赤ちゃんと犬のいる暮らし。新生児期の赤ちゃんが犬と触れ合っても大丈夫?
犬を飼っているご家庭のママは、出産後、赤ちゃんを自宅に連れて帰ったとき、どんなところに気を付けましたか? ある投稿者さんは新生児の赤ちゃんと犬が同居する際、どんなことに気を付ければいいかと質問をしています。
『子どもが新生児の頃から家に犬がいる人。赤ちゃんと犬が同じ家で過ごす場合の注意などあれば教えてください。
いま妊娠中で、家に犬が一匹います。里帰り出産はしない予定なので退院後すぐに犬が家にいる環境にいれることになります。みなさんは赤ちゃんと犬を同じ空間に一緒にしていましたか? 犬はいま常にリビングにいるので別々にさせるのも心苦しいです。
一緒の空間にしておく場合、リビングにもハイタイプのベビーベッドやハイチェア? (自動でベッドが動くようなもの)を用意して直接、犬が舐めたり触れないようにした方がいいですか? 寝室はバラバラのほうがいいですか?(今は夜寝るとき一緒に寝室に連れていって同じ空間で寝ています)』
この投稿に、犬を飼っているママさんからコメントが集まったのでご紹介します。
犬と赤ちゃんは同じ空間にいても大丈夫?
『寝返りできないときはバウンサーとかハイローチェアに置いていたけれど、動くようになったらプレイマットを敷いてそこで遊ばせていた。もちろん目は離さず。家事するときは抱っこ紐に入れていたなぁ』
『うちの子、人を噛んじゃうし子どもが嫌いだから、日中赤ちゃんはベビーベッドで寝かせて寝室でも赤ちゃんはベビーベッド。抱っこしているときでも爪で引っ掻いたりしないように赤ちゃんと一定の距離を保つようステイさせていた』
『里帰り出産なら、犬が住人、こちらは客だよ。犬の生活を変えないで、こちらが気をつける。あとは犬の性格やしつけ具合によるからなー』
『今まで通り生活しましたよ。犬が赤ちゃんに近づいたりはしなかったのでなめるなんてことはしませんでした。普段はベビーベッドで赤ちゃんが寝ていたので、接することもなかったかな?』
犬と赤ちゃんを「リビングなどの同じ空間で過ごさせている」と返答している方がほとんどでした。しかし、同じ空間で過ごすとはいっても、犬の性格やしつけ具合などによって、赤ちゃんと一定の距離を保つようにしたり、高さのあるベビーベッドやチェアなどに赤ちゃんを乗せたりと、さまざまな対策を講じているようです。
環境省が行った「動物による事故」の調査」によると、平成24年度、犬が人に噛みついた事故が4,218件発生。そのうち飼い犬が飼い主や家族に噛みついた件数は213件にのぼりました。犬と赤ちゃんを同じ空間で過ごさせるときは、お互いに安全を確保できる対策を講じたり、ママが目を離さないことが重要となってくることでしょう。
寝室は赤ちゃんと犬でバラバラにしている?
『うちも生まれる前はずっと犬と一緒に寝たりしていたけれど、生まれてからは犬はリビングのみの生活にしたよ。リビング横の部屋を犬が入れないようにして、赤ちゃんを寝かすときはそこへ』
『夜寝るときは主人と犬で寝てもらって赤ちゃんと私は別の部屋だった』
『私は里帰りで実家に2匹いたけど仕切ることなく共同生活だった(笑)。犬が舐めても気にしないし、なんならピッタリとくっついて寝ていた! 先に住んでいるのは犬だから、犬>子が私の考えだった』
「寝室は赤ちゃんと犬でバラバラの方がいい?」という質問の返答では、コメントが分かれました。犬を寝室に入れないようにした、ママは赤ちゃんと寝てパパに犬と寝てもらった、赤ちゃんと犬と一緒に寝たと、さまざまなパターンのコメントが寄せられています。ママとパパの考えや犬の性格、部屋数などの事情で異なってくるのかもしれませんね。
赤ちゃんのアレルギーに注意して
『犬はフリーにして過ごしていたし一緒に寝かせたりしていたけれど、子どもが半年のときに犬アレルギーがわかってすぐ引っ越しして犬部屋を作った。両親ともアレルギーなしだからまさかだったわ』
『アレルギーとかがなければ舐められたり一緒の空間にいても大丈夫だと思うけど、こればかりは産まれてからでないと分からないね』
赤ちゃんと犬が同じ家や空間に住むのなら、赤ちゃんのアレルギーにも注意を払うようにとのアドバイスも。乳幼児がかかりやすい代表的なアレルギー疾患には、 アナフィラキシー、気管支ぜん息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎などがあります。ペットの毛などが原因で引き起こされるアレルギーもあるとのことなので気をつけたいですね。
乳幼児がかかりやすい代表的なアレルギー疾患には、食物アレルギー、アナフィラキシー、気管支ぜん息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎などがあります。
アレルギー性結膜炎:原因となる主なアレルゲンとしては、ハウスダストやダニ、動物の毛に加え、季節性に症状を起こすスギ、カモガヤ、ブタクサなどの花粉があります。
犬とのコミュニケーションも大切に
『赤ちゃんが寝ているときはワンちゃんとのコミュニケーションも忘れずに』
『抱っこしている姿をみたり、焼きもちを多少焼くようなときはあったので、暇があったら犬だけを構う時間も作るようにしました。子どもが大きくなった今、子どもがとっても犬を大切にしてくれています』
犬に今まで通りの生活をさせるか、赤ちゃんが来ることで犬の生活を変えるかは、犬の性格や赤ちゃんのアレルギーの有無、ママとパパの考えなどによって異なるでしょう。ただ、これから新しい家族となる赤ちゃんも、ペットの犬も、大切な家族の一員であることは変わりありません。赤ちゃんと犬が共に安全に暮らせる対策を講じ、どちらにも精一杯の愛情を示してあげて下さいね。
文・物江窓香 編集・Natsu
関連記事
※犬アレルギーのある嫁に飼い犬を預けようとする義母!預かりたくない私は冷たいですか……?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 子供が新生児の頃から家に犬がいる人