抱っこで赤ちゃんを寝かしつけても布団に下ろすと起きる……起こさないコツを教えて! #産後カルタ
赤ちゃんのお世話をする大人にとって、抱っこで寝かしつけた赤ちゃんを起こさずにベッドや布団に下ろす作業は難しいお世話のひとつではないでしょうか。赤ちゃんをベッドや布団に寝かせる作業を阻むもの、それは「背中スイッチ」です。
『生後1ヶ月の男の子。背中スイッチで置くことができません。夜中は2時間寝てくれる時もありますが、朝~夜までほぼ抱っこです。今は「ちょっとでも自分の時間作ってきな」って旦那が見てくれてます。背中スイッチがひどかったお子さんをお持ちの方、こうするとまだマシだったよ! という方法ありますか?』
「背中スイッチ」とは何かの製品名ではなく、抱っこで寝かしつけた赤ちゃんをベッドや布団に下ろそうとしたときに赤ちゃんが目を覚ましてしまう現象をあらわした俗語です。敏感な背中スイッチを持つ赤ちゃんを育ててきた先輩ママたちはどのようにして「背中スイッチ」の発動を制御していたのでしょうか。
ママだけが使えるアイテム出動!「添い乳」
『添い乳はだめでしょうか? うちはいつも添い乳なら寝てくれます』
『うちも背中スイッチあって寝なくて限界だったからもう添い乳にして一緒に寝てた(笑)』
ママだけが使える方法ではありますが、赤ちゃんをベッドや布団に寝かせるときにおっぱいを飲ませながら寝かしつける「添い乳」を勧めるママがいました。投稿者さんの赤ちゃんは生後1ヶ月とのことで赤ちゃんもママも添い乳には慣れていないかもしれませんが、試す価値はありそうです。
寝るときのアイテムも一緒に抱っこして寝かしつけてみて
『抱っこでは寝るんだよね? 寝る時にタオルケットを掛けて寝たらタオルケットはそのままで、お尻→頭の順に置いてみて』
『私のときはいろいろ試して、スリングに赤ちゃんを入れて寝たらスリングに入ったまま下ろすと寝てくれました』
『最初からタオルやおくるみで巻いて抱っこ、寝たらそのまま体勢が崩れないように置くと背中スイッチは反応しなかったよ』
抱っこで寝かしつけた赤ちゃんをベッドや布団に下ろすときに赤ちゃんが目を覚ますのは、寝ついた環境が変わったことを感じているからかもしれません。スリングあるいはおくるみで巻いた状態で抱っこして寝かしつけたら、スリングやおくるみごとベッドや布団で寝かせて、環境が変わらないように感じさせる方法を先輩ママが教えてくれました。ベッドや布団に赤ちゃんの身体を置くときはお尻から先に下ろすといいよ、というアドバイスも。
ぬくもりを最後まで!段階的に身体を離していました
『ベッドに寝かせて、そのまますぐ離れないで密着して肩をトントンする。しばらくしたら離れる』
『おくるみにくるんでお尻からそっと置いて背中に手を添えたまま寝かせて最後に静かに手を抜く』
『抱っこしたまま横になる。そのまましばらく寝る。少しずつ少しずつ、抱っこしている腕を緩めていく。抱っこしていた腕が完全にはずれても しばらく横になってる。少しずつ少しずつ赤ちゃんから離れていく』
赤ちゃんの「背中スイッチ」が発動する理由のひとつとして、人肌のぬくもりが感じられなくなることも考えられます。数々の寝かしつけを乗り越えたママたちは、ベッドや布団に下ろしたあともしばらくは赤ちゃんに添い寝したり、腕を添えたりしていたようでした。
抱っこのまま、一緒に横になって寝てしまおう!
『いろいろやったけど最初の3ヶ月くらいはどうにもならなかったよ。抱っこしたままソファーで寝るのが一番楽だった』
一方でこちらのママのコメントのように、どんな寝かしつけの方法を試してもママの抱っこでしか寝ない赤ちゃんもいます。まだ世に生まれ出たばかりの赤ちゃんですから、ママが赤ちゃんの好きな寝方に合わせていくのも、楽になる方法のひとつですよね。疲れたら、”抱っこのまま”赤ちゃんと一緒にママも寝てしまいましょう。赤ちゃんが成長してベッドや布団で寝てくれる日は、いつか必ず来ますよ!
文・しのむ 編集・しらたまよ イラスト(産後カルタ)・むらみ
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