お通夜に参列するとき子どもに着せる洋服のマナーがわからない!何を着せる?どこで買えばいい?
突然の訃報で、急にお通夜に駆けつけなければならなくなったとき、子どもに何を着せようかと悩んだことはありませんか? 冠婚葬祭には地域や家庭によってさまざまなしきたりやマナーがあることでしょう。今回はお通夜に参列することになり、小学生の子どもに着せる洋服に悩むママから、ママスタコミュニティに質問が投げかけられました。
『高学年の子どもなんだけど、お通夜の格好って黒っぽい服でいいの? ユニクロとかでそろえていいの?』
小学校高学年のお子さんをもつ投稿者さん。子どもを連れてお通夜へ行くこととなり、どのような装いをさせるのが正解なのか迷っているようです。大人と子どもではお通夜や告別式での洋服などのマナーは異なるのでしょうか?
お通夜も告別式も、制服があればOK
『学校の制服があれば制服で。なければ黒い服でいい』
『うちの子は1年生なんだけど、全身黒でもどうしてもカジュアルになるから幼稚園の制服を着せて行ったよ』
『うちは制服を着せた。今さらだけど制服って便利だね』
お子さんの通学先によっては制服が決まっている場合もありますよね。その場合はあえて喪服を用意せずに、制服を着せるという方が多いようです。成長期のお子さんの場合は、冠婚葬祭に対応できるフォーマルを用意しても、すぐにサイズアウトしてしまう可能性もあります。もし制服があれば制服を着せて参列するとよいとのことです。ママの声にもあるように、学校の制服で冠婚葬祭のすべてに対応できるのならば便利ですよね。
学校の制服がない場合は、黒っぽい服装にする
筆者の子どもが通っていた小学校には制服がありませんでした。子どもは基本的に普段着で通学していたため、「制服がない場合はどうする?」というママたちの疑問にはとても共感できます。ママたちが提案してくれたアドバイスを見てみると、「黒っぽい服装」を用意することがオススメのようです。
『お通夜でしょ? お葬式じゃないから黒っぽい格好でいいよ。シンプルなやつね。キラキラストーンとかラメとか、変な絵が描いてあるようなにぎやかな服はよろしくない』
『お通夜ならいいんじゃないの? うちは小2だけど黒いトレーナーに黒いパンツでお通夜へ連れていっちゃった』
『長袖のワイシャツに、黒のパンツでいいよ。寒そうなら、ワイシャツの中に長袖のTシャツを着せればいい。ほとんど室内だし、それで寒くはないと思うよ』
子どもの場合は「喪服」のスタイルにこだわらず、控えめな黒っぽい装いをすればいいという声が多く寄せられました。しかも大人の喪服のように全身が真っ黒のものではなく、インナーは白のシャツやポロシャツでも問題がないという声も。
『地味な制服をイメージしたらいいと思います』
イメージすると良い服装は「地味な制服」だそう。まさにこの表現こそが、多くのママにとって最もわかりやすい説明かもしれませんね。着る機会があるかどうかわからない喪服を用意するよりも、子どもが普段から着用可能なものを選ぶほうが経済的でもあります。
地域差や風習・しきたりなども影響するお通夜での装い
ママたちからは子どもの服装の心配に対して、「お通夜だから大丈夫」という声も多く見受けられました。お通夜に着ていく洋服はどう考えられているのでしょう。
『うちの方は、お通夜は買ってまでフォーマルっぽく寄せるのはNGなんだけれど、そういうことはきちんと確認した?』
『不幸のときは急なことなんだから、キッチリそろえていると「用意していたの?」と思われてしまい、逆に相手に対して失礼だからね』
『お通夜は急に駆けつけるものだから、畑仕事をしていたまんまで来るようなところもある。だから子どもも赤とか派手な色の洋服でもOKだし、よれよれの普段着とかでもいいの。逆にきっちり喪服のところもある』
お通夜には喪服で参列する場合もあれば、逆に喪服は失礼にあたるというコメントも。地域によって風習やしきたり、言い伝えなど、さまざまな考え方があるようです。用意する前にママのお母さんや義母さんなどに相談してみてもよさそうですね。
子どものお通夜や告別式の洋服、ファストファッションで購入してもいい?
投稿者さんはお通夜に連れて行くお子さんの洋服を、ファストファッションのお店で購入していいかについても悩んでいるようです。お通夜ともなると急な知らせの場合が多いでしょう。急いで用意しなければならないとなると、近場のファストファッションのお店などが利用できると助かりますよね。
『しまむらで安い喪服が買えるよ』
『うちも同じようなことがあった。子ども服がそろそろ入らないけどまだ大人物でもない時期だったので、微妙にちょうどいい物もサイズもなくて。サイズがないだろうけどもしかして……、と入った西松屋で黒いストンとしたワンピースを見かけてそっちにした』
『イオンの子ども服売り場とか学用品売り場とかに、学校で使えるような紺色のパンツやポロシャツが売っているよ。お値段も安い』
ママたちの声を見ると、子ども用の喪服の購入はいつも普段着を買うようなお店を利用しているケースが多いようです。ファストファッションでお通夜や告別式での子どもの装いをそろえるのは問題ないと考えているようですね。ほかにも購入場所として子ども用品店やショッピングセンターなどの名前が挙げられていました。
見た目も大事だけれど、気持ちが一番大事
『お子さんの服装は、当事者は気にしていない(そんな余裕はない)です。親もお通夜の場合は、夏もの冬もの混合でも構わない。気持ちが大事です。告別式は黒か紺色がいいけれど……』
もちろん子どもの服装とはいえ、きらびやかすぎるものや、思わず目を引いてしまうような派手なものは避けるべきでしょう。しかしシンプルなモノトーン系の普段着や、学校の制服に似た服装であれば問題がないそうです。もちろん地域や家庭によってのしきたりもありますので一概には言えませんが、子どもの場合は大人の喪服ほど厳しいルールを感じる人は少ないようです。場の雰囲気に合わせようと気をつかうママは、子どもの装いのために必要以上にムリをしなくていいかもしれませんね。お通夜への参列にあたっては亡くなった方のことを思う気持ちこそが、最も大事になるのではないでしょうか。
文・櫻宮ヨウ 編集・井伊テレ子
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