今日も小言をガミガミ!わが子を何歳まで叱りますか?
朝から子どもに「早く起きて!」とか「顔を洗った? 着替えはまだ? パジャマが脱ぎっぱなし!」と注意したり叱ってしまったりすることはありませんか?
毎日同じことを注意しているなぁと思うのですが、言わないわけにはいかない小言の数々……。
ママスタコミュニティにもこのような投稿がありました。
『幼児を放任主義で育児したら非難されるよね。逆に社会人になっても口うるさい母親は、どうなのかと思います。子どもが何歳まで、叱ったり注意したりしますか? 例えば遅刻しそうなのに起きてこないとか、そういう類の怒ったり叱ったり』
筆者も「いったい何歳になったら小言をいわずに済む?」と悩み中。子どもが小さいうちなら、言われないとできないのも仕方がないと思うのですが、小学校の高学年にもなれば「このくらいは言われなくてもできるはず」と思うこともしばしばあります。他のママたちは、どうしているのか気になってコメントを読み進めました。
親なら何歳になってもわが子を注意するのが当たり前
親が子どもを注意したり叱ったりするのは、子どもが大人になってもずっと続くと考えるママたちのコメントを紹介します。なかにはママ自身が親から注意されているというコメントもありました。
『社会人になっても遅刻しそうなら注意する。一緒に住んでいるんだから子どもでも大人でも関係ない。旦那が遅刻しそうなら注意しない?』
『私46歳。父の通院を送迎をしているんだけど「ブレーキ踏むのが遅い」とか「切り返しが早すぎ」だのいまだに注意される』
『長男は大学生、次男は高校生。いまだに叱るけど。私の弟は30半ばだけど、母に叱られているよ。いつまでなんて無い』
ママにとっては何歳になっても子どもは子ども。子どもへの心配事は尽きないですよね。でも本当に子どもが大きくなっても、ママは小言を言いつづけるものなのでしょうか?
大きくなったわが子には小言はいらないと考えるママ
寄せられたコメントには、子どもがある程度の年齢になったら叱る言い方や内容が変わるとコメントするママもいました。
『叱る内容にもよるかな。遅刻なら小学生までは叱る。中学生は自己責任。ただ他人さまに迷惑をかけることなら何歳になっても注意する』
『口うるさく細かいところまでってなると、高校に入ってからは言わなくなった。あまり縛られすぎても嫌かなぁと。でも叱ったり注意したりもするけど』
『うちは16歳前後からあまり怒っていない。自分で考えなさいって感じ』
『高校生を叱るのは思いつかないけど注意はする。「スマホ触りすぎ」とか「早く寝なさい」とか。家でダラけるのは誰でもあると思うけどね』
『朝起きない中3がいる。遅刻させるわけにはいかないと思うから何度も起こしてる。でも朝に叱ってもダメだから、夜遅くまで起きてたら夜に注意している。そのほかには怒ることはない。子どもには、「権利主張するなら義務果たせ」って内容のことは、ときどき話している』
中学生や高校生のお子さんがいるママのコメントからは、小学生や幼児の頃に比べ叱る回数や内容が変わってきている様子が伺えました。中学生や高校生くらいの年齢になると、いちいち叱られなくても子ども自身が考えられるということなのでしょう。
筆者には年の差3歳の子どもが2人います。長男は中学生になり、筆者が長男にガミガミ言うことは少なくなりました。でもいきなり言わなくなったわけではありません。長男が小学4年生で、次男が1年生のときに「何歳まで注意したらいいのか?」と考えるキッカケがありました。
小言を言われるのも習慣になっているのかも?
子どもたちが学校から帰ってきたときのことです。家に着くなり今日学校であった出来事を話したり、おやつを食べたり遊んだり……。筆者は毎日「ランドセルや上着を片付けて!」とか「お便りを出して!」など、2人に同じようにガミガミと注意していました。ふと「なんで入学したばかりの1年生と、高学年の4年生に同じ注意をするのだろう?」と考えました。4年生なら“学校から帰ったらやること”は、習慣になっているはずです。もしかしたらママから言われたらやる習慣になっているのではないかしら? と考えました。
それからは次男には注意をしたり手伝ったりしますが、長男には「片付けたらオヤツにしようね」程度の声かけをして放っておくようにしました。そして長男と2人だけのときに「10歳のきみと7歳の弟では、考えることやできることが全然違うから、ママは2人に同じようには接してないよ。きみはもっと自分で考えられるとママは思っているよ」と話してみました。この話はその後も時々したことがあり、長男なりに考えていたと感じています。中学生になった今は、長男に「こういう考え方はどう?」と提案はしますが、叱ることは滅多にありません。
自分で考えられる年齢は、子どもによって違う
そして3年経ち、次男が4年生になりました。少し前のことですが「もう4年生なのだから……」と長男と同じような話を次男にしました。ところが次男のほうには、正直なところ長男のときのような手応えはないのです。アプローチの仕方が良くなかったのか、まだ考えられる年齢になっていないのか……。今のところ次男には、小言をガミガミ言ううるさいママのほうが良いのかと感じることも多く、どうしたら自分で気がつけるようになるかなと悩み中です。
この投稿に寄せられたコメントを読み、ママは子どもが何歳になっても心配し気にかけていると感じました。また小言を言われない子どもも、なんでも完璧にできているわけでもないと思いました。子ども自身が失敗して考えて自分の力で乗り越えていく。だんだんにママの役目は、注意する人からサポートする人に変わってくように思いました。筆者もできればわが子が中学生か高校生のうちに、ガミガミと小言を言うママを卒業したいなと思っています。
文・間宮陽子 編集・山内ウェンディ
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