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「休みの日くらい休ませて」という旦那。ママが専業主婦だったら我慢すべきなの?

ママスタコミュニティに悩みを投稿してくれたママは、3歳と7歳の子どもをもつ専業主婦です。専業主婦といっても、なかなか慌ただしい毎日を送っている投稿者のママ。

小学生を送り出したあとは幼稚園に送りに行きます。幼稚園役員の仕事や小学校PTA活動をこなし帰宅。諸々の家事を済ませて昼食をとっているといつの間にか子どものお迎えの時間になってしまいます。おやつを与えて習い事(ほぼ毎日あるのだそう)に行かせ、お風呂、夕飯、明日の準備に寝かしつけ……と、あっという間に1日が終了。もちろんお昼ご飯を食べたり、子どもが寝た後での自由時間はありますが、たまにはのんびり時間を気にせずゆっくり休みたい……と思うのだそう。しかし待ちにまった週末の現実はというと……

『休日は旦那に「休みの日くらい休ませてよ~」と言われます。「休みの日にしっかり休まないと、また仕事頑張れないよ」と言われてしまうと、何も言い返せません。「私も休みたい!」と言うと、「子どもたちが学校や幼稚園に行ってる間、休めるでしょ?」と言われます』

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確かに平日仕事で頑張っていると、当然その疲れをとるのは週末です。自分も働いている頃は、週末の休みが楽しみだったことでしょう。旦那さんの言い分も分かるという投稿者のママ。しかし仕事が休みの日は「自分の休日」として寝てばかりだという旦那さんを横目に、それだったら私はいつ休めば良いの……? 「専業主婦」の休みについてママスタコミュニティでは激論が飛び交います。

旦那さんの言い分は分かる!働いている人を労ってあげて

『旦那が休みの日はたまにお出掛けやちょっとチビ見てくらいはあるけど、出来る限り休ませてあげたい気持ちもあるよ。だって旦那に体でも壊されたらそっちの方が悲惨でしょ?』

『共感はできるけど実際休みの日に休まないと、次の週が本当辛いのは事実。専業主婦の「休みたい」とはまた種類が違う』

『主婦が大変じゃないとは言わないけど、外で働く旦那の方が大変なのは分かる。だから休日くらい休みたいって当然の意見だと思う』

専業主婦の大変さも分かるけれど、あくまで主婦の仕事のベースは「ホーム」である我が家。外で働く旦那さんは、平日のほとんどを「アウェイ」の環境の中で頑張っています。下げたくない頭を下げ、神経をすり減らして家族のために一生懸命働いてくれているのです。そんな中での待ちにまった休日。のんびりさせて欲しいと言うのは、別に間違っていないし、まずはそんな疲れている旦那さんを労うべきなのでは……? と意外に手厳しいママたちの声が目立ちます。

専業主婦なら、「休み」を確保するのも自分次第なんじゃない?

『確かに「主婦」というより「家事」には休みがないよ。でも専業でしょ。なら子どもたちが登校、登園するまえから上手に家事をこなせば日中の時間は作れるはずよ』

『みんなと同じ休日に休みたいなら、平日に作り置きなどで食事の支度しなくていいようにしておく。休日前の夜には洗濯しちゃうとか寝る前にさっとクイックルワイパーで掃除しとくとか、工夫次第で休日に家事はしなくてよくなるよ?』

『今日は家事を手抜きしようとか、今日はランチに行こうとか、コンビニでスイーツを買って来るとか、夜ごはんを惣菜にするとか。自分で工夫してリフレッシュしないと。自分の機嫌は自分で取るんだよ』

さらに専業主婦であれば「休み」は自分で作るもの! なんていう辛辣なコメントも。自分のさじ加減で、ある程度の仕事量を調節できるのも専業主婦の良いところです。疲れたな、休みたいな……と思ったときは、思う存分「手抜き」をして自分を甘やかし、エネルギーをチャージするのがおススメのようですよ。「手抜き」をした後にしわ寄せがくるのも、自分なんですけどね(笑)。それでも楽できた分、また前向きに頑張れるのではないでしょうか?

子どもがいない時間は「休憩」。時間に縛られない「休日」が欲しいって悪いこと?

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一方で専業主婦のママたちからは、こんなコメントが……。

『学校行ってる間は休みってそういうことじゃないんだよね。なんかさ、自由な時間のようでそうじゃない。子どもたち帰ってくるまでに何をしなくちゃとかタイムリミットがあるんだよね。ゆっくりしたら後からバタバタするし……。たまには 朝から好きにしていいよって日が欲しくなるよ』

『主婦とか母親って、今日は1日休みです! って日がないもんね。子どもが学校行ってる数時間っていってもその間も家事はあるし。今日は本当に何もしなくていい! って日がほしくなる時あるよー』

『休みの日さえない主婦なんだよね。だからそういう風に言われるよモヤモヤしちゃう気持ち、分かる。「育児と家事の合間に休めてるからそれでいいだろ、俺は働いてるんだ!」じゃないよね。それは単なる休憩時間。丸1日休みたいのは主婦も同じ』

『専業主婦だって、たまには朝から晩まで1日何もしないで休みたいって思う時あるよね。家事育児って「手抜き」はできるけど、「やらない」とかないし。主婦業って休んでるように見えてガッツリ休んでない』

そう、投稿者のママの旦那さんが言っている「平日の日中休めるじゃん」は「休み」ではなく、キッチリ時間の決められた「休憩時間」なのです。身体を少し休めることはできるけれど、心までゆったり休むことはなかなか難しいというのが専業ママたちの本音なのかもしれません。

もちろん外で働く旦那さんに感謝もしているし、有難いと思っているという専業ママたち。しかし「仕事」には「休日」があるのに、なかなか目に見えて評価されにくい「主婦業」には「対価」もなければ「休み」もありません。これは専業主婦に限らず、「ママ」として家事、育児を担っている人にとっては同じこと。その点、兼業主婦であれば「私も外で働いているんだから休みが欲しい!」と声を大にして言えるところが、専業主婦であるとなかなか伝わりにくいのかもしれませんね。別に毎週じゃなくて良いんです。たまに……たま~に何もしなくても良い日が欲しいと望むことは贅沢なのでしょうか?

家事はともかく「子育て」は夫婦でするもの

休日はまったくのオフを貫く旦那さんに対し、投稿者のママは平日も休日もあまり変わらぬ日を過ごしているのだそう。それは大変ですね……。

『うちの旦那も似たようなこと思ってるだろうけど、「育児は夫婦で! 平日に育児出来ない分、週末お願い」を貫いてるよ。子どもと遊んでくれて、お風呂入れてくれるだけでも助かるよね』

『本来は休みの日くらいしかゆっくり子どもと過ごす時間がないんだから、家事はともかく子どもの相手はしてほしいよね』

『子育ては夫婦でしないとね。旦那さんが休みの日にママが家事を手伝ってって言ってるなら旦那さんが可哀想だけど、子どももお父さんと遊びたいよね』

「家事」は専業主婦である投稿者のママの仕事であっても、「育児」はふたりの仕事のハズ。旦那さんが休みの日に子どもの相手を少しでもしてくれるだけで、きっと投稿者のママの休日は、少し楽なものになるのではないでしょうか?

『専業主婦の立場も、旦那さんの立場も両方分かるから言えるけど、どちらの言い分も間違ってはない。結局は、お互いがお互いをどれだけ思いやれるかになってくるよね』

お互いがそれぞれで「自分の方が大変」アピールをし合っても、ぶつかり合うだけで何も良いものは生まれません。大変なのはみんな同じ。だからこそ自分の目に見えることのない相手の苦労を労い、いたわり合う気持ちが大切なのですね。

お互いの「思いやり」が少しずれてしまったことによって起こってしまった今回の件。投稿者のママからそれ以降の投稿はなく、どうのような解決を迎えたのかは分かりません。互いに歩み寄り、どうか投稿者一家の休日が、笑顔に溢れるものでありますように願っています。

 

文・渡辺多絵 編集・しのむ イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
旦那に「休みの日くらい休ませて」と言われることにモヤモヤ……