子どもを褒めすぎると「自己中」になるからやめてくれと旦那に言われたママの悩み
子どもに対して無意識に溢れでてしまう言葉ってありませんか? 「可愛いね」とか「上手だね」とか「すごい!」とか、その時々によって言葉は変化しますが、子どもを褒める言葉って勢いよく出てしまうものです。しかしその言葉が意図せず「多すぎる」と旦那さんからクレームが入ったとしたら……。今回ママスタコミュニティに寄せられたのは「子どもを褒めすぎる」ことに対し旦那さんからストップがかかってしまったママからのお悩みでした。
褒めすぎると子どもが「自己中」になる?
『あまり褒めると自己中になるからやめて、と旦那からいわれてしまいました』
投稿者さんのお子さんはまだ9か月になったばかりとのこと。何かできれば「可愛いね」「上手だね」などの褒め言葉が思わず出てしまうママのお気持ちはよく分かります。しかし、旦那さんにしてみると子どもは褒めすぎると自分が一番だと思い込むようになってしまうと考えているようです。挙句の果てには、このままでいいのか保健センターなどに行って相談をしてくるようにとまで言われてしまいました。
子どもを褒めることについて考えるママたち
投稿者さんとしては、子どもを褒めすぎているという感覚はなかったそうで、旦那さんの意見には驚きを隠せなかったそうです。褒めすぎといっても、おむつ交換のときに足を延ばして換えやすい体勢になってくれたときや、おっぱいを上手に飲んでいるとき、タッチが上手にできたときなど、日常の中の些細な嬉しいことや、可愛い仕草に「かわいい」と声掛けをしているだけだったと話しています。自然と出てしまう言葉を我慢することに投稿者さんは疑問を感じています。
9か月ぐらいならまだ大丈夫じゃない?
『まだオムツはいておっぱい飲んでるような子だよね? 好きなだけ褒めていいと思う』
『授乳やオムツ交換してる時期ってまだ褒められてる自覚ないから自己中にならないと思うよ』
投稿者さんのお子さんがまだ9か月ということで、このぐらいの子どもに対してなら褒めすぎるぐらいに声掛けをしても大丈夫では? という声が寄せられました。ママがいつもニコニコと嬉しそうに自分に何か言ってくれていれば、赤ちゃんも安心するのでないでしょうか。しかし投稿者さんの旦那さんは今の段階から褒めすぎると、お子さんの後々の人格形成に関わると主張しているそうです。
『旦那さんは褒めるとおだてるがごっちゃになってるとか?』
『褒めることと自己中になるのは違う。自己肯定感が高くなるし褒めまくっていいと思う』
『たーくさん褒めてあげてほしい! すきよ、投稿者さんの子育て』
中には旦那さんが「赤ちゃんに焼きもちを焼いているのでは?」なんて意見も飛び出しましたが、ママスタコミュニティに集まったママたちは9か月という今の段階では褒めすぎることに対しては、あまり問題がないのではという意見を寄せていました。むしろどんどん褒めてあげてと投稿者さんを応援する流れになっていました。
褒めるときは褒める、叱るときは叱る。メリハリが重要
『ダメなことしたときにはちゃんと叱ってれば大丈夫でしょ』
『悪いことをしたら叱れば大丈夫。叱る機会は今後いくらでもあるよ』
年齢に関係なく、褒められるときには大いに褒めて、よくないことをしたらきちんと叱る。この二つをきちんと行いメリハリをつけて子どもに関わっていれば問題はないのかもしれません。子どもが大きくなるにつれ、手放しに褒めてあげるばかりではなくなっていくので、今は思い切ってたくさん褒めてお子さんに刺激を与えてあげることもおすすめです。ポジティブな言葉や笑顔は自然と子どもにも伝わりますので、育児が楽しくなるようなコミュニケーションを取れている投稿者さんの現状は素敵だなと筆者は感じました。
もう少し大きくなったら子どもに掛ける言葉が変化する
『可愛いなぁ 可愛いねぇと小3の娘に 毎日のようにいってるよ。ただ 勘違いしないように「母さんが親バカでいってるんだからね」とはいってる』
このママのご意見すごくよく分かります! 筆者も子どもに対し褒め言葉をいうときは「調子に乗らないように!」と釘をさす意味で言葉を付け加えることも。年齢が上がれば「調子にに乗ってはいけない」ことを言葉で伝えることもできるので、フォローとして言葉を付け足すこともおすすめです。いつまでも手放しで褒めてあげられればいいのですが、褒めるというのはなかなか難しいものですよね。子どもが大きくなるにつれ、褒め言葉も褒め方も変化していきますので、今は我慢せずに存分に褒めてあげる育児でも構わないような気がします。
パパと話し合いながら褒め方について考えてみることも一つの手
なんでもかんでも褒めていると、子どもが自己中になってしまったり天狗になってしまうのではというパパの心配する気持ちもよく分かります。そこでパパと相談して今後の育児に備えた「褒め方」を考えたり話し合ってみてはいかがでしょう? ただ「可愛い」と褒めるのではなく、具体的に褒めてあげるようにしてはいかがでしょう。子ども自身も漠然とした褒め方をされるよりも、具体的なことをあげた上で褒められた方が分かりやすくて嬉しいかもしれません。
褒め言葉を上手に使って子どものやる気を引き出そう
「つみきが上手に積めた」「ご飯を食べるときにこぼさずに食べられた」「お友だちにおもちゃを貸してあげられた」のように、できたことを言語化して伝えてあげることで、子どもも「自分は何ができて褒められたのか」ということを理解します。するとまた次もがんばろうと思えるようになるかもしれません。褒めることで子どものやる気を引き出す方法についてパパに相談してみてはいかがでしょう? 今後の育児にもきっと役に立つ価値ある話し合いになると思いますよ。
文・櫻宮ヨウ 編集・横内みか
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