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言ったことが全然伝わらない!産後の夫の信じられない言動

産後里帰りをしなかったわが家、夫婦2人だけでの初めての育児スタートとなりました。仕事から帰ってきた夫はできる限り育児に参加してくれました。しかしやはりスムーズにいかないもので、どうしてこうも伝わらないのか!? ということがたびたびあり、信じられない! と思うような言動をされたりしました。

ひとつめは産後の疲れと乳腺炎で高熱を出したときのことです。なんだか体の節々が痛く熱を計ると38度……夫に辛いと言った時のことです。

その後熱は39度以上になりどうにもならなくなって結局、夜間救急のお世話になりました。普段から育児や体が「しんどい」とは言っていましたが、発熱を伝えているにもかかわらず散歩を勧められるとは思っていませんでした。まさか今、精神面での「しんどい」に受け取られるとは……。

ふたつめは買い物に行けない私の代わりに「買い物なら俺が行くよ!」と頼もしく返事をしてくれたときの話です。安心して夫を待っていたら……

出てくるのがお惣菜などではなく、たくさんの野菜や食材に以前と同じような料理を求められているのかと辛くなり、泣き出してしまいました。私の取り乱しっぷりに驚いたのか、ぎこちないながらもその日の夕飯は夫が作ってくれました。

後になって冷静に考えると大事だったのは、「どうしてわかってくれないの! あなた宇宙人!?」ということではなく(笑)。お互いに慣れない事に対面しているときこそ、要求があれば具体的に伝えようということでした。

夫も、やる気はあれど妻の乳腺炎や体調までは理解しきれません。何をどこまでしたらいいのかわからないのは当たり前です。その後夫も慣れてくるとそこまで言わなくても「抱っこ替わるから少し寝てきていいよ」「明日のおにぎり買ってきたよ」とこちらの身になって考えてくれるようになりました。
私も買い物リストを渡したり、休みたいと素直に伝えるように気をつけました。

産後のギリギリの生活の中では感情を先にぶつけてしまいがちですが、わかってほしいと思うと同時に、わかってもらう努力も大事だなと感じた出来事でした。

 

文、イラスト・春野さくら

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