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どこまで答えれば気が済むの?子どもの「なんで?」攻撃への対処法とは

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多くは2歳前後にやってくるという「イヤイヤ期」を、やっと抜けた! と安心するのも一瞬で、間髪入れずにやってくるのが子どもの「なんで?」攻撃かもしれません。ことあるたびに「なんで?」。理由を説明すればさらに「なんで?」。あまりのしつこさに嫌になってしまうママもいるようです。

答えるたびに「なんで?」返し。無限ループにイライラ

ママスタコミュニティにあったのも、我が子の「なんで?」攻めにあっているママからの投稿でした。どこまで説明しても納得してくれない様子に、ほとほと困り果てているようです。

『子どもの「なんで?」に、どこまで対応してる? 3歳の我が子はただ「なんで?」を言い続けている感じ。「おやつを食べるのは、もうやめておきな」と言えば「なんで?」。「ご飯を食べられなくなるよ」と答えれば「なんで食べられなくなるの?」。「おやつでお腹いっぱいになっちゃうでしょ?」→「なんでいっぱいになっちゃうの?」。「なんでか考えてごらん」→「なんで考えるの?」といった感じ。疲れるし、余裕がないときはイライラしちゃう』

どこまでも続く「なんで?」攻撃。どんな質問をしてくるか予想がつかないのも、ママを困らせることのひとつのようです。

『うちは2歳4ヶ月だけど、最近「なんで?」がすごすぎる。今日は「パンはなんで時間がたつと固くなるの?」と聞かれて、困った。まだ理解力がないから説明してもムダだろうなとは思いつつ、できるだけ説明しているけど』

『今日は「なんでワンワンが服着てるの? 毛がいっぱいあっても寒いの?」と、飼い主さんに聞こえるような声で聞かれた。返事できなかった……』

『最近、甥っ子の「なんで?」が面倒くさい。「ご飯だから、手を洗っておいで」→「なんで?」。「いろんな物をさわって、手が汚れてるでしょ? ご飯といっしょに身体にバイキンが入ったらイヤじゃん」→「なんでイヤなの?」。「バイキンだよ? 風邪とかひいちゃったら、イヤでしょ」→「なんで風邪ひくの?」みたいな無限のループ。途中から”うざっ!”って思う……』

我が子にはまだ来ていない「なんで?」攻撃に、今からドキドキしているママも。

『うちは今2歳半。いつか「なんであの人、髪の毛がないの?」とか「なんであの人、腕に落書きがしてあるの?」とか、気まずい内容の質問を大声でされるんじゃないかとおびえてる……』

どこまでもつきあえれば理想的!でも現実はそうもいかず……?

子どもの知的好奇心を満たそうと、とことん答えているママたちもいます。

『とことんつきあったよ。わからないことは図書館でいっしょに調べたり、水族館の飼育係さんに質問したり。子どもがわかる簡単な言葉で説明できないときは専門用語をそのまま使って説明したりもしたけど、とりあえず一生懸命聞いていた。今頭のよい子に育っているのが、そのおかげだといいな』

『投稿者さんが聞かれたおやつの話を例にすれば、「おやつを食べると血糖値が上がって空腹感が薄れる。だから食が進まなくなり、成長に悪影響が出る。よっておやつは控えたほうがよい」と最初から説明してみれば? なるべく小さい子にもわかるような言い方で。私はそうしていたよ。かなり頭が鍛えられたよ(笑)』

どんな「なんで?」にも、とことん答えてあげるのがもちろん理想的なのでしょう。ただ現実には、子どもの質問にどこまでもつきあう余裕がない場合もあります。コメントをくれた多くのママたちは「できる範囲で答えるけれど、最後まではつきあえない」というものでした。

『はじめは答えるけど、だんだんイラついてきて「いいから早く!」と言ってしまう』

『最後は死んだふりしてる』

『時間や心に余裕のあるときはつきあうけど、それ以外のときは「なんでだろう? お母さんにもわからないや! お父さんに聞いてみようか?」と言ってごまかす』

みなさん苦労されているようです(笑)。

「なんで?」返しに、逆質問。ママたちの対応あれこれ

子どもの口から出るのは「なんで?」と、いつも同じ言葉かもしれません。でもその中には本当に理由が知りたくて聞いている「なんで?」や、ママとのやり取りをおもしろがっているだけの「なんで?」などさまざまな「なんで?」があるよう。後者であれば適当に流しているママもいましたが、前者の場合はママたちもさまざまな工夫をしているようです。

『私は「なんでだと思う?」って考えさせるようにしている。そうするとわからないのにドヤ顔で「知ってる!」って言うよ(笑)。「なんで?」って言うのをおもしろがっているだけのときはそうやってかわして、本当に答えを知りたがっているときだけ説明している』

『答えられるものは答える。時間があるときは、調べてあげる。面倒なときや余裕がないときは「なんでだろうね~」とか「なんででも!」で終わらせる。あまりにしつこいと「なんで”なんで?”って言うの?」と聞いてみる』

『私は「なんでだろうね? お母さん、わかんないや。〇〇はなんでだと思う?」って言ってたわ。余裕があればつきあうけど、忙しいときはこれ。そうしたら子どもなりに考えて、答えを出していたよ。教えてくれたら「わぁ、すごいね。◯◯は物知りだね!」って言っていたら、自分で調べて教えてくれるようになった(笑)。これがいいのか悪いのかわからないけど、うちの子には効いたよ』

考えてもわからないときは「ママにもわからない」と、正直に答えてみるというコメントも。

『理解できるかは別として、わかる部分は説明する。例えば「空はなんで青いの?」という質問には「青い太陽の光がたくさん見えているだけ」とか、タブレットで見せながら説明したよ。だけど「宇宙はなんであるの?」とか「宇宙人って本当にいるの?」という質問には、正直に「わからない」って言う』

小さな子どもが疑問を持ちそうなことを集めた書籍などを購入して、いつでも見られるところに置いておくのもよさそうですね。

もしかすると子ども自身は答えが知りたい以上に、ママがちゃんと自分と向き合ってくれているかを確認したいだけなのかもしれません。あまりのしつこさにギブアップするまでは、説明でも逆質問でもよいのでぜひ”ちゃんと話を聞いていますよ”という対応をしてあげてくださいね。

文・鈴木麻子 編集・しらたまよ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
3歳児の なんで? どこまで対応してる?