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卒業式は夫婦そろってが当然?ママだけ出席に「不仲」の烙印!

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入学式・卒業式といった大きな行事だけでなく、授業参観や発表会などで保護者が園・学校を訪れる機会は少なくないでしょう。出席するのはママのみだったりママパパそろってだったりパパのみだったりとそれぞれのご家庭の事情に合わせた形がありますよね。

先日ママスタコミュニティにアップされたのは「入学式・卒業式に今どきダンナさんが来ないなんてこと、ありえるの?」というトピックでした。

ママだけ参加していることで飛び交う噂にドン引きのママたち

トピックがあがったのは、ちょうど卒業式のシーズンでした。

『小学校の卒業式が、平日にありました。夫婦そろって出席している家庭もたくさんありました。同じクラスのママさんがひとりだけだったので「ダンナさんは?」と聞いたところ、「仕事があるから来られない」。入学式にも来ないそうです。でも、大きな行事なのに今どきダンナさんが来ないって……どうなんでしょう? そのダンナさんはふだんの授業参観にすら来ないので、まわりからは「不仲なのかな?」「離婚するのかな?」と言われています。もし本当に仕事が理由なら今どき子どもの行事で休ませてもらえないなんて、かなりのブラック企業なのでは?』

この投稿を読んだほかのママたちからは、「ダンナが来ないだけで”不仲”とか思われてしまうなんて……怖い」「この地域に住んでいなくて、本当によかった」という声が寄せられました。
賛同する意見はなかったので、このトピックの内容自体が極端なのかもしれません。ただ地域によって「ママが多い」「夫婦が多い」といった特徴はあるようです。

『うちの地域はわりと夫婦で参加が多いんだけど、来てなくてもなんとも思わないけどな。「あ、ダンナさんはお仕事~?」みたいな感じで終了だけどな』

『たしかに最近の卒業式は、夫婦で来ている人が増えたよね。ただ増えただけで、どちらか一方という子どもも多いけど』

『うちのほうはお母さんだけのことが多いよ。うちは必ず夫婦で出席してるけど、だからって他人が夫婦で出なくてもなにも思わない。うちは子どもたちが「両親とも来てほしい」って言うから行ってるだけであって。我が子が喜んでくれたら、それ以外どうでもいいしね 』

『以前なら父親は学校行事に無関心な人が多かったけど、近年は夫婦出席が増えた。参観にも夫婦で参加なんて珍しくない。家族仲もよいんだろうから素晴らしいこと。でも休めない人は仕方がないけど』

ママのほうがお休みをとりにくい仕事をしていたり、体調不良だったりすることもあるでしょう。あるいは子どもの学校行事に熱心などの理由で、「パパだけ出席」ということもあり得ますね。

家庭の事情あれこれ。出席したくてもできないパパもいる

投稿主のお子さんが通っていた小学校は、公務員や大企業勤めの家庭が多いとのこと。パパたちはお休みをとって出席しているのだそうです。たしかに自由にお休みをとれる仕事をしているパパなら、出席することはできるでしょう。とはいえ「出席したくてもできない」、パパたちの事情もやはりあるようです。

『うちは教員だから、平日の行事に参加するのは確実に無理。生徒たちの部活や試合が重なったら、土日さえ行けないこともある。仕方ないね』

『うちのダンナは運よく休んでもらうことができたけど、卒業式は年度末に差し掛かるころだし、入学式は転勤などで人が入れ替わる時期。入学式も休んでくれる予定だけど、忙しい時期ではあるよ』

『うちのダンナは会社経営をしているんだけど、何人かの社員のお子さんの卒業式とかぶっちゃったから、ダンナは仕事に出てほかの社員を休ませてあげていたよ。私が撮ったビデオを観て、泣いていたわ。本当は行きたいのに行けない人もいるってことを知ってほしいな』

中にはこんな事情のあるご家庭もあるようです。

『うちは式の最中に寝たりするし、ビデオ撮影もヘタ。もう来なくていいかな。あきらめた』

『子どもが3人めとかになると、入園卒園入学卒業合わせて15回めなんだよね。わざわざ平日に仕事を休んで行かないわ。気合が入ってる新米パパママとは、同じ感覚じゃないんだよ』

『卒業式は、今はほとんど夫婦そろってだよね。35人クラスで、母親だけは2〜3人だったわ。その中に私も入ってるんだけど。うちのダンナは忙しいし、仕事を休んでも携帯電話が鳴りっぱなしだから「来なくていい」って言ってる』

確かに夫婦そろって行事に出席する家庭が主流かもしれません。とはいえそれぞれで考え方も事情も違って当然です。

『わざわざ休む必要もなくない? 子どもの式典であって親が主役というわけじゃないしさ』

『3月の平日に休みを抑えるなんて、なかなか難しいですよね。きっと夜や週末には家族でお祝いしていると思いますよ』

行事の主役はあくまでも子どもです。出席できるのがママ・パパのどちらか一方、あるいはそれ以外の家族だったとしても子どもの成長とその記念すべき節目を祝う気持ちがあれば十分なのではないでしょうか? 家庭にはそれぞれの事情があるでしょう。子どもの式典に出席する家庭のあり方にも”さまざまな形があって当たり前”と受け止められるような世の中になっていくといいですね。

文・鈴木麻子 編集・しのむ

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