小学1年の娘が「新しい筆箱を買って!」と泣く。ママは買わないを貫く?それとも……
お子さんが小学校に入学するときに、新しい文房具や学用品を買い揃えたご家庭は多いのではないでしょうか。一緒に選んだのも楽しい思い出、1年たてばお子さんも2年生になりますね。ところがもうすぐ2年生という時期に、娘さんから困ったおねだりをされているママから相談が寄せられました。
『小1の娘が、買ってからまだ1年も経っていないのに、新しい筆箱を買ってほしいと泣いてねだってきます。理由はお友達が新しいのに買い替えているから。そのうち1人はもう3つ目だそうです。「壊れてもいないし、まだ使えるから」と話しましたが、どうしても欲しい様子。「お年玉で買ったら?」と言うと「それはイヤだ」と言います。私は買わないを貫きたいけれど、これで良いのか不安になってきました。こんな場合、みなさんならどうしますか?』
相談するママの娘さんは、筆箱を大事に使っていたのでしょう。購入してから1年経つとのことですが、筆箱はまだまだ使える綺麗な状態だそうです。こちらの投稿を読んだママスタコミュニティのママたちは、“買う”“買わない”など、たくさんのコメントを寄せてくれました。
ものを大切にする心を持ってほしい。買わないを貫くママたち
はじめに、“買わない”と娘さんに話した投稿者さんに賛成するママたちのコメントを紹介します。
『私も買わない。うちも小1で「新しいの買って」って言うけど、まだ使えるし、そんな理由では買わない』
『ここでちゃんとしておかないと大きくなってきたら、筆箱→衣服→鞄→アクセサリー→スマホって次々と「みんな持っているからほしい」って言い出すよ。筆箱なら1,000円くらいだけど、スマホだったら次々は難しくなる。「お友達が次々と新しいスマホに買い替えているから私も〜」って泣いたら、可哀想ってならないよね?』
“買わない”とコメントするママたちは、「最初が肝心よ」「今は恨まれると思うけど子育ては長い目で」と投稿者さんに賛成したり、投稿者さんを励ましたりする言葉を寄せています。また初めは“買わない”と言ったのに、あとから“買う”とママが言うことを変えてしまうと「泣けば買ってもらえると間違った知恵がついてしまう」と指摘する声もありました。投稿者さんの娘さんに、泣いてもママの考えはブレないことを示す良い機会かもしれないですね。
新しい筆箱を買ってあげるけれど、ものを大切にする心も育てたい
投稿者さんは、新しい筆箱を“買わない”と娘さんに話しましたが、投稿に対してのコメントでは“買わない”ママよりも“買う”ママのほうが、多数派のように感じられました。しかしすぐに買うママは少なく、多くのママは「買うけれど少しだけ高いハードルをつける」とコメントしています。
ハードル①2年生になるタイミングまで我慢
『友達が買い替えているからっていう理由が嫌なんだけど、壊れるまでっていうのも可哀想かな。でも我慢する力も身につけてほしいから、しばらく我慢させる。そして2年生になるときに買う』
『私なら「壊れてもいないのに買い替えるのは無駄使い」と話して放っておく。それでグダグダごねずに修了式までちゃんと使えたら、サプライズで春休みに好きなのを選ばせるかな』
ハードル②お手伝いをしてお小遣いを自分で稼ぐ
『うちは壊れていないならお小遣いで買う決まりになっている。自分のお金だから真剣に考える。そして「あと◯円貯めないと!」って自分で計算して、家の中でバイトしているよ。10円単位のバイト料だから簡単には貯まらないけど、頑張ってやっているよ』
『1日10円とかのお手伝いとかは? すぐには貯まらないけど、自分で頑張らせて買わせたらどう? うちも1年生の終わりに同じことを言われたけど、買わずに3年生まで使ったよ』
新しいものが欲しかったり、買ってもらえるお友達が羨ましい気持ちは、子どもも大人もあるものです。でも欲しがればなんでも簡単に手に入るのは、子どもにとって良くないと考えるママが多かったように思います。ママたちは、我慢したり努力することの大切さを教える良い機会だと考えているようですね。
また、複数のママからは、筆箱を「家用」「習い事用」「色鉛筆やカラーペン用」「ハサミや定規などの小さな文房具用」など、用途に合わせて2、3個持っているとの意見がありました。新しく買った筆箱は学校で使って、古いものも大切に使えれば“ものを大切にする心”は育つとコメントしてくれました。
買うか買わないかよりも、子どもと考えることが大切
一方で、今回の投稿に寄せられたコメントのなかには、“買う”“買わない”とママが決めてしまうのではなく「もっと娘さんの話を聞いてみよう」と提案するママもいました。
『うちも同じようなことが最近あった。「本当に欲しいの?」と話を聞いていくうちに、「友達が持っていて同じものを」って言い出した。でもその友達は仲良しってわけではなく、クラスのリーダー的な女子だった。頑張ってリーダー女子について行ってた感じ。私の気持ちは、仲良しではないし、リーダーの子に合わせなくても……クラス替えをしたらリーダーは変わるし……なんだけど、仲間はずれとか考えると難しい問題だなぁって思ったよ』
『1年生も終わってないのに筆箱3つ目って子と仲良しなのがどうなんだろう。今は仲良しの子の持ち物自慢合戦に必死かな。でもそうじゃない子はだんだんに、そういうグループから抜けて別のグループを作るよ』
『みんな持っているの“みんな”は、大した人数じゃない。けれど、そのみんなの中で生きているのが子どもの世界。そのことを娘さんは訴えているんだと思うけど』
『いろいろな意見やママの気持ちを子どもに伝えて、子どもに考えさせて自分で結論を。親からすれば、買っても買わなくても大差ない金額。本人が考えた時間が大事だと思う』
“買う”“買わない”は、それぞれの家庭のルールや考え方があることと思います。ママが「買わない」と言ったのに、娘さんがしつこく「買って」とおねだりするのは、ふだんの学校生活や友達関係のなかに理由が隠れていることもあるでしょう。ママが娘さんの話にじっくりと耳を傾けることで、娘さんが「本当に新しい筆箱が欲しい」のか「今の友達はこれからも大切にしていきたい友達か」など、自分の気持ちを整理して考えるキッカケになるかもしれません。娘さんが自分で考えて結論を出せたなら、娘さんの大事な成長になるのではないでしょうか。ぜひ娘さんと話し合って、ママも娘さんも納得できる方向を見つけられるといいですね。
文・間宮陽子 編集・Natsu
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