつれて学業の成績が大きく変わった」という経験をされた方は少なくないのではないでしょうか。今回ママスタコミュニティに投稿をしてくれたのは、お子さんが中学校にあがるとともに成績が大きく上がったと話すママさんでした。
『中学生になると実力がいろいろとわかると言うけれど、本当だったんだね! うちには中1の子がいるけれど、本当にそうだと思った。小学校から一緒の同級生で、小学生時代に「天才か!」と言われていた友だち。公立だと成績トップになれると思って中学受験しなかったようだけれど、今じゃトップどころか「存在しています?」状態……(笑)。
うちの子は中学から実力をどんどん発揮して、部活ではコンクールで受賞したり、成績も控えめに言って上位層。最近は進路指導が始まったけれど、担任からも塾の先生からも「期待しています」と言われちゃった。まぁ当然なんだけれど。もう楽しみしかない(笑)。小学生時代の「頭がいい」というのはあてにならないとか、中学生になると実力がわかるというのは本当なんだね』
お子さんが中学校に入ってから大きく成績を伸ばしたことを受けて、「中学校になったらいろいろな実力がわかる」と嬉しそうに話す投稿者さん。小学校で成績がよかった友だちと比べ、「これからが楽しみ」と話す姿が印象的ですね。この投稿に対して、ママスタコミュニティのみなさんからは150件を超えるたくさんのコメントが集まりました。
まだ中1なら、これからグングン伸びる子もいる
『投稿者さんの子、このまま順調にいくといいねー! まだ中1なら、中3でガラッと順位なんて変わっちゃうよ。小学校まで普通だったけれど、中学に上がってぐんぐん伸びて、「俺、才能ある?!」とあぐらをかきはじめたら一瞬でまわりに抜かされるよ』
『本当の実力は高校に入ってからだよ。中学まではなんとかなる。投稿者さんの子も油断大敵よ』
『まだまだこれからだから楽しみだね。中学1年生からいつまでキープできるかな? なにかがきっかけで、学校に行けなくなったりもするから気をつけないとね。恋愛に目覚めたりしたら、急に成績が下がる子もいるから』
「中学生になって成績が伸びたから、自分の子には実力がある」と判断した投稿者さんに対して「これからどんどん伸びていく子もいるかも」との声が集まりました。受験直前の中3で成績がグンとアップする子もいれば、高校になってから実力が開花する子もいます。いつ実力が発揮されるかは、お子さんによっても違うのかもしれません。
社会人になってから、本領を発揮する方も
『本当にわからないよね。小学校は宿題もやってこないでいつも怒られていて成績も悪く、中学では赤点補習ばかりで……の友だちが、今じゃ商社マンだわ。小中学で頭がよくても、高校でついていけなくて落ちぶれる人もいる。本当にわからないよね』
『いや中学なんて狭い世界だよ(笑)。うちの旦那は中学まで学年トップだったけれど、偏差値が高い高校に行ったら授業についていけずに、いつも最下位グループ。井の中の蛙だったんだって。高校、大学はさておき、結局のところはいい会社に入れるかどうか。最終目的地まで行ってから「うちの子は勝ち組だ」と言えば?』
『トップ校に進学しても難関大学に合格しないと意味がないし、その後はいい会社、昇進……一生競争社会で人生はしんどいね』
「いつも学校で怒られてばかりだった友だちが、立派な職業についた」、「中学までは勉強ができたけれど、高校に入ってからは上位にいられなくなった」など、成長するにつれて力量の移り変わりを感じたと話してくれた方もいました。ご自身が満足できる環境に身を置くには、常に努力し続けることが必要なのかもしれませんね。
我が子を褒めるのはいいこと。でも……
『楽しみでよかったね。でも友だちをバカにするのはどうかと思うよ』
『他人の子どもを蔑むような目でしか見られない投稿者さんは、なんかかわいそうだね。自分が大したことなかったから負い目があるのかな? 子どもによっては、中3の夏からでもグーンと伸びますよ!』
『うちの子もそんな感じ。だけど友だちのことをけなしたりはしない』
『誰かと比較して我が子を誉めるついでに友だちのことを嘲笑するんじゃなくて、ただ素直に純粋に我が子の成長と頑張りの結果である成績を誉めてあげられる親になりなね。お子さんのために』
ご自身のお子さんの成績を褒める一方で、よその子をけなすような投稿者さんの発言に対しては「他人の子を蔑むようなことをするのはいかがなものか」とたしなめるような声も聞こえてきました。「よその子をバカにしない」というのは、我が子を褒めることと同じくらい大切なことではないでしょうか。褒めるときには誰かと比較するのではなく、子どもが実力を発揮できたことを純粋に褒めたいものです。
学年が上がるにつれて我が子の実力が見えはじめ、成績が伸びたり賞をとったりすることは親として嬉しいことでしょう。ひょっとしたら、友だちと比較して「よくできている」と感じることもあるかもしれません。しかしお子さんを褒めるときには誰かと比べる言い方をするのではなく、素直に努力を認める褒め方をしたいですね。
文・motte 編集・荻野実紀子
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