文章問題ちゃんと読んでいるの!?ケアレスミスでの減点が多い小学生への対策
もう少しで100点だったのにケアレスミスのせいで減点されている……! 誰もが経験のあることではないでしょうか。ケアレスミスは防ごうと思えば防げるものであるせいか、もったいない、やれることをできなかった、というなんとも悔しい気持ちになりますよね。わが子のケアレスミスでもママの悔しい気持ちは変わらないでしょう。
『小1、問題をきちんと読まないからミスが多い。しょうもない計算間違いも多い。性格?』
親は何度もやり方を教えることとなるでしょうが、あまりに同じミスを繰り返していると、呆れを通り越して疲れてしまいますよね……。小学校低学年の場合、たとえばこんなミスをするようです。
小学校低学年にありがちなケアレスミスの例
『算数の文章問題をちゃんと読まずに数字だけ見て適当に書いたりするから的外れな答えになってることがある。もったいないよね本当』
『ちゃんと読まない。以前「みかんとりんご どちらがいくつ少ないですか」の問題が、「積み木とおはじき」になると分からなかったり。読書は好きだし文を作るのは上手だけど、算数の文章問題ってなるとめんどくさくなって諦めてる様子……。根気よく説明してもそのうちキレだして泣き始めるから、こっちがグッタリする』
『昨日返ってきた図形のテスト、90点だったから何を間違ったのか見てみたら、「問題はア~ウの中から選びなさい」って書いてあるのに、「い」って回答してた。正解は「イ」。他の問題だと「あ」「い」「う」を使った問題もあった。ちゃんと見てなくて、ちゃんと読んでなくてそのまま書いたんだと思われる。「それで10点も損したんだよー」って本人に言ったけど、わかってるんだかどうだか(笑)』
ケアレスミスにもいろいろありました。確かに本人が悔しがっていなかったら改善の意識も芽生えないかも……。子どもの性格といえばこんな意見も。
『基本的に面倒くさがりで速いのがかっこいいと思っているところがあるから性格なのかな』
『テストやらの本番に弱い』
早く解きたい割に間違ったり、テストだとうまくいかなかったり。たった1問の問題に、子どもの性格が出るものですね。逆に言えば、親のフォローの方法も子どもの数だけあるということかもしれません。
先輩ママたちはわが子のケアレスミスを減らすためにどんな工夫をしたのでしょうか?
文章問題の読み間違いを減らす対策と親の褒め方改革
大事なところに注目させるために「印をつける」「定規を使う」
式に表す際に重要になる語句や見落とすと致命的になる文章に注目させる方法です。
『だから大事なところに○とかつけさせるようにしたよ。算数なら“合わせて”、“残りは”とか計算式に関わるところ』
『定規を当てさせるといいよ。1行目から定規を当てて読ませていけば最初からきちんと読むようになる。テストなんかで定規を使えない場合は指で文字を追わせるといい』
見直しは大事!でも「見直し」の意味自体わかってないかも
「解いたあとにもう一度見直して」と伝えてみては、とのご意見。ただ子どもによっては「見直し」自体がわかっていなかったりして……。その場合は「もう一度解くこと」と念を押して伝えるとよさそうです。
『落ち着いて解く、解いてから見直す癖をつける』
『うちの子も1年生の時はケアレスミスが多かった。私はテストの時に「見直ししてね」と言っていたんだけど、家庭学習の時に見直ししている時の様子を見てたら解答用紙を眺めてるだけだったんだよね。本人は見直ししてるつもりだったらしい。「見直し=もう一度計算して答えが同じになるか確かめる作業」って解釈してなかったみたいなんだよね』
読解力をつけるために本や漫画を読む
読解力は文章を読んだだけ養われるものではないでしょうか。意味がわからない文章に出合ったときに、「どういう意味だろう?」と立ち止まることも必要ですね。
『読書の習慣付けさせてみたら?』
『漫画でもいいから読ませた方がいいよ』
『超難しい文章問題を1日に1問ずつやらせる。20分くらい悩まないとできないような、勘では解けない、計算も難しいやつ。真剣に読むよ』
計算問題はコツコツと問題を解く
シンプルな計算問題も、解いた数だけ本人の自信になるはずです。
『百マス計算でもやらせてみたら?』
『読解力のドリルとかしたほうがいいかも』
親の褒め方を変えてモチベーションアップ
最後に親の心得を。ミス続きでウンザリする気持ちも個人的によーくわかりますが、「ケアレスミスで損している」よりも「ミスを防いだら得をする」くらいのモチベーションで接するのが良いようですね。
『演出(褒め方)のバリエーションを増やしてみたら?』
『うちもそういう子で2年生までケアレスミスが多くて100点を逃す感じだったけど、3年生から100点取ったら100円! って決めたら必死に見直すようになって100点が増えたよ。批判もあるかもだと思うけどうちはこれで良かった』
『正解するはずのものが不正解になってる、っていう減点意識を改める。今の点数を受け入れて、「これをこうしたら点数取れるよ! あとちょっとでこれだけできるよ。もったいなかったね」くらいの加点の意識で構えてあげなよ』
ちなみに筆者は「100点を取って帰ってきたら親からさらに5点プレゼント!」……という、まるでクイズ番組のような演出をして子どものモチベーションを上げていった人を知っています。他の子にはないプラスαが嬉しいという、子どもの性格をうまく利用しているすごいママです……! これも「加点の意識」というものですね。
子どものケアレスミスが少なくなって、親も「頑張ったなぁ……」と思い喜んで褒めちぎりたくなる日まで、根気よく続けていきましょう。
文・しらたまよ 編集・しのむ
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