旦那が会社を辞めてカフェで独立開業したいと言い出した!悩むママに寄せられたアドバイスは?
あるママから、会社勤めの旦那さんに関するこんな相談がママスタコミュニティに寄せられていました。旦那さんは仕事を辞めたいと打ち明け、こんな話を切り出したそうです。
『旦那が「人の下で働くのが嫌になったから仕事辞める」って言ってる。夫婦でカフェやりたいらしい。どう思う?』
なんと旦那さんはこれまでの経験を生かして転職するのではなく、全く未経験の飲食業で独立開業を目指すとのこと。イメージしているのはこだわりの豆で淹れたコーヒーや料理を出すおしゃれなカフェだそうです。ママにも共同経営者になってもらい、マイホームを持つために貯めていたお金でお店を開く……。旦那さんに思いがけない計画を持ちかけられてママは戸惑ってしまいました。
このママは長らく飲食業界で働いており、副店長を任されるまでになっていたため、ママが協力すればこの提案はあながち現実不可能というわけでもなさそう。自分たちでカフェを開店するのも悪くないかもと、ママの気持ちも揺れているようですが……。あなただったら旦那さんのこの言葉をどう思いますか?
独立開業は大変。「人の下で働くのが嫌」という理由であればお勧めしない!?
世の中に素敵なカフェはたくさんありますし、自分の店を持って成功している経営者も大勢いることでしょう。しかし独立開業するのはそんなに甘くないはずと、トピックを読んだ多くの人は思ったようです。特にカフェを開きたい理由が「人の下で働くのが嫌になった」といった理由であればなおさら。「お店を開く方がもっと大変なはず」、「難しいお客さんも来るのに相手できるの?」などと、旦那さんが発したその言葉に多数のツッコミが入りました。
『人の下で働きたくない人が、接客業で成功できるわけないじゃん。そりが合わない上司より変なお客さんもいっぱい来るんだよ。無理でしょ』
『理由が不純な気がする。人の下で働くのが嫌な人が、接客とかできるのかな。人に指示されたりするのが嫌なんだよね?』
『人の下で働くのが嫌になった人が、接客できるのかな? もし何らかのクレームがあったら頭下げられるの? まさか、そういうことはすべて妻に丸投げするつもりかな?』
『旦那は裏方だとしても、そのうち接客しなきゃならない場面が絶対出てくるよ。おかしなお客さんが来ちゃったら女性じゃどうにもならないことがある。無理だって。今以上に責任が出て頭下げなきゃならないのに。分かってないよね、人の下で働くのが一番楽だってことが』
『飲食業って開店してから10年後も残ってるお店が3%しかないという話もあるよ。誰かの下で働くのが嫌だっていうような生半可な気持ちでは難しいよね。本気で目指しても潰れちゃう方が多いのに』
よりによってカフェ!?飲食業のなかで特に経営が難しいと教えてくれる人も
旦那さんは日頃から自分が飲むコーヒーにはこだわっていて、豆から選んで自分で挽いて淹れていました。そのため独立開業するのであればカフェにしようと思いついたようです。しかしママたちのコメントによると、飲食業のなかでも特にカフェ経営は難しいのだそう。開店してもなかなか採算が取れないと教えてくれる声もありました。
『カフェって回転率とか客単価とか考えたら、一番素人が手出したらいけないジャンルな気がする』
『お金にすごく余裕があって、趣味程度にやっていくならそれでもいいと思うけど。本気でカフェで利益取りたいならナシかな』
『カフェで長続きしてるのは、自社ビルを所有してる人や自宅を改装した人。店を出すにも場所が良ければ家賃高いし、カフェは客単価安いから赤字になる方が多い』
『貯金を全部食いつぶしてもいいなら、3,000万あれば小さいカフェ10年くらい経験できるよ。利益生みたいなら話は別だけど。立地もメニューも原価計算も全部必要だし。最近じゃカフェもよっぽどの魅力ないと無理でしょ』
『子どもも自立してて、あとは夫婦二人で悠々自適な生活というのなら何とかいけるかもね。これから子どもにお金かかる、家も買いたい、とかならカフェは厳しいんじゃないかな』
身近に飲食業で成功している人がいます!背中を押してくれる経験談も
一方、親族に飲食経営をしている人がいたり、経営者の話を聞いたことがあるという人からは、その成功の様子を教えてくれるコメントもありました。お店の経営には人によって向き不向きがあるとのこと。もし旦那さんが向いていると思うのならば、どこまで自分のセンスが通用するのかチャレンジしてみるのも悪くないかもしれませんね。
『私の兄も飲食業で独立したよ。焼き鳥店やってるけど年収800万以下になったことないって。向き不向きがあるから、夫婦で納得してるならいいんじゃない?』
『いいんじゃない? うちの旦那も昔、独立した。今じゃ年商が億超えてるよ』
『脱サラして農業したり、カフェやペンション経営したりしてるご夫婦もたくさんいるもんね』
『テレビで見たんだけど、有名なステーキチェーン店の社長も、独立した理由が同じ「人の下で働くのが嫌だから」だったよ! シンプルすぎてびっくりした。億を稼ごうと思ったら経営センスはいるけどね』
『私がよくいくカフェは常に繁盛してる。地方だけど田舎過ぎない場所で、カップルからママさんグループ、若い男性、中高年マダムの常連さんまで予約でいっぱいみたい。デザートや料理が美味しいことが必須条件。あとはセンスかな。経営は向き不向きがあるから』
開店するとしたらまず何から?夢の実現のために旦那さんがするべきこととは
ちなみに旦那さんは飲食業に関しては未経験のため、具体的な知識やノウハウは全く持っていないようです。それならば自分で開業する前にどこか他のお店で修業することが必要だ、と教えてくれるコメントもありました。まだ夢を語っているだけの段階ならば、その間に現実の厳しさを実感するかもしれません。あえて修業期間や資格取得などの条件を出し、旦那さんがどのくらい本気なのか試してみるのも良さそうです。
『最低限、必要な資格取ったり、各所に許可を取ったりする必要があるよね。旦那さんはできるの? まずはそこからだよね』
『豆を買って自分ちで挽いて飲んでるコーヒー好きさんなんて、世の中にいっぱいいるよね。それだけで開店できるとは思えない。まずはせめて、経営も味もバッチリな他のカフェに修行しに行ったら?』
『何年か旦那さんをバリスタのいるカフェで修業させる。それからどうするか決めても遅くないと思う』
『少なくともどこかへ修業に行かないとね……。うちの近所でも自宅を改装してカフェやってるところがある。一年持たず潰れたところもあれば、それなりに繁盛してるところもあるから絶対無理とは思わない。でも立地とか内容はかなり精査しないとね』
旦那さんが突然言い出した、夫婦でのカフェ開店という驚きの提案。トピックを読んだママたちはその理由に少々呆れつつも、事前に知っておくべき情報や具体的なアドバイスをたくさん寄せてくれました。夫婦でよく話し合って、明るい未来を切りひらいていけるといいですね。
文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ
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