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思春期の中学生にうんざり。子どもの口答え、怠惰、態度の悪さ……にどう対抗する?

小学校高学年から高校生は思春期真っ只中。親に反抗的な態度をとる子どももいるのではないでしょうか。どの子にも思春期や反抗期があると理解していても、実際に子どもの様子が変わってしまうととてもショックを受けますよね。あるママも子どもの反抗期に悩んでいるひとりです。

『中1男子の反抗期に疲れた母です。毎日息子と言い合いで疲れました。今日もリビングに荷物が散乱していたから「片付けて!」と言えば、返ってくるのは文句ばかり……。「それなら夕食を食べなくていい!」って言ったら、本当に食べず。明日も早くから部活だけれど「応援も来なくていい」だって。「なら何もしないし起こさない。お弁当も作らない」って言ったら、またキレられた。いつまでこんなの続くんだ。私がおかしくなりそうです。旦那は「いちいち相手にするな」と言うけれど、ほうっておいても後始末するのは私だし……。男は気楽でいいよね』

思春期の中学生にうんざり。子どもの口答え、怠惰、態度の悪さ……にどう対抗する?1
今日もリビングを片付けてほしいというママの言葉をきっかけに喧嘩に発展してしまったもよう。そんなつもりはなかったはずが話はどんどん脱線し、なぜか思いもよらぬ方向へ……、結果回収不可能に。こんな毎日にうんざりとしているママの気持ちがよくわかるという方も多いのではないでしょうか?

多くの子どもが中学校入学後にそれまでの“可愛げ”を失う?!

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『私も今日同じことした。うちの子は弁当を買って行くみたいだけれど。本当に口が悪くて、私になら何を言ってもいいと思っているのかな……。本当疲れたよ』

『毎日、疲れるよね。うちにも中1の娘がいて、言うのも疲れちゃって、もう口をきかないようにしている。いろいろなことガマンしすぎて、笑顔も作れなくなってきた。子育てがこんなに辛いってこと、産む前に知っておきたかった。周りのうちは、こんなに苦しんで子育てしてないだろうなって思うと悲しくなる。ほんとそうだよね、いつの場面でも対応するのは私。このしんどさ、わかるはずないんだ』

『全く同じことで悩んでいます。本当に小学校卒業までは毎日ニコニコ。「お母さん、今日学校でさー!」って話しかけてきてくれたのが、中学校に入学したら挨拶すらしなくなった。保護者が知っておかなければいけないことも少なくないから「いろいろ聞いておかなきゃ」と話しかけても会話にならない。ちょっと話しかけただけですごく嫌な顔をされる。かといって自分の身の回りのことを自立してやっているかっていったら、洗濯物は部屋に溜めっぱなし、制服をハンガーにかけることすらしない、部屋の片付けも掃除もしない。だから気持ち悪いくらいの汚部屋。ご飯も自分で作って食べるわけでもなく。私の中学時代、反抗期には、洗濯は自分の分だけ自分でやって、親を部屋に入らせないために自分で綺麗にして、朝ごはんは自分で勝手に作って食べていた。お弁当も。男女の違いなの? 反抗するくせに親に頼りきりって本当に腹が立つ』

ママたちが少なからず傷つき、思い悩む様子が見てとれますね。実は思春期はそれまでの発達課題をやり直す時期だと言われています。この時期は自主性(自律性と自発性)を獲得しようと、今までママの言うことをよく聞く子どもだったのに、今までと反動的に反抗的態度が強く出るというようなことがあるそうです。ママスタコミュニティにコメントを寄せてくれたママたちのお子さんの態度が急変したのもこのせいなのでしょうか。ただもしそうだとしても、実際子どもに口をきいてもらえなかったり、全てに反抗されたりする日々が続くと、やはりイライラやショックを抑えるのは難しいに違いありません。

応戦する前にひと呼吸。一歩引いて受け流す努力を

さてそんな思春期を迎えた、生意気盛りの子どもたちをうまいこと交わしている“プロママ”たちもいるようです。

『「はいはーい」って流しておいたらいいのに。人それぞれ怒りのツボってものがありますが……』

『反抗期はそんなもんだからほうっておく。リビングの荷物は邪魔だからまとめて本人の部屋に持って行って置いとく』

『よほどのとき以外はうるさく言わない。必要なことはやってあげる。ママさんの気持ちは分かるけれど、子どもも思春期で慣れない学校生活だし、肉体的精神的に疲弊しているんだよ』

『親が言うことすべてにイライラする時期なんだよ。2歳児だと思ったほうがいいよ。何も通じないイヤイヤ期だから。まともに会話もできないから。ただ2歳児と違うところはある程度放置できるところですね。何を言っても聞き入れないから放っておく』

反抗期には「親から自立したい、でも不安だ」と揺れている子どもが多くいます。それが「口では一人前のことを言うのに甘えている部分もある」という矛盾した態度に繋がるのでしょう。そうとわかれば、少し冷静になり、一歩引いて我が子を見つめ直すことができるのではないでしょうか?

子どもの反抗的な言葉の裏に潜む真意に光を当てる

また子どもの反抗的な言葉をすべて真に受けてしまっていいのでしょうか?

『応援に来なくていい=何もしない、お弁当も作らないっておかしくない? たとえば授業参観に来なくていいって言われても同じことするの? 親に来て欲しくない、見られたくないって時期あるよね? そこは大人しく見守るときでしょ』

『応援に来なくていいって息子に言われて、なんで「弁当を作らない!」になるの? そこイコールじゃないでしょ』

まずは何が何でも言うことを聞かせよう、こちらの思い通りにさせようという気持ちを抑えてみませんか? それよりも大切なのは「なぜ部屋の片付けをしないのか」あるいは「できないのか」、「なぜ部活に来てほしくないと言っているのか」を知ることです。乱暴な言葉に応戦する前に、その言葉の裏に隠れた子どもの真意を汲み取ってあげるべきではないでしょうか。

わがままが言えるのは、ママを信頼して甘えている証拠

『でも、わたし思うんです。お母さんのことを信頼しているから、思い切りわがままできるんだなって。悪態をついたり無視したり、こんなこと心から信頼してなきゃできないでしょ。「可愛い奴め」と心の中で思って、「はーい」って言うことを聞いてあげられるといいですね』

なんだかんだ言っても、結局子どもが思い切り反抗できるということは、ママを信頼して甘えている証拠かもしれません。やり場のない思いをぶつけても暴言を吐いても、「ママなら自分を見放すことはない」と信じているのでしょう。
それであればこちらも、思春期の子どもの反抗は大人になるための通過点だと理解して、子どもの意見を尊重しつつ見守ってあげられるといいですね。思春期が終われば、きっと今までよりも少し大人になった素敵な笑顔の息子さんに出会えるはずです。

文・物江窓香 編集・blackcat イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
中1男子の反抗期に疲れた母です。