頑張りすぎなくても大丈夫。先輩ママたちからの「もっと力を抜いてよかった育児」について
子育てをしていると終わりがない、と感じることはないでしょうか。
そして、子どもが成長していくなかで、「もっと、こうしておけばよかったな」「あんなに頑張りすぎなくてもよかったかな」と、これまでの自分の子育てを振り返ったことがあるという人は少なくないはず。
ママになったばかり、育児がスタートしたばかりの時期は、どうしても力が入りすぎてしまうことがあるでしょう。適度な力加減なんてわかるはずもないし、その正解を知っている人もおそらくいないのではないでしょうか。
そして、子育て歴が長くなっていく中で「もう少し手を抜いても良かったかな」という”気づき”が生まれることもあるようです。
それは、経験を積んだからこそ思えることなのでしょう。
子育てが始まったばかりで、頑張りすぎているママたちに知っておいてもらいたい、先輩ママが「こうしてよかった」と感じていることをまとめてみました。
力が入りすぎていた、あの頃
『ちゃんと育てなきゃとピリピリしてたけど、もっと沢山お話聞いてあげたり、ただぎゅーっと抱きしめてあげたら良かった』
『神経質になりすぎた。危ないから駄目、汚いから駄目とか、駄目駄目言い過ぎたなって。汚いの触ったって手を洗えばいいだけだし、危ないことだって命に関わることでなければ近くで支えたり見守ってあげても良かった。口うるさく言い過ぎて子どもには本当に申し訳ないことをした』
『子育てをもっと楽しめばよかった』
『他の子やお母さん達とコミュニケーションとってお友達作らなきゃ! と頑張ること。無駄とは思わないけどやらなくても全くなんの影響もなく小学校や園で友達なんて出来る』
離乳食、頑張りすぎなくてもよかったな……。
『離乳食とか栄養面を必死になって考えてたけど、離乳食終わったら大人と同じ食べ物をバランス良く食べさせたら良いやって思うようになった』
『離乳食。一生懸命手作りしたけど全然食べない子だったからもっと上手くベビーフード使っても良かった』
『旦那のためにご飯作ること。結局、今日はいらないとか突然なるし。そのために時間割くなら、赤ちゃんと昼寝してたくさん遊んでたくさんかまってあげる』
やり直せるなら、今度はやってみたいこと
『その時自分がやれることやって来てよかったと思いたい』
『私は、手抜きし過ぎてもっとやってあげれば良かったなーと思う。たくさん絵本読んだり家事後回しで一緒に遊んだり』
『もっと毎日子どものこと考えて生活すればよかったとか反省ばかり。すっごくかわいがってたんだけどね』
子どもを健康に元気に育てたママたちでも、やり直したい、と考えていることはあるのですね。でも、目の前にいる子どもが健康に元気に育っているだけでそれは子育てにおいてひとつの”正解”を手にしているといえるのではないでしょうか。
完璧な子育てはない。愛情を伝えてあげて
『生きてる限り、遅いなんてことはないよ。母親なら誰しも後悔したことあるよ。それくらい完璧な子育てなんて存在しない』
『たくさんギューとして、愛情伝えてあげれば全然大丈夫。とにかく愛情表現が一番大切』
子育てはこれからも続いていきます。
だからこそ、力が入りすぎたり、頑張りすぎてしまったら、どこかで息切れしてしまうことも。
長く続くものだからこそ、適度に頑張り、適度に力を抜くことを意識することが大切ではないでしょうか。
文・鈴木じゅん子 編集・しのむ