オシャレじゃないのはタイプが違うから!?骨格診断で選ぶ”自分に本当に似合うファッション”とは
産後の体型や服装の変化で何を着てもオシャレじゃない……と鏡の前でため息をついているママもいるのでは? 実はそれ、自分の骨格に合う服を選んでいないからかもしれません。骨格診断で自分の骨格タイプを知ると「自分に似合うアイテムがわかり、グンと垢抜けます」とおっしゃるのは、一般社団法人骨格診断ファッションアナリスト認定協会代表理事の二神弓子さんです。自分の骨格に合った本当に似合う服の選び方を詳しく聞いてきました。
骨格診断で自分に最も似合う服がわかる
――ここ最近ファッション誌などでも「骨格診断」というワードをよく目にしますが、一体どのようなものなのでしょうか?
骨格診断とは一言で言うと、似合うファッションアイテムがわかるツールです。私は10年かけてこのメソッドを完成させました。骨格診断ではご自分の筋肉のつき方や脂肪のつき方、関節の大きさなどを見極めて「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分類します。タイプの分類には年齢や身長、体重は関係ありません。骨格は一生変わらないため、これらのタイプは一生変わらないのです。
骨格診断をして自分に似合うアイテムがわかった方からはよく「目からウロコ!」と驚かれます。自分の今までの思い込みとは違って、意外なものが似合ったりするんですよ。
骨格診断に沿って服を選ぶメリット
――骨格診断をすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
骨格診断で自分の身体にあった服を身につけることで、3つのメリットがあります。
- 垢抜けた印象になる
自分に合うデザインや素材を身につけることで洗練された印象になります。本人の持つ魅力を引き出すことができ、垢抜けた印象になります。
- 体型カバーができる
デザインや素材を自分の骨格に合ったものにすると、体型カバーができて着痩せ効果があります。
- スタイルがよく見える
自分の骨格にあったトップスやボトムスの選び方を知り、全体のバランスを整えることで、スタイルがよく見えます。
さっそく骨格診断!あなたはどのタイプ?
まずはこのチャートで骨格診断をしてみましょう。
ストレートタイプのあなたはジャストサイズ感が似合う
ストレートタイプの方はこんな特徴が見られます。
ストレートタイプの方はスタンダードでシンプル、シックがキーワード。身につけるものは素材に厚みや張りがあり、安っぽくないものが似合います。今は、価格的には安くてもそう見えないものがあるので、実際に高級品というわけではなくても大丈夫。合皮だって本皮に見えたりするものが多いため、見た目の素材感を重視して、質感が良さそうなものを選びましょう。
トップスは上半身にボリュームがある体型なので、首が詰まりすぎず胸元がすっきり見えるVネックやUネックがいいですね。ボトムスはシンプルなストレートパンツやタイトスカートなどすとんとしたシルエットが似合います。引き算ファッションが得意で、シンプルなファッションが素敵に見えます。
ウェーブタイプのあなたはフレアスカートがぴったり
ウェーブタイプの方はこんな特徴が見られます。
ウェーブタイプの方は柔らかな肌の質感を持つので、身につける素材も薄手で柔らかな方が合います。骨が細く、華奢な体つきなため、上半身が寂しくならないように、フリルや飾り、巻き物などデザイン性のあるもので上半身にアクセントがあるといいですね。トップスは薄く柔らかい素材で、ふわっとしたシルエットが似合い、盛り袖なども得意です。ボトムスは下半身が軽やかに見えるフレアスカートがぴったり。パンツの場合は柔らかい素材でタイトなシルエットのスキニーパンツや、スカートに見えるフェミニンなタイプのスカーチョがオススメ。
ナチュラルタイプのあなたは上下でビッグシルエットが似合う
ナチュラルタイプの方はこんな特徴が見られます。
ナチュラルタイプの方は骨がしっかりしていてフレーム感のあるスタイリッシュボディ。カジュアルでラフなスタイルが似合います。天然素材などの自然なものや、ゆったりとしたビッグシルエットが似合いますよ。トップスは大きめサイズのざっくりとした風合いの素材が得意で、リラックス感のあるデザインが似合います。ボトムスは大きくゆったりしたサイズを合わせるとバランス良く着こなせます。ガウチョパンツやワイドパンツはナチュラルタイプにぴったりです。
あなたの身体に合うものは今まで選ばなかった意外なものでしたか? それとも自然と選んでいたものでしょうか? これらを参考にすれば、今後タンスの肥やしになりそうな失敗服を購入することは避けられます。この骨格診断は洋服以外に小物や髪型にも応用できます。今後は骨格診断に基づくタイプ別の服や小物などもご紹介していきます。
文・山内ウエンディ イラスト・天城ヨリ子