小中学生が選ぶ2018年の漢字は「恋」。思春期らしい想いがあふれる結果発表!
年末になると毎年ちまたをにぎわすニュースのひとつが、「今年の漢字」。一般公募による2018年の第1位は「災」だったそうです。たしかに2018年は豪雨や台風、地震に猛暑など自然災害がとくに多かった印象がありますよね。
そんな中で子ども向けサイトの「キッズ@nifty」が発表したのが、「小中学生が選ぶ2018年の漢字」です。さて気になる第1位はなんだったのでしょうか?
ダントツ第1位が「恋」。我が子の恋愛事情を知らないのはママだけ?
結果を見れば一目りょう然、第1位は「恋」です! なんと、これは昨年に続く第1位なのだそう。調査への投票率がもっとも高かったのは、小学6年生。以下小学5年生、中学1年生、中学2年生……と続きます。「好きな人にコクられた」などというコメントもあり、純粋で甘酸っぱ〜い思春期を想像させますね。
第2位「災」は、一般公募により決まる「日本漢字能力検定協会」の発表結果とまったく同じ。大人同様に子どもたちも、2018年は災害の多い1年だったと実感しているようですね。
そして第3位が「楽」。これはいかにも小中学生らしい答えといえそうです。学校で友だちと過ごす毎日を、楽しんでいる様子が伝わってきます。
ちなみにこれを投票率の高い小学5年生〜中学1年生の学年別にしてみてみると、以下のとおりになりました。
すべてにおいて「恋」が多数派なのに変わりはありませんが、中学1年生の第1位は「新」。たしかに小学校から中学生に進級すると、新しいことがたくさん待ち受けています。新しいお友達との出会いや小学生ではなかった部活動などの経験と、毎日を新鮮な気持ちで過ごしていることがわかります。
まさかの「卍」まで!大人が選んだ漢字とは違う回答が続々と!
さらにトップ4以下を紹介すると、
第4位「新」、第5位「終」、第6位「涙」、第7位「友」、第8位「変」、同票第8位「笑」、同票第8位「幸」、第9位「平」、第10位「疲」という結果だったそう。
「ママパパよりも友達が大事!」となってくる年ごろならではの「友」、小さなことにも笑い転げる世代らしい「笑」にはうなづけますね。「終」は、平成が終わるということからきているよう。「もうすぐ平成も終わるのと思うと、今11歳だけど”昔の人”みたいになるのかな……」というコメントもあったそうです(笑)。
集まった漢字は、トータルで205文字。その中には、こんなものも。
『「青」。今年は(ドラマ)『半分、青い。』や劇場版『コード・ブルー』がすごくヒットしましたよね。私はそれが印象に残っているからです』
『「暑」。今年はほんっとに暑かった! とーにーかーくー! 暑かった! だからです!』
『「卍」。クラスで「はぁ? 卍!」、『ウケるー卍』とかが流行ったからです』
ちょっとずつママパパとの会話も減ってくるのが、この年ごろの子どもたち。「今年の漢字」は、話のネタにもおすすめです。我が子から「そんなことまで考えていたの?」と思うような、意外な回答が返ってくるかもしれませんよ。
集計期間:2018年10月9日(火)~11月25日(日)
有効回答数:563件
調査機関:ニフティ株式会社「キッズ@nifty」
文・鈴木麻子 編集・しのむ