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女性におとずれる「生理」。男の子も女の子も知っておくべき知識とは?

生理というのは女性とは切っては切り離せない問題です。だから男の子にも女の子にもきちんと正しい知識を教えることが必要だと『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』の著者であり、性教育アドバイザーで元泌尿器科看護師である、のじまなみさんは言います。生理に関する性教育についてお話を伺いました。
のじまなみ

ママにも知っておいてほしい。生理が始まるまでの女の子のつらさ

――生理が始まる少し前から女の子は不安定になりがちですよね。
女の子は8~9歳にもなると、生理の前段階に入ります。それから生理が始まるまで2年ぐらいかかり、10~12歳ぐらいで生理に入る子が多いです。

この2年間というのは、ママたちでいうところの「生理前3日間」と同じぐらいイライラしたり、不安定になったりするのです。ささいなことで泣き出したり、怒ったりと、気持ちの起伏がすごく激しい時期になるので、女の子は基本的に生理が始まるよりも前、もっと早くから性教育を始めたほうがいいですね。

生理を通じて男の子は女性をいたわることを学ぶ

――ママが生理のときに子どもに何か聞かれたらどう説明したらいいですか? 生理のときにお風呂に子どもと一緒には入らないとか、タンポンをつけて入るとかいろいろありますが、どう対処することが正しいのでしょうか?
ママの生理の説明
私自身は、子どもに生理であることを隠す必要はないと言っています。女の人は生理になると血が出るものだということを、男の子・女の子を問わず見せておかないとわからないですよね。

男の子には特に、生理のときにママ、つまり女性が、どれだけ大変な思いをしているかを教える絶好のチャンスです。1カ月に1回あるチャンスですから、生理のときは一緒にお風呂に入ればいいし、経血が流れているところを見せても大丈夫と言っています。男の子に女性の体の仕組みを教えるチャンスは、生理のときしかないのです。

それを見た子どもが、ママの体は今すごく大変なんだと思ったら、お風呂上がりに大きな絆創膏を持ってきて「はい、ママ。これで血を止めてね」とか、ママを気遣って本当にかわいい言葉を言ってくれることもありますよ。だから、男の子にも女性は生理というものがあることを知ってもらって、「血が出て大変だから生理のときは優しい言葉をかけてあげてね」と教えていきましょう。

子どもが「生理痛でおなかが痛い」と言ったら学校を休ませる?

――生理が始まると、ホルモン的なものは個人差がすごく大きいですよね。生理痛や頭痛、イライラなど、子どもの生理にまつわる症状に対して親はどこまで受け入れればいいですか? そこの扱いは難しいと思うのです。

子どもが生理のときに「生理痛でおなかが痛い」と言ったら「はいどうぞ」と休ませますね。もちろん、なんでもよしとするわけではなくて、本当につらいかどうかは見ていればわかります。普段から話をきちんとしていればの話ですが。それに具合が悪いなと思いながら学校に行くのはすごく大変なことですよね。だから我が家ではプールがある日もプールの授業は休ませます。

――先生によってプールの授業についてのスタンスもいろいろありますよね。生理でも水圧で出ないから入りなさいといわれることもあるみたいです。

水圧があっても血液は出ますよね。男女が一緒になるプールの授業で、どうして女の子だけが生理と気づかれるかもしれないというリスクを背負いながら授業に出なくてはいけないのでしょう。体育の点数を取ることよりも、子宮を冷やすリスクのほうが問題ですよ。生理中は特に子宮を冷やしてはいけません。

中高生になると、生理で体育を休むと減点されるので、タンポンを入れてでも入るという意見もあります。でもセックスもしたことがない子がタンポンを入れるのは、違和感もあるし、すごく労力がいることです。

家庭でも生理の話をどんどんできる、オープンな関係を作る

――のじまさんはお父様から性教育を受けていたそうですね。

すごくオープンな父でしたね。「君たちには排卵日があるからね」とか「生理始まって2週間後が排卵日で、その前後1週間ずつはコンドームをつけなさい。子どもができてしまうから」って。今思うと、大雑把な部分は大いにありますが(笑)。

――お父様がそこまで?! 何歳ぐらいからですか?
幼稚園ぐらいからずっと、常日頃から言われていました。セックスの話だけではなく、女性は生理3日前になるとイライラするとかも教えてもらいました。母が父に「お父さん、私の生理はいつ?」と聞いて、父も「3日後」とか答えるんです(笑)。

――お母さまの生理の日まで把握しているお父さま、優しいですね。
私たちにこっそり、「この3日間はお母さんの周りに近寄っちゃいけないよ」と父が言うんです(笑)。そこで生理前になると女の人はイライラするんだということも知りました。

――家族で生理の話をどんどんオープンにしていけばいいのですね。

女性にとって生理は月に1回くるものですよね。その生理の日は子どもに「生理って何だと思う?」みたいに聞いてみたりしてみてください。生理の話から、命の話にもっていくこともできますよ。

生理のことも家族でオープンに話し続けていくことで、小さな子どもでも理解し、他人を労れるようになるのだそう。タブーを恐れずどんどんオープンに話していけたらいいですね。

取材、文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・ももいろななえ

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『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』 ■著者:のじま なみ ■出版社:辰巳出版 ■価格:1,512円

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