音読の宿題は毎日すべきなの?ママたちが子どもに音読をさせる「なるほど」な理由とは
音読の宿題について、あるママから投稿がありました。
『音読の宿題、毎日きちんとやらせている? 正直、今日はやっていないけれど特別にサインしておくね! という日もあるよね? うちは土日はほとんどサインだけしているよ。このままだとちゃんとしていない大人に育つだろうか?』
投稿者さんのお子さんは、音読の宿題をさぼってしまうことがあるようです。宿題をさぼることは子どもの教育に良くないのではないかと、投稿者さんは心配している様子です。ママスタコミュニティのママたちは、子どもに音読の宿題をしっかりさせていたのでしょうか。
音読はさせている。その理由は?
子どもが自主的に音読をする
『やらせているよ。子どもも「今から音読するから」と言うし』
『3年生男児と1年生女児。自主的にきちんとやっているよ。去年まで6年生だった息子も6年間きちん本読みはやった』
音読が習慣化されていて、自主的に本を読む子もいるようです。例えば最初は音読が宿題だったから仕方なくやっていても、毎日続けることで「やらないと落ち着かない」となることもあるのかもしれません。
やるべきことはしっかりやらせるため
『やらせているよ。正直、本が読めるかどうかに重点は置いていない。子どもの頃から楽をする癖を付けさせたくないからやらせている。親公認でやらせていない子は、門限が守れなかったり嘘をついたり、学年が上がるにつれてトラブルが増えてきているから、そうなってほしくないだけ』
『やらせている。正直ちゃんと聞いてあげていないけれど、学校から課題が出ているのに、親がやらなくて良いと言うなんてあり得ないよね』
学校からの宿題として音読が出ているならば、子どもはそれをやるのが当たり前という考えのようです。プリントなどと違って音読の課題は提出することはありません。親がサインをすれば、学校は音読をしたと判断してしまいます。でもそのような楽をするのは、子どもにとっては良くないことですよね。やるべきことはしっかりやらせるのも、親の役目といえそうです。
子どもに嘘をつかせたくない
『やらせていたよ。嘘つかせるの嫌だわ』
本当は音読をしていないのに親がサインをしてしまうと、子どもは先生に嘘をつくことになってしまいます。これでは嘘はいけないことと教える立場の親が、子どもに嘘をつかせるという矛盾が生じてしまいます。それに嘘をつくときには子どもも嫌な気持ちになるでしょう。子どもに心理的な負担をかけないために音読をしっかりやらせるママもいました。
音読をやるかどうかは親が判断すればよい、という考え方も
『まともにやったことないけれど、難関校に合格している。うち以外も賢い中学に合格した家庭はみんなやっていないよ。必要かどうかは親が判断すれば良いと思っている』
投稿者さんは子どもが音読をしないと勉強に差し支えが出るのでは? と思っているようです。でも音読をしなくても難関校に合格した子を持つママもいます。子どもの興味や能力によって違うでしょうけれど、音読をしないから勉強が苦手ということにはならないようですね。
音読をやらないならサインをしない方がいい
『音読をやらなければ、サインをしなければいいんじゃないの?』
『平日は読んでいる。土日は読まない日もある。読まなかった日はサインをしないから、先生にも読んでいないとわかる』
子どもに音読をしたと嘘をつかせるのも嫌というコメントがありましたが、嘘をついてもいいと思わせてしまうのも良くありません。音読をやらなかったのなら親がサインをしなければいいですよね。子どもは先生から注意を受けるでしょう。子ども自身が反省をして、次からはしっかり音読をするようになることが大切なのではないでしょうか。
音読が苦手な子どもへの対処法
『金曜日に土日分もやったら? 平日ならできそうなんでしょ?』
『毎日やっているよ! 休みの日も。1回は真面目に読んで、2回目はメロディをつけたりモノマネをしたりしながら読んでいいことにしている。結構面白くてハマっている(笑)』
音読が苦手な子どもに対しては、遊びを取り入れるとすすんでやるようになるかもしれません。メロディをつけたり、モノマネをするなど子どもが楽しく音読に取り組めるように工夫をしているママがいました。土日にできないのであれば、平日にまとめてやってしまう方法もありそうです。
音読することで期待される子どもへの効果とは
一般社団法人 日本朗読検定協会によると、音読や朗読がもたらす効果として子どもが言葉で伝える楽しさや重要性を知ることで、相手にうまく伝えられるような読み方をしようと努力するなど主体性がみられるようになることがあげられます。また授業だけではなく学校行事でも堂々と発表するようになったり、「自分の話を聞いてくれる友達がいる」という信頼関係ができたという事例もあります。音読をすることには子どもにとって少なからず良い影響があるようです。
音読は子どもがママに読み聞かせする時間!親子で物語を楽しんで
先生から出される宿題は音読だけではないかもしれません。子どもの宿題に付き合うママは負担に感じることもあるでしょう。親も子どもも音読を宿題ととらえるのではなく、子どもがママに読み聞かせする時間と考え方を変えれば音読が親子の楽しみのひとつになるのではないでしょうか。
文・こもも 編集・しのむ イラスト・Ponko
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