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普通に産んであげられなくて後悔……新生児訪問で保健師さんに励まされた話

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私の住んでいる市では、産後1ヶ月くらいまでの時期に保健師が自宅に来て、母子の健康状態を確認する、「新生児訪問」という事業があります。この新生児訪問を受けるには、市へ子どもが生まれたことを報告するための専用ハガキを送る必要があります。私の家には、ちぃくんが生後15日の日に保健師さんがやってきました。

保健師さんの訪問の目的は、赤ちゃんが元気にしているか。ママが困っていないかなどの様子を見ること。見た目や体重などで一通り、ちぃくんの健康状態を見てもらった後、私とゆっくり話す時間を設けてくださいました。

というのも、私が市へ送るハガキに、沈みきっていた気持ちを正直に書いたからでした。

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当時の私は、赤ちゃんを産めた喜びはありましたが、分娩中にちぃくんの心拍が下がり、緊急帝王切開になったことに大きなショックを受けてもいました。結果的には、健康面に問題はなかったのですが……。

それでも、妊娠中の経過は順調で何のリスクもなかったはずなのに、最後の最後でちぃくんに大変な思いをさせてしまった後悔。そしてトラブルのせいでちぃくんの身に何か起こってないだろうか? という心配がずっと心の中に引っかかっていました。

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ちぃくんが2歳になった今、あの頃を思い出すと、「そんなに落ち込む必要はなかったね」と思えます。それも、この新生児訪問の時に保健師さんが安心させてくれたからこそだと思います。もしも、新生児訪問がなかったら……もうしばらく鬱々としたままだったと思います。

市の子どもへのサポートのありがたみと、不安や悩みを人と会って話す大切さを改めて知った出来事でした。

文、イラスト・Ponko

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