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住宅ローンは10〜15年で返済!?マイホーム購入時に考えたいポイントとは

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家族が増えると考え始めるのがマイホームのこと。マイホームを買うのか買わないのか、もし買うとしたらどれぐらいの価格帯の家を検討するのか、そしてどんな場所を選ぶのがいいのかなど、多くのママたちが悩む問題ですよね。

そこで「お金」にまつわる悩み相談やマネーカウンセリングを行い、全国各地でお金に関する講演を行ってきた資産運用のプロフェッショナル田口智隆さんに、家を買う際に考えておきたいポイントを伺いました。

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マイホームを買うのと、賃貸に住み続けるのはどちらがおトク?

駅などにある住宅情報誌のフリーペーパーなどで、家を買うのと借りるのとはどちらがいいのかという話がよく出ていますよね。これは永遠に解決しない話だと思います。買う方が明らかに得ならみんな買いますしその逆もあるわけで、どちらかが得なら迷うことはありません。重要なのは何に重きをおくかで、どちらの方がご自身の家庭に適しているかということです。

家を買うか迷ったら、収入の増減を予想する

もし僕が、家を買った方がいいのかを相談されたら、今の時代はいろいろ変化が起こったときにフレキシブルに対応しやすいことに重きを置いて考えた方がいいと答えます。買うとなった場合、住宅ローンを組むとなると、今組めたとしても今の収入が返済期間中含めてまったく変わらないことは少ないのではないでしょうか。自分たちの親が35年ローンを組んでいたときと、今から35年ローンを組む人とでは違います。70を超えた親世代では、高度成長があって、終身雇用があってという時代でしたが、今は正社員で入ったとしても新卒の会社で退職までいる人も少ないし、キャリアアップやキャリアチェンジしていく人が多い。また、キャリアチェンジをする際に、やりたい仕事ができて収入が上がるなら問題ないですが、やりたいことと収入が正比例していかない場合もありますよね。仮にやりたい仕事が出てきて収入が下がるときに、ローンを組んでしまっていては難しい。賃貸であれば、収入が下がったとしても引っ越して家賃が安いところに変えることができますよね。家を買うときは、収入の増減を予想するということが一つ考えられます。

家族構成の変化も視野に入れて

また家族構成の変化というのも考えた方がいいでしょう。だいたい家を買うときは夫婦と子ども一人ぐらいでマイホームという話になりますよね。その後、子どもが増えることも考えられます。子どもがいるときに必要な家と、子どもが独立して夫婦だけになったときに必要な家は違います。また、親世代は離婚に抵抗がありましたが、今は離婚なども珍しくないので、一生住むという家をそのときの人数で固定して買ってしまうのは臨機応変ではないかもしれません。

自然災害についても考えておく

もう一つ考えられるのは自然災害についてです。東京も含めて、学者の方が向こう30年以内に大きな地震がくる地域があるとおっしゃっていますよね。もし災害が起こったときに住み続けられる環境ならいいのですが、住宅ローンを抱えて家を所有していると、ローンの残債があるので引っ越すのが難しい。賃貸であれば、土地に愛着があったとしても災害で住めなくなったとなれば、少し離れたところや田舎に一旦帰るということも可能です。いろんな変化に対応しやすいので、まず考えるなら賃貸でいいのではないかと考えます。

購入するなら10年から15年でローン返済できる物件価格がオススメ

もし仮に住宅を購入するなら、物件を購入する際の頭金は物件価格の半分ぐらい用意するか、もしくは住宅ローンの返済を35年ではなくて10年から15年で返済できるほどの物件価格がオススメです。不動産屋さんに言うと全然違うことを言われますけどね。なぜ10〜15年なのかというと、見通せる期間だと思うからです。35年後の金利がどうなっているかはわかりませんよね。また、35歳で購入して35年返済というと70歳で返済完了です。70歳のときの収入が35歳の収入と同じということはなかなかありません。

自分では賃貸がいいと言っていますが、僕は中古マンションの一括現金買いをしました。住宅ローンがなければ、もしくはローンが極めて少なければ、マンションが住めなくなったとしてもローンの返済がないので、住み替えるには問題がないのです。

購入する際には、売れるか貸せるかという目線で物件を選ぶ

マンションを買うとしたら、万一自分が住めなくなったときに、売れるか貸せるかという目線で物件を選ぶ必要があります。戸建てというのは最初に住む人のこだわりが出るので、次に買う方が買いづらいかもしれません。つまり売りづらいということです。マンションは新築だと価格的に高いですが、中古マンションであれば価格も下がり物件数も今は多いです。内装は自分で自由にできるので、中古マンションを安く買って、こだわる方は内装をこだわればいいのです。

家を購入する時期は定年後もアリ

家を買う時期ですが、一つの買い方としては、子どものいる間は賃貸で、子どもが独立してから50〜60代で買うというのもありなのではないかと思います。定年すれば職場との距離感なども考えなくてもよくて、住みたいところに買うことができます。離婚のリスクも少ないかもしれないし。買うタイミングが遅くなっているので、ローンを組みづらいというのもあるのですが、住宅購入資金もたまっていると思います。子どもが小さいうちは賃貸で広めの部屋を借りて、子どもが独立してから夫婦に合った広さの家を購入するのもいいと思います。

家を購入する場所は、ママ目線で選ぶ

家を買うときは、売りやすい、人に貸しやすい場所に買うといいと話しましたが、ファミリーの場合は、売りやすい、人に貸しやすいとなると、職場に近いことよりも、子育て環境がいいところが一番。家を買おうと言い始めるのはだいたい奥さん側です。子どもにとっていい環境というのは女性が選ぶことが多いので、旦那さんは決定権はあまりないかもしれません。お母さん目線で見ると、学校などの教育だったり、ショッピングモールが近いといった買い物のしやすさだったり、病院などが近いなど、若者が選ぶ街とは違いますよね。お母さん目線で選んだ子育てに適している街であれば住みたいと思う人がいるので、売るにも貸すにも困ることはないと思います。

取材、文・山内ウェンディ 編集・木村亜希

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