いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

携帯電話がない時代と今では待ち合わせの重さが違う?約束を守る大切さを考えてみた

待ち合わせ
会う約束や待ち合わせをするときに、どこに何時にするかなど事前にしっかり決めていますか? SNSやメールもしくは電話でいつでも連絡が取れる今、詳細を決めないで約束することもあるのではないでしょうか。では携帯電話がなかった時代はどうやって待ち合わせをしていたのでしょう。今回ご紹介するのは小学生の時から携帯電話を持っていたという投稿者から、待ち合わせについての素朴な疑問です。

『今なら、遅れるーとか行けなくなった。とかメールやら電話で伝えられるけどさ。昔の人は家の電話しかなかったんでしょ? そしたらどうするの? 先に出ちゃっていたら、その人待ちぼうけさせるよね? 待つ人も来るかもって思ってずっと待つんだよね? 小学生から携帯持っていたから、ないっていうのがどんな感じかわからない。待ち合わせ成り立つの?』

たしかに小学生時代から携帯電話を持っていると、携帯電話のない時代がどんな風に待ち合わせをしていたのか想像しにくいですよね。携帯電話が普及したのは1990年後半のこと。かれこれ30年弱で携帯電話は一気に普及しました。そのため、今のママ世代は携帯がない時代に待ち合わせをしていた世代とそうでない世代が混在しているようです。ママスタコミュニティには携帯電話のない時代に青春を過ごしたママたちからの思い出詰まった回答が並んでいました。

携帯がない時代の待ち合わせ事情

相手が来るまでひたすら待つ

『電話や会っている時に「○○で何時に待ち合わせね!」って約束してひたすら待つんだよ~。確かに今の時代からしたら「そんなの成り立つの?」って思うよね! 待つのもロマンって感じだった(笑)』

『渋谷駅ハチ公のしっぽねって待ち合わせしていたわ。来なくても待ってたよ。仕事終わりの待ち合わせだから(笑)。ある程度待ったら帰るけど。夜遅くに家電にかかってきて、仕事トラブルでごめんって。それが信じられるうちは別れなかったな。待っている間にナンパされたり(笑)。今は便利だね』

『急用で相手が来なくても何時間も待ったりした。駅で待ち合わせのときも何番出口のモニュメントの前とか細かく場所決めてた。恋愛も偶然のすれ違いがあったり一般人でもドラマが生まれたりした(笑)』

昔はつねに相手とつながっているわけではないので、恋人との待ち合わせは格別なものだったようですね。待つ側は「いつ来るかな」とドキドキして待ち、待たせる側も相手に遅れる理由を伝える手段がなくて、もどかしい感じになっていたことでしょう。当時の待ち合わせは今よりずっと緊張感があり、待ちあわせ一つで、相手との信頼関係が崩れたり、強まったりしていたようです。

駅の伝言板を使用する人もいた

『駅に伝言板があったんだよ』

『とりあえず、お互いの自宅の電話番号を知っているから家族に伝言を頼む。駅で待ち合わせの時は伝言板があったので移動先を書いていた。今みたいにいつでも連絡が取れる状況にないから私は待ち合わせに遅刻しない、ドタキャンはお互い家にいる間にが原則だったな』

駅での待ち合わせではこの伝言板が大活躍だった時代もありました。伝言板は待つ側が待たせる側に伝言するという一方的な発信しかできませんが携帯がない時代は画期的なものだったのではないでしょうか。チョークで黒板に書くタイプの伝言板はメッセージが消えてしまうというハプニングもあったかもしれませんね。

「遅刻しない、時間厳守!」という意見も

『場所と時間指定して、当日はちゃんと会えるよ。時間前集合が当たり前だったねえ。体調悪い場合は朝早くに家に電話』

『ツールがない分、ちゃんとしようという気持ちが強かったんじゃないですか? 少し早めにでるとか、行き違いにならないように確認とか。今はすぐに訂正できるから確認せずに約束することもあるかも』

『時間通りに指定の場所に行くんだよ~。なんかあっても良いように、待ち合わせ15分過ぎたら指定の喫茶店に移動して、喫茶店に電話してもらっていた』

『待ち合わせは5分前に集合。相手もそうだった。10分待って来なければ帰宅。そういう約束もしていた。特別不便はなかった』

当時は待ち合わせ時間前に集合するのが常識だったようです。せっかくの楽しい予定も待ち合わせで会えることが大前提になってきますから「念のため早めに」の気持ちはとても良く分かります。

人と約束するということの重さとは

今は待ち合わせの時間も場所もアバウトなまま、携帯電話のやりとりで、待ち合わせをする人も少なくありません。昔と今とでは、物理的に便利になった反面、時間の感覚もだいぶ変化したように思います。さらに、こんなママの声もありました。

『そういえば昔はみんなちゃんと約束守っていたよね』

『今よりも約束が重くて大切で嬉しかった時代だよ』

『約束は絶対なんだよ! 行けなくなったとか論外。どうしてもな時は集合場所まできて説明する。軽い約束なんてない。命掛けの約束。そんな時代だった』

携帯電話がない時代を経験しているママたちは約束は命がけとまで考えていた方も!? “約束は守るべきもの”という考えは今も昔も変わらないはずですが、今はその意識が薄れている気がしてきますね。携帯がない時代の待ち合わせの感覚を想像したり思い出したりしつつ、人との約束を軽く考えていないか振り返るのも良いかもしれません。

文・安藤永遠

安藤永遠の記事一覧ページ

関連記事

「アンテナ振って電波を探す」もはや懐かしい “ガラケー”時代あるある
10年前には当たり前に使っていたガラケーも、今や「懐かしいなぁ」と感じるアイテムになりました。子育てに追われているママたちが独身時代を謳歌していた頃には、なくてはならないアイテムだった「ガラケー」...
わが子にも見せたい!ママたちが子どもの頃にハマっていた神アニメとは?
好きなテレビ番組を、かじりつくように見るわが子。登場人物の真似をしてみたり、グッズを欲しがったり、同じ内容なのに録画した番組を何度も繰り返して見たり……。「テレビばっかり見て~」なんて小言を言...
若い頃の自分に伝えたい!”おばさん”になったからこそ分かったことは?
先輩や親が言うアドバイスを、鬱陶しいと感じることはありませんか? 相手は親切に言っているのですが、聞き流してしまった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。 先日「年を取ったから、わかるようにな...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
昔の人ってどうやって待ち合わせてたの?