不安でたまらない!発達障害の子どもを持つママ、“幼稚園生活”はどうだった?あらかじめ保護者に打ち明けるべき?
今までママと一緒の時間が多かった子どもが、いざ幼稚園に入園すると「楽しい幼稚園生活が送れるかな」と不安になるママもいるのではないでしょうか。ある投稿者は、子どもが発達障害を持っていることで不安な気持ちが人一倍あると相談しています。
『3歳の息子が来年から幼稚園に入園します。発達障害児に割と理解のある園ですが、やっぱり幼稚園ということでかなり不安です。息子は興味に偏りがあり、療育でも集団行動が苦手です。入園式から始まる幼稚園での行事や日々の送り迎え、保護者同士の集まり……想像すると不安になります。発達障害のお子さんを育てていて幼稚園に通わせていたお母さん達に詳しく聞きたいです。どのような幼稚園生活になりましたか?』
このコメントに、同じように発達障害の子どもを持つママや、クラスに発達障害の子どもがいたママからコメントが届いているのでご紹介します。
発達障害を持つ子ども……幼稚園生活はどうでしたか?
まずは、発達障害を持つ子どもの幼稚園生活を教えてくれたコメントからご紹介します。
補助の先生がつき大きなトラブルなく過ごせた
『遊びの時間は気があう子と普通に遊んでいます。大きな行事のときは逃げ出したりするので、常に補助の先生が抱っこだよ』
『うちの年長と年中の子が両方とも発達障害です。それぞれ加配の先生が1人ついてくれていて、周りの子と同じ行動をしなければいけないときはさせてくれている。定期的に先生と私で面談もして保育方針も話してくれます。参観日や運動会は暴れたりできなかったりで、とてもへこみます』
加配(発達障害を持つ子どもたちの園生活を支える先生)がついてくれていたので、苦手なことがあっても大きなトラブルなく、過ごせたというコメントが寄せられました。集団行動が苦手なお子さんの場合、大きな行事に参加するのはなかなか難しいことでしょうが、加配の先生が抱っこなどで対処してくれたようです。
お友達がフォローしてくれたので楽しく過ごせた
『うちも年少で入園しました。初めは脱走などがありましたが、今は落ち着いて集団行動しています。案外、お友達が諭してくれる場合がある。最初は不安だけど信用してあげなきゃ。療育には週1回通っています』
『1クラスに1人、発達障害の子どもがいる幼稚園に通ってました。年長にもなると、子どもたちがどうしたらその子をフォローできるのか自分たちで考えて、運動会なんかみんなで一生懸命助けてあげてて涙したくらい。理解ある園なら大丈夫!』
『加配の先生もいたけれど、教室移動するときもみんなで手を繋いだり、次は◯◯だよって声かけたりして、みんなが自然と手を貸している感じだった。最初の懇談でママがちゃんと説明したからか、親もみんな理解ある人ばかりだったよ。楽しい園生活になるといいね』
お友達が自然とフォローしてくれて、楽しい園生活が送れたとのコメントも目立っています。トラブルがないように先生が目を光らせてくれているうえで、お友達の手助けがあるのは嬉しいことですね。「不安だけど、子どもを信用してあげよう」というコメントもありました。
子どもの発達障害のことは必要以上に言わない方がいい?
投稿者は、子どもの発達障害について他の保護者に打ち明けた方がいいのかも悩んでいるようです。
『幼稚園では加配をつけてもらうつもりですが、まだどうなるか決まっていないです。他の保護者にも、聞かれれば療育に行っていたことは言おうと考えてます。やっぱり子どものことを考えると必要以上にいろいろと言わない方が良いでしょうか?』
このコメントには賛否両論のコメントが寄せられました。
特に言わなくていい
『加配が付いていれば説明がなくても察するよ。聞かれたら答えるで良いんじゃないかな? 子どもの幼稚園でも親がわざわざ最初の保護者会で説明する人いなかったよ』
『「苦手なことがあったら助けてあげてね」←これは担任の先生の仕事であって保護者が子どもに言うことじゃないと思う。そこまでしゃしゃりでなくても先生はその障害のある子のできないことできることを把握しているから、他の子どもたちにもうまく指図できる。詳しい障害の事情を知らない保護者は口出さない方がいい』
『私は以前、「障害は話すべき」と書いてあるの見ていたから、障害のある息子が園に入るにあたって園に「他のお母さんに説明した方がいいか」相談したんだよ。そしたら、園の先生が目が点になって驚いて「えっしなくて大丈夫ですよ!」と言った。保健師さん、療育の先生みんな同じ反応でした。「わざわざ話したりしなくていいんですよ!」って』
まずは「自分から特に言わなくてもいいのではないか」というコメントです。先生が上手に子どもたちに説明したり、行動を促してくれるからという理由があるようですね。
言ったほうがいい
『最初の懇談での説明ってすごく大切だよね。「お友達は苦手なことがあるかもしれないから何か困っていたら助けてあげてね」と我が子に伝えることができる。中には言わない方がいいって言う人もいるけれど、クラスメイトの母であるなら知っておきたい。もし何かあっても寛容になれる』
『デリケートな問題だし、言いたくなければそれは個人の自由だと思う。でも、その子が何を苦手としてるのかをまわりが理解できると、親も寛容になれる。たとえば子どもが「どうして◯◯ちゃんは△△してるの?」とか聞かれたときも、偏見なく説明できたよ。子どもたちも、その子の苦手なことを理解した上で待ってあげたり手助けしたりしていたよ』
『年少のときはオープンにしていなかったけれど、お遊戯や運動会のときの行動でなんとなく気づかれたかな。みんなの中には入れなかったり長い間座ったりができなかった。年中になって、明らかにできることの差がでてきたから、最初に同じクラスのママたちに伝えたよ。すごい勇気がいったけれど今はスッキリ! ちょっとしたことでも報告してくれたり、見守ってもらえている。クラスの子達もすごく優しい』
発達障害の子どもを持つママからは、打ち明けた方がスッキリしたし良い方向に進むことができたというコメントもありました。また、クラスメイトの親としては「知っていれば手助けできることもある」という思いがあるようです。
子どもの発達障害について他のママに伝えるか伝えないかは、園と相談したり状況を見たりして、判断すると良いのかもしれませんね。ママは子どもの幼稚園での過ごし方に不安になってしまうと思いますが、まずは園と子どもを信頼してみましょう。必要に応じて園に相談をしながら、不安をひとつひとつ解消していけると良いですね。
文・物江窓香 編集・横内みか
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