子どもの部活の遠征。保護者の送迎当番は必須ですか?
手のかかる幼児期や小学校時代が終わり、我が子が中学生や高校生になりホッとしたのもつかの間。幼児期や小学校時代とは異なる子育ての不安や悩みに直面しているママも多いのではないでしょうか? ママスタコミュニティには、子どもの部活についての投稿が寄せられました。
『部活の遠征。保護者の中で送迎当番があるって本当??』
中学や高校に入学後、部活に入るお子さんも多いでしょうが、投稿者さんは保護者の送迎が必要かどうかが気になっている様子。やっと手が離れた! と言いたいところに出てきた部活の送迎問題、ほかのママたちの地域や学校ではどのような現状なのでしょうか?
子どもの部活、送迎当番を頑張ってます!
『歩いてたら日が暮れる。近くに駅もないし』
『うちは配車当番当たり前。だって駅から超遠いから電車なんて使えないし、公共のバスも不便。何をするにも送迎だよ』
『うちも配車当番当たり前。公共交通機関で行くには時間もかかるから、遠方ではまず間に合わない。学校に早いときは5時集合。近くても7時集合ぐらい。いろんな道具とかも持っていかないといけないから、車でないとダメ。バスはあるものの、車が無いと不便な地域』
子どもの部活の遠征の際、保護者が送迎当番をしているというママたちからの声が集まりました。車がないと不便な地域であること、また電車やバスなどの公共交通機関があっても、遠征先での試合時間に間に合わないなどの理由から、保護者が子どもたちを送迎しているケースが多いようですね。コメントを見る限り、保護者の送迎当番のことを「配車当番」と呼ぶのも、もしかしたら中高生ママの間ではひとつのルールなのでしょうか。
一方で、部によって送迎当番のあるなしが決まるという声も寄せられています。
団体競技、個人競技。部によって違うこともある?
『部によっても違うし、行き先によっても違う』
『部によって配車か、個人で送迎か違う』
『うちの子の学校だと団体競技はわりと配車で、テニス部、卓球部、陸上部なんかの個人競技は各自送迎が多い』
部活に入ったから必ず保護者の送迎当番が必要かと言うとそうではなく、部によって違う、あるいは遠征先によって違うとのこと。団体競技の部活は送迎も団体で! ということは同じ車に部員が乗っていくことで士気を高めるなど何かしらの理由があるのでしょうか。個人的に気になるところです……。
また遠征先の会場が不便な場所にあったり、遠いところにあったりする場合に送迎が必要となるのは、試合の開始時間などを考えるとやむを得ないのかもしれません。もしお子さんが入る予定の部活が決まっているのであれば、周りの先輩ママたちに保護者の送迎が必要なのかどうかリサーチしてみるのもひとつの手かもしれませんね。
保護者の送迎当番は、田舎だけでなく都会でも
なかには公共の交通機関で遠征先まで行ってほしくても、思ったように電車やバスが利用できない地域もあるでしょう。筆者の暮らす地域では、電車は通っているものの路線バスは数年前に廃止となりました。大人の移動手段のほとんどが車。中高生のお子さんがいる周りのママたちからは「週末は子どもの部活の送迎よ」という声は確かによく聞きます。どことなく「田舎だからそんなもんだよね~」と思っていた節もあるのですが……。
『うち、都会だけどあるよ。とにかく荷物が多くて子ども達だけじゃ運ばないから。結局親がやる』
『田舎でもない都市でもないところだけど、大雨のときだけ子どもたちを乗せていくこともある。と言っても年に1~2回だけ。大雨なのにバス停から遠いとかだとやっぱりかわいそうで、大体大きな車を持ってるお宅が言いだしてくれる』
田舎だから、都会だからというわけでもなさそうですね。送迎当番に駆り出されるママたちのコメントからは、「送迎をさせられている」という以上に、「部活で頑張る子どもたちを応援したい!」という気持ちが伝わってくるようでした。
送迎当番はないけれど……
他の部活メンバーを乗せていく“当番制”まではないけれど、我が子の部活の送迎は必須だと考えているママもいるようです。
『送迎当番は無いけれど各自保護者が送迎って決まりになってる』
『田舎住みじゃなくても、遠征先が田舎だと送っていかない? 駅から会場まで徒歩1時間とかのとこは送っていってる』
送迎するのが我が子だけとは言っても、パパやママが時間をとられることに変わりありません。仕事が休みの土日に駆り出されるパパやママたち、ほんとうにお疲れさまです! そんななかで筆者が気になったのが、送迎当番が“必須かどうか”という点。
『同級生のママから、「中学生になるまでにファミリーカーに買い換えないと送迎の当番の時に困るよ」って言われたよ。送迎の当番が当たり前にあって、 送迎できない家はお金やお礼をしても肩身の狭い思いをしなきゃいけないらしいよ』
こちらのコメントのように、部活の送迎当番のために車の買い替えが必要になってきたり、遠征の入る週末に親が仕事を休まなければならなかったりするとしたら、それを負担に感じる親御さんも少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。ほかにも、たとえば介護が必要な方が家族にいたり、まだ手のかかる小さい子がきょうだいにいたりすると「送迎当番をしたい」と思ってもなかなかむずかしいこともありますよね。
子どもを応援したい!その気持ちを大切に
毎週のように子どもの部活の遠征に駆り出されている筆者の友人の話によると、「送迎当番はあるけれど、お互いさまで何とかなっているよ」とのこと。頑張っている子どもを応援したい! という気持ちはどの親も共通して持っているはずです。だからこそ「送迎が必須」「親が車を出すのが当たり前」という逃げ場のないルールではなく、できる人ができるタイミングで関わることができる選択肢が示されるといいですよね。
また傍から見ると、子どもの送迎が大変そうに見えることもあるのですが、実際には子どもの送迎や遠征先での応援が親子の大切なコミュニケーションになっているのだそう。お子さんの試合を応援するときだけは旦那さんと会話が弾むそうですよ(笑)。
子どもの成長に伴うあれこれ。「絶対にそうしなければならないのかな……」と不安になってしまうこともあるかもしれません。しかし実際にその輪の中に入ってみると、案外お互いの思いやりのなかで成り立っていることもありそうです。家族で協力し合いながら、学校やほかの親御さんとも協力し合いながら、お子さんのことを応援していけたらいいですね。
文・Natsu 編集・しらたまよ
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