骨格診断のタイプ別から探す、自分に似合う「小物」の選び方
コーディネートにアクセントを付けてくれる帽子やストールなどの小物はどのように選んでいますか? 雑誌で見かけたから、お店で一目惚れしたからなど、何となく気に入ったものを手にとってしまっているのではないでしょうか。実は骨格診断で自分の骨格タイプを知ると、最も似合う小物の形が分かります。一般社団法人骨格診断ファッションアナリスト認定協会代表理事の二神弓子さんに詳しく教えていただきました。
私に似合う帽子はどれ? 骨格タイプ別の小物の選び方
――ママにとって帽子はおしゃれ以外にも「紫外線対策」や髪型がきまらないときなどにも使えて重宝しますよね。帽子の選び方にも骨格は関係しているのですか?
帽子を選ぶときにも骨格を意識して選ぶことで小顔に見えますよ。帽子も自分に似合ってないものを身につけていると、全体的にバランスが悪く見えてなんだかキマらない印象になります。骨格診断のタイプによって似合うものが見えてくるはずです。
まずはこちらのチャートでご自分の骨格タイプを把握して、似合う帽子選びに役立ててくださいね。
ストレートタイプが似合うのは、シンプルな中折れハット
ストレートタイプの方はシンプルなファッションが似合うため、帽子もシンプルで飾りの少ないものを選びましょう。中折れ帽など、メンズライクでラフすぎないものを選びましょう。ニット帽を選ぶ際にはローゲージ(網目の粗いざっくりとしたもの)よりはハイゲージ(網目の細かいもの)のニット帽が似合います。女優帽やリボン飾りのついたものなどは苦手なため避けるといいですね。
ウェーブタイプが似合うのは、つばの広い帽子
ウェーブタイプの方は上半身が華奢なので、ボリュームのある帽子などでアクセントのあるコーディネートを楽しめます。華やかでつばの広いもの、リボンなど飾りがついたものなどが似合うため、女優帽などのフレア形の帽子が似合いますよ。ニット帽やスポーツキャップなどは避けるといいでしょう。
ナチュラルタイプが似合うのは、ストローハット
ナチュラルタイプの方は体のフレームがしっかりしている方が多く、カジュアルスタイルがよく似合います。そんなナチュラルタイプの方にぴったりなのは、自然素材を使ったカジュアルでメンズライクな帽子。ストローハット(麦わら帽子)やローゲージのニット帽、スポーツキャップなどがオススメです。似合わない帽子はあまりありませんが、小さめのサイズやキレイ目すぎるものはなるべく避けた方がいいですね。
ストールやスカーフは素材で選んで巻き方で調整する
――ストールやスカーフなどは何を基準に選べばいいですか?
服のアクセントとしてだけでなく、防寒としても使う方も多いストールは持っている方も多いですよね。スカーフを巻くのも流行っていますし、ストールやスカーフは簡単にコーディネートの雰囲気を変えられるアイテムなので同じ洋服を着ていてもイメージを変えることができます。でも、なんとなく「しっくりこない」となることもありませんか? こちらも骨格タイプによって似合う素材や巻き方があるんですよ。
ストレートタイプの方は適度な厚みのストールをコンパクトに巻く
ストレートタイプの方が選ぶときには、スカーフならシルクなどの上質なものがよく似合います。ストールならカシミアのストールなど、透けない素材で厚みがありつつ、分厚すぎないものがいいですね。首回りにボリュームをもたせすぎると首が詰まって見えるため、すっきりと巻くといいでしょう。
ウェーブタイプは透け感のあるストールをグルグル巻く
ウェーブタイプの方は薄く柔らかい素材が似合うため、透ける素材の薄いスカーフが似合います。シルクだと透けないので、透けるぐらい柔らかいものを選んでください。また、マフラーやストールを選ぶ際にもゴワゴワした素材の分厚くて長いものではなく、薄いものを選んでくださいね。顔周りを華やかに見せるため、グルグルと巻いてボリュームを出しましょう。見た目が華やかで防寒対策にもなるファーもウェーブタイプに似合います。
ナチュラルタイプは大判でボリュームあるストールをラフに巻く
ナチュラルタイプの方は首回りにボリュームがあるのが得意なので、マフラーより大判のストールをぐるぐる巻きに使ってもサマになります。ボリュームのある大判ストールをキレイに巻こうとするのではなく、バサッと巻くだけでサマになりますよ。逆に薄いスカーフなどはあまり似合いませんので、使うとしたら麻素材の大きめのものを選びましょう。
これまでなんとなく小物を選んできたという方は、ぜひ自分の骨格タイプに合ったものを取り入れて、よりおしゃれに自分を演出してみてくださいね。
文・山内ウエンディ イラスト・天城ヨリ子