パートを掛け持ちするママたちが教えるメリット・デメリット。自分に合った働き方とは?
『パートを掛け持ちしてる人いますか?』
職種や勤務時間・勤務日数によって、いくつかの仕事を掛け持ちするスタイルの働き方があります。仕事を「掛け持ち」すると聞くと非正規雇用のパートやアルバイトをイメージするかもしれませんが、正社員であっても条件によって「副業」を認める会社もあります。さまざまな立場の働き手に合わせて、働き方の多様性が進んでいる証拠なのかもしれませんね。
『掛け持ちで働いていることで何か不便なことはありますか? なぜ、そのような働き方をしてるのですか?』
今回ママスタコミュニティに投稿された相談は、「掛け持ちで仕事をしてみるのもいいかも?」と考えているママにはうってつけの内容かもしれません。1つの職場で働くことと2つ以上の職場で働くことの違い、そこから派生するメリット・デメリットなどについてママたちの声を聞いてみましょう。
パートを掛け持ちしていますか?
『例えば、月・水・金は「検品のパート」、火・木は「販売パート」。このような働き方してる人いませんか?』
投稿者さんが挙げたパートの例はとても具体的で、このような働き方をしているママたちがいてもおかしくないような「現実的」な部分を感じました。まずは掛け持ちでパートをしているママに実際の仕事スタイルを聞いてみました。
どのように掛け持ちしている?
『昼間は工場でパートして、深夜短時間の清掃のバイトしてる』
『昼は歩合制の仕事でやれるときにやる感じ。夜はシフト制の仕事を週3~4日やってる』
『9時~18時の仕事と、21時~1時の仕事を掛け持ちしてる』
昼間と夜間に掛け持ちする、週の何日かずつ2つの仕事を掛け持ちする、同じ職種ではあるけれど週の半々で違う職場で働くなど、様々なスタイルが挙げられました。同じ「掛け持ちで働く」と言っても多様性があるようですね。
掛け持ちで働くことのメリット・デメリット
『今まで一つのところで週5で働いていたんですが、長い時間過ごしていると人間関係が気になりはじめ、どこも長続きしなくて』
投稿者さんがママたちに「掛け持ちで働くこと」を相談した理由は、一つの場所で長く過ごすことを苦痛に感じたからだそう。確かに長時間勤務するうちに、同僚などとの人間関係が濃密になる場合もあるでしょう。しかしあまり深入りすると付き合い方にしんどさを感じてしまうかもしれません。長い勤務時間を「しんどいな……」と思いながら過ごさなくてはいけなくなる可能性も出てきます。投稿者さんの場合は、それが週5日だったので気が休まる日がなく、ツラい思いもされてきたのでしょう。気分を変えてみるために「掛け持ちで働く」という選択肢に目を付けたのは、もしかしたらいい結果に繋がるかもしれません。
メリット
『不便はないよー。気分転換になってる』
『朝と夜に3時間と2時間の掃除のパートしてる。短時間だから気楽』
『人間関係ほんと大事。「掛け持ちは大変でしょ?」って周りから心配されるけど、逆に人間関係に煮詰まらないので助かってます。特に長時間だと辛いよね』
複数の職場を掛け持ちで働くことのメリットを聞くと、時間を分けて働くことで人間関係の煩わしさを感じにくいという声が寄せられました。また、違う仕事や職種で働くことで、単調にならず気分転換ができるという声もありました。毎日かつ長時間同じ仕事を続けることに対しては、向いている人とそうではない方がいらっしゃると思います。体力的に無理がなく、メンタル面でも心地良ければ、掛け持ちで働く方が楽だという場合もあるかもしれませんね。
デメリット
『シフト被りには気をつけてね』
『どちらも電車通勤だから、電車をうっかり乗り間違えないように気をつけてる』
『私も電車の上りと下りを間違えないよう気をつけてる』
これぞ掛け持ちで働くこと最大のデメリット? と、思わず思ってしまったママたちの声。掛け持ち仕事をするにあたって気を付けないといけないことは「自己管理」。昼間と夜など異なる時間帯に出勤する場合は大丈夫かもしれませんが、それでもうっかり電車に乗り間違えるということはありえそうです。シフトが被らないようにスケジュールをしっかり把握して管理すること、うっかり行き先を間違えるなどして遅刻しないようにすること。この辺りが、掛け持ちワークの注意点のようです。
『不便なことは、勤務してると毎月さまざまな書類を提出するんだけど、それが2倍になるのが面倒って感じかな』
書類を提出する機会はあまりないという職種もあるかもしれません。ですが2ヶ所以上から給与収入を得ていると、金額によっては「確定申告」が必要になります。申告は年に一度きりではありますが、もしパート先が1ヶ所のみであれば考えなくても良かった手続きです。掛け持ちワークをするにあたっては、税務上必要な手続きを自分で把握することも、避けて通れないポイントと考えておいた方がいいでしょう。
掛け持ちで働くことも選択肢のひとつ
複数の職場で働くというスタイルは、性格に合っていればオススメできる働き方かもしれません。ただし、職場によっては掛け持ちで働くことを禁止しているケースもありますので、先に確認しておくようにしましょう。自分に合った働き方をみつけることは、充実した日々を手に入れることかもしれません。メリットやデメリットについてよく考えた上で、「掛け持ちで働く」ことも前向きに検討してみてはいかがでしょう?
文・櫻宮ヨウ 編集・井伊テレ子
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