子ども時代に目撃した両親の夫婦ゲンカがトラウマ……暴力の矛先を向けられた方も
「夫婦ゲンカは犬も食わない」とはよく言ったもので、仲違いしている夫婦も時間とともにそのうちまた元の良好な関係に戻ることは多いですよね。しかし子ども目線からすると、自分の両親が激しいケンカをしている光景は一大事に見えることも。みなさんの中にも、子どものころは両親のケンカが怖かったという方がいるのではないでしょうか。
『子どものころって、親の夫婦ゲンカがものすごく怖くなかった? うちは暴力とかはなくて怒鳴り声だけだったけど、怖くて怖くて耳を塞いでいた。そのあと母親が「離婚するかもしれないから」って言ってくるのも恐怖だった』
子どものころの両親のケンカがとても怖かったと語ってくれた投稿者さん。この告白に対して、ママたちからはたくさんの共感のコメントが集まりました。
投稿者さんに共感……ケンカが本当に怖かった
『怖かった。心臓がドキドキして。だから子どもの前では絶対にケンカをしない』
『すごくわかる。ケンカしている声が聞こえてきたら心臓がバグバグして、「早く終わって、お願い」って祈っていた。子どもにそんな思いは絶対にさせちゃダメだよね』
『今思うとそこまでではないんだろうけど、当時は「1階に降りたら母親が倒れていたりするかな」って思いながら、息を潜めて部屋にいたわ。結局、そのときそのときで理由をつけて、今も理由をつけて、ずっと夫婦をしているけど』
『すごくわかる。私も布団をかぶって丸くなって寝ていた。うちは母がヒステリックに父に怒っていたな。父は仕事人間だったから。暴力は無かった。両親がもし離婚したら、私は妹と2人で施設に入ろうと決めていた』
投稿者さんにたくさん寄せられたのは、「自分も子どものころは本当に怖かった!」という共感の嵐。心臓がバクバクしていた、ケンカが収まるまで布団にくるまっていたなど、様子を想像するだけでこちらまで悲しくなってしまいそうなコメントが次々と集まりました。
ケンカが激しくなると……暴力におびえる日々
『うん、本当に恐怖だった。うちはお父さんが暴れて、家具やらお皿やら壊しまくるのがすごくて、ケンカが始まるたびに妹と2人で押入れとかに隠れていたな。ケンカがおさまったあとに台所をこっそり覗くと、母が1人で泣きながらお皿やらを片付けていて、その姿を見るのも辛かった』
『1回だけ本当に怖かった。父が母に手を上げたから。そのときは兄もいなくて、幼稚園の年中だった私は泣きながら「やめてやめて」って必死で止めた。激しいのはその1回きりで、あとは口を聞かないとかだった』
『私も怖かった。母親が泣きながら兄の連絡帳に「家を出ます」って書いていて、それを見つけた父親が母をバスタオルでしばいていた光景が焼き付いている。「母親に捨てられて、学校から帰ったらいなくなっていたらどうしよう」って辛かった。あとで聞いたら「そんなつもりはなかった」と言っていたけど、本当に恐怖だった。そして父親が大嫌い』
『父親はたまに暴れていたわ。台所のテーブルをひっくり返してぐちゃぐちゃになっていたのとか覚えているわ。よく2階の階段のところから、ケンカの声をそっと聞いていた。今はもう父も60歳を過ぎて穏やかになっているけど』
ケンカがヒートアップすると、両親のどちらかが相手に暴力をふるっていた……と話してくれた方も少なくありませんでした。体への直接的な暴力でなくても、家具やお皿がぐちゃぐちゃになっていた記憶があると話してくれた方も。なんとも痛ましい記憶です……。
ケンカの矛先が子どもに。暴力被害にあった方も
『父がアル中のDVで、母が帳簿をつけてたら、何が気に入らないのかいきなりソロバンで母の頭を殴って、ソロバンが真っ二つに。しかも真っ二つになったソロバンを引き続き使っている母も嫌だった。私も意味なく殴られたりしたし、本当に父が消えてくれたらって毎日思っていた』
『うん、怖かった。父親の暴力がひどくて、母親は流血は当たり前、骨折も何度もしていた。止めようとして私が殴られたことも何度もある。今でも大声が苦手。私は絶対に子どもの前でケンカはしないと決めている』
『うちは夫婦ゲンカってなると、父が暴力暴言ありの一方的なケンカになっていくことがほぼ100%だったから、怖くてたまらなかった。どうかすると子どもの私たちにまで飛び火してきたし』
『母親が突然ヒステリックにキレる。父親が母親の首を絞める。たまに包丁を突きつける。母親は出て行く。とても怖くて、泣いて叫んで弟と一緒に母親を探し回った。そんな私たちきょうだいも父親の暴力を受けていた』
暴力を含んだ夫婦ゲンカの矛先がご自身に向くこともあった……と話してくれたみなさんもいました。止めようとしたら殴られたという方から、意味もなく暴力を振るわれたと話す方までいて、その痛ましさがうかがい知れます。子どもへの暴力は体だけではなく、心をも傷つけること。絶対にあってはならないことです。
『ごめん、みんなかわいそう。かわいそうすぎる。今は幸せなことを願う』
このトピックの最後に書かれていたのは、ご両親の夫婦ゲンカに怯えていたみなさんの幸せを祈る優しいコメントでした。子ども時代に傷つけられた記憶というものは、なかなか癒えにくいもの。このコメント通り、いま現在のみなさんがどうか幸せでありますように。
文・motte 編集・井伊テレ子
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