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平均18分05秒!ママたちがお弁当作りで重視するのはコスパより”時短”

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世の中にはさまざまな「◯◯の日」がありますが、4月10日は「お弁当始めの日」。「ニチレイフーズ」の調査によれば、お弁当の食卓出現頻度やお弁当カテゴリーの売上が年間でもっとも高い時期なのがこのあたりなのだそうです。さらに「弁当」の「弁」の字が数字の「4」に似ていて、「当(とう)」=「10」という語呂合わせも。2017年に「一般社団法人日本記念日協会」から認定されたそうです。
その「お弁当始めの日」を記念して、先日「ニチレイフーズ」が行ったお弁当に関する調査結果が発表されました。

品数多めで作成時間も早い!弁当作りの手際がよいのは、鳥取県民

たしかに「お弁当始めの日」の時期は子どもたちの新学期や新生活がスタートすることから、ママたちも「お弁当」を意識することがあるでしょう。この春からお弁当作りをはじめたママたちにとっても、調査結果は大きな参考になりそうです。
調査ではまず「お弁当を作る際に、工夫していること」について聞いています。
回答は上位から「短時間で作れる(38.9%)」、「無理をしない範囲で作る(32.6%)」、「安く仕上げること(26.9%)」という結果に。
「お弁当を作る際に、重視していること」では、「短時間で作れる(19.9%)」、「栄養バランスを整える(19.4%)」、「安く仕上げる(15.0%)」という回答結果になりました。
つまり”コスパ”よりも”時短”を意識している人が多い、というわけですね。ひと昔前は「とにかく安く仕上げたい」と思う人が多かったようなイメージがありましたが、今の主流は「手早く作れるお弁当」。共働き世帯が増えていることなど、ライフスタイルの多様化が大きく影響しているようです。
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ではお弁当作りには、みんないったいどれくらいの時間をかけているのでしょうか。
全国平均として出たのが「18分05秒」。この作成タイムを早いと感じますか? それとも遅い? この”時短”を、都道府県別に比較しています。スピーディーな都道府県、第1位は「群馬県(15分47秒)」、第2位「富山県(16分04秒)」、第3位「島根県・広島県(16分14秒)」。一方でもっとも時間をかけるのは「愛媛県(20分23秒)」だったそうです。15分台というのはかなり早いような気がしますが、どんなふうに作っているのかをのぞき見してみたいですね。
sub1とはいえ「そんなに早く作れるのは、おかずの品数が少ないからでは?」という疑問もわきます。おかず1品に対する作成時間を調べてみると、スピーディーな順に第1位「鳥取県(3.25分/品)」、第2位「広島県(3.47分/品)」、第3位「島根県(3.48分/品)」となりました。中でも鳥取県はおかずの品数が5.48品と全国平均(4.20品)より1品多いのに、作成時間は全国平均より17秒も短いのです。島根県には手際のよい人たちが多いのでしょうか?

長くお弁当を作り続けるコツは、無理せずできる範囲でやること

お弁当作り初心者のママたちにしてみれば「とてもそんなに手際よくできない……」と、感じることもありそうです。調査ではお弁当を作っている人に「お弁当を作り続けるために必要なこと」を聞いています。
下位を大きく引き離してダントツの第1位となったのは、「自分にできる範囲で行うこと(78.3%)」。やはり無理しない、がんばりすぎないことが大切なのですね。
sub4そのコツのひとつとして、お弁当作り歴10年以上の人が回答したのが「ホームフリージング」。つまりあらかじめ調理して冷凍しておいた料理を、お弁当に活用するやり方です。74.4%の人が「活用あり」と回答していたそう。

ではいったい、どんなおかずをホームフリージングしているのでしょうか? トップ5は「ハンバーグ」「鶏のから揚げ」「和惣菜」「ほうれん草」「ブロッコリー」。人気のメインおかずから彩りにも活躍する副菜まで、幅が広いですね。

どんなテクニックを使っているのか、回答者の声を拾ってみましょう。

『電子レンジを活用して、食材を炒める時間を短縮。野菜の下ごしらえを時間がある時にまとめてやっておき、冷凍しておく』

『空いた時間に下準備しておいて冷凍。食物繊維が多い材料以外は、下準備をして冷凍しておくことで時短に』

”時短”したい人たちのもうひとつの大きな味方が、冷凍食品ですよね。スーパーの冷食コーナーをのぞくとわかりますが、以前に比べてバリエーションもかなり豊富になっているようです。
ふだんお弁当に市販の冷凍食品を使用している人に、どんなものをよく利用しているのかを聞いたところ、「鶏のから揚げ(4.2回/月)」、ひじき・きんぴらなどの「カップ入り惣菜(3.7回/月)」、「しゅうまい(2.4回/月)」などの名があがったそう。どれも人気のおかずばかりですね。
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”塾弁”も!小学校低学年の子のお弁当利用は、夜用が4割以上

ちなみにお弁当といえば昼食というイメージが強いですが、ママたちにとってはそれだけではないようです。小学校低学年の子ども向けにお弁当を作っている人に、「それはどのような場面で食べられていますか?」という質問をしています。結果は意外にも「朝用(4.0%)」「昼用(44.1%)」「夜用(42.2%)」。昼食と夕食、ほぼ同じくらいの割合で食べられているのですね!
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子どもたちが夕食にお弁当を食べている理由、ママたちならきっと想像がつきますよね? 子どもが塾や習いごとに忙しくても食事時間を大きくズラさないようにしたいという、ママたちの配慮です。中には昼も夜もお弁当、という子どももいるかもしれません。作る側のママたちも無理なく続けるには、やはり”がんばりすぎない”ことがポイントになりそうですね。

【「ニチレイフーズ」調べ 調査概要】
調査期間:2019年1月30日(水)~2月4日(月)
調査対象:全国の20~60代の男女、約30,000名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
※小数点以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります

文・鈴木麻子 編集・しのむ

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